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ヘヴィ・ロックの王者!デビュー作を凌ぐ衝撃!!

現在、来日中のコーン。昨年初頭のソニマニ参戦で久方ぶりの来日を果たしたけど、単独来日としては実に8年ぶりとなる。ツイン・ギター・チームの片割れ、ヘッドが脱退したことは先刻承知のとおり。長年苦楽をともにし、音楽的貢献度も高かったヘッドの脱退は確かにバンド編成的には痛手となったけど、4人編成のままで制作された、この新作『See You On The Other Side』ではまるでヘッド不在を逆手に取るような革新的かつ斬新なアプローチや作風を聴かせ、これまでのファンをアッと驚かせると同時に、今もなお“音楽的野心”が旺盛なところを堂々見せつけた。心配された最新ライヴも、GrindHouseBlogの3月20日に書き込まれたように、非常に嗜好を凝らしたもののようだ。
この『See You On The Other Side』は、コーンにとって通算7枚目の最新スタジオ録音作だ。プロデューサーの人選からして新しい試みで、ヒラリー・ダフやリズ・フェアほかとの仕事で知られるポップ音楽畑出身者ザ・マトリックスやアティカス・ロス、そしてジョナサン・デイヴィス(vo)の共同作業作だ。多くの人に長く親しまれ、愛されてきた、あの、ある種の“コーン節”はそこここで健在ながら、作品全体を貫くのは大胆なまでに成長、進化、発展を遂げた、“新たなコーンとしてのあり方、方向性”だ。実験的手法も随所で繰り広げられる一方で、これまで以上にフィールディー(b)とデイヴィッド・シルヴェリア(ds)による変則ビートが強く自己主張するようになり、ジョナサンも前例がないほどよく歌っている。ダンサブルな展開も多く、初期の名曲「Blind」や「A.D.I.D.A.S.」をやっていた頃の彼らは、もはやこの作品にはない。かつて彼らは「デビュー作『Korn』は最高傑作だ。これ以上のものは、自分達には作れないかもしれない」と言っていたことがある。まさにそのとおりなわけだけど、その後の時代の移り変わりや、それに伴う音楽的トレンドの変遷を踏まえて言うなら、この『See You On The Other Side』はデビュー作に勝るとも劣らないだけの意義と重みを持ち、聴く人達に衝撃を与える作品だと思う。
コーンのデビューから早くも12年の歳月が流れた。同じ頃デビューした数多のヘヴィ系バンドの殆どが消えた。だけど彼らは見事サーヴァイヴし、次なる音楽的チャプター&レベルにすら到達している。ここが、彼らが凄いバンドだと言われる所以の一つだ。
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