秋の夜長は大人の気分で、シックなジャズはいかがでしょうか?ジャズもスタンダードものから、現代の先鋭的なジャズまでいろいろありますが、“中秋の名月”に似合うとなれば、“月(Moon)”をテーマにしたスタンダード。まずは、“私を月に連れてって”と歌われる「Fly Me To The Moon」。ジュリー・ロンドンやアストラッド・ジルベルトなどでもお馴染みですが、ここは現在のトップ女性ジャズ・シンガー、ダイアナ・クラールで。「Moon River」「How High The Moon」の定番曲を男性シンガーで聴くのもオツなもの。メル・トーメは『Swingin' On The Moon』という“月”をテーマにしたアルバムまで作っています。続いては、むせび泣くサックスが情緒たっぷりのベン・ウェブスターで「Blue Moon」。再び、女性ジャズ・シンガーに戻ってビリー・ホリデイの「I Wished On The Moon」を。震えがくるような名唱です。ここからはチョット趣向を凝らして、酔いどれ詩人のトム・ウェイツの「Grapefruit Moon」と、ル・クプルのボーカルだった藤田恵美の清らかな歌声をつなげてきくのもなかなか素敵・・・。 <選曲者:MC.E.T.>
プロフィール:OnGen編集者。主に洋楽を担当。ラジオ「全米TOP40」を聞き、洋楽にのめりこむ。学生時代に伝説のロック喫茶「ブラックホーク」に入りびたり、マニアックな音楽に目覚める。得意分野は、70年代ロックやシンガー・ソングライター、南沙織など。