| 日本のフォーク・シーンを引っ張り続けてきたカリスマ的シンガーソングライター。その歯に衣着せぬ物言いと男気あふれる人柄で各界から兄貴分としても慕われている。しかし、そんな外面的なイメージとは裏腹に、松山が得意とする歌世界は、女性の立場にたって恋愛を歌ったものが多く、感傷的でドラマチックなバラードこそが彼の独壇場ともいえる世界。透明感のある中世的なボイスにこれでもかとヴィブラートを効かせた繊細な歌唱法も特徴的だ。メロディ・メーカーとしての才能も特筆もので、「季節の中で」(78年)、「恋」(80年)、「長い夜」(81年)などスタンダードとなる数々の名曲を生み出している。 |