一味ちがうポップ・パンク!深みを増したイエローカードの新作! ポップ・パンク・ロック旋風の煽りも手伝い、2003年発売のメジャー・デビュー作で、通算4枚目のフル・アルバムとなった『Ocean Avenue』(2003年)収録の珠玉チューン「Way Away」で、ここ日本でも一躍人気バンドとなったのが、このイエローカードだ。生誕地こそアメリカ南部フロリダ州ジャクソンヴィルながら、現在メンバーの多くはカリフォルニア州ロサンゼルスや、サンタ・バーバラ在住だ。そんな彼らの通算7枚目の最新フル・アルバムが、この『Paper Walls』だ。前フル・アルバム『Lights And Sounds』(2005年)完成後に参加したリード・ギタリスト、ライアン・メンデスの正式デビュー作でもある。
イエローカードの活動歴はすでに10年を超すなど長い。結成時からのメンバーはもうLP(ロンギニュー・パーソンズV/ds)と、ショーン・マッキン(violin,vo)の2人しか残ってない上に、かつての中心メンバーの1人だったベン・ハーパー(g/現アンバー・パシフィック)も脱退、代わって途中参加のライアン・キー(vo,g)がフロントに立ち、楽曲面&サウンド面のイニシアチヴを握るまでになっている。インディーズ時代の卒業作品となった5曲入りEP『THE UNDERDOG EP』(2002年)発売後に初来日し、先日のフジロック参戦までの間に計5回も日本の地を踏むなどすっかりお馴染みだ。“出世作”となったのは冒頭に記した『Ocean Avenue』で、本国だけで200万枚以上売れる大ヒット作となり、ダブル・プラチナ・アルバムに認定された。続く『Lights And Sounds』は本国でこそセールス的に精彩を欠いたけど、逆に日本では『Ocean Avenue』より好セールスをマーク、『Paper Walls』も好調な滑り出しを見せている。
彼らのサウンドは、ショーンのバイオリン・プレイをフィーチャーした、パンクやオルタナティヴ・ベースのロックだ。楽曲それぞれの表情がより豊かになり、深みも増したのが『Paper Walls』で、前にも増して印象度が強く、さらに自信にも満ちあふれた“イエローカード節”を満喫させてくれる作品だ。アップ・テンポでノリのイイ「The Takedown」「Fighting」「Five Becomes Four」「Cut Me, Mick」や、リード・シングル「Light Up The Sky」、ややカントリー&ウェスタン調の「Dear Bobbie」、そして女声合唱コーラスと、バイオリンによって奏でられる美麗メロディがクライマックスを演出するタイトル・チューン「Paper Walls」と佳曲揃いだ。
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