| グラム以降の“モダン・ポップ”の覇者として、大傑作「アヴァロン」で知られる「ロキシー・ミュージック」の“歌うダンディズム”ことブライアン・フェリー。ゆらめくような歌唱方と自分自身に恍惚とするようなボーカル・スタイルは、彼独自の摩訶不思議な境地。しかし、作品においてはナルシズムに陥ることなく、ソウルを基調にした黒人音楽を内包しながらも、あくまでも都会的でスタイリッシュな美しいナンバーを聴かせている。ソロ作品としては、85年のアルバム「ボーイズ・アンド・ガールズ」が傑作。なまめかしく、心を揺さぶるようなけだるいサウンドと低音ボイスは、現在でも人気だ。 |