群を抜いてカッコよかったアメリカン・ハード・ロック・バンド、モントローズ!
いきなり冒頭から手前味噌な話で恐縮だけれど、オリジナル活動期のモントローズは当時、自分のもっとも好きなアメリカン・ハード・ロック・バンドのひとつだった。重心を低くし、ドライヴ感も十分に放ちまくるそのサウンドは当時の自分を熱くさせ、とことんのめり込ませた。今もなおたまに彼らの音楽を聴くと、「当時のロニー・モントローズに一度でもいいから会いたかった」と思うほどだ。
バンド名のとおり、モントローズはロニー・モントローズ(g)のリーダー・バンドだった。エドガー・ウィンター、ボズ・スキャッグス、ヴァン・モリソンなどの名うてのアーティストとのセッション・ワークで名を知られ、腕も磨いたロニーがモントローズを結成したのは、今から34年も前の'73年のこと。そして同年、かのテッド・テンプルマンがプロデュースした『Montrose』(邦題:『ハード★ショック!』)でデビューした。この後もコンスタントに『Paper Money』('74年)、『Warner Bros. Prsents Montrose』('75年)、『Jump On It』('76年)と3作品を発売し、作品ごとに精力的にツアーも行ったけれど、残念ながらヒットらしいヒットを生むことなく解散を迎える。'87年に再結成し、『Mean』('87年)を発売するけれど、やはり聴くのならオリジナル活動期の作品に限る。上記したサウンドの源部分となるロニーの当時類を見なかったユニークなリフ・ワークと、粘りのあるソロ・ワークは群を抜いてカッコいい。初期2作品でのサミー・ヘイガー(vo)の熱唱ぶりや、ビル・チャーチ(b)とデニー・カーマッシ(ds)のどっしりとしたリズム・ワークも聴き所のひとつだ。そのメンバー名からもわかるように、モントローズは後に多方面で活躍するアーティストも多数輩出している。サミーはモントローズ脱退後にソロ活動をしばらくやってからヴァン・ヘイレンのフロントマンになったことは有名だし、デニーは後にハートの一員となり、後期ドラマーのジェイムズ・コタックは後にキングダム・カム〜MSG〜スコーピオンズと渡り歩いている。今回もし、このモントローズを聴いて気に入ったら、'79年発売のロニーの初ソロ作『Open Fire』(邦題:『未来への天授』)と、モントローズ再結成前にやっていたスペーシーなハード・ロック・バンド、ガンマの3作品は絶対にチェックだ。
最後も手前味噌な話で締めくくらせていただく。実ははるか昔にやっていたバンドで、このモントローズの「Rock The Nation」や「I Got The Fire」や「Twenty Flight Rock」、そして「Black Train」をコピーしていた(笑)。
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