| 90年代半ば、ディアン・ジェロが19歳の時に全曲の作詞作曲、演奏、プロデュースまでを手がけた「ブラウン・シュガー」が、ありきたりのR&B界に革命を巻き起こすショッキングなデビュー・アルバムだった。プリンスを筆頭にマービン・ゲイ、スティービー・ワンダーらの影響を巧みに織り込んだ彼のサウンドは、生楽器によるディープな演奏にささやくように繊細なファルセット・ボイスで、美しくも生々しいグルーブが導き出される。特に、ゴスペルの影響を受けた「Higher」は、大編成のゴスペル聖歌隊とスケールの大きなコード進行でアルバムのベスト・トラックとなっている。 |