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総合TOP > お役立ちインデックス > OnGenアーカイブス > 有島博志のロック道 > 2006.02.01 ザ・フー

有島博志のロック道
今回のPICK UP:ザ・フー『My Generation - The Very Best Of The Who』
『My Generation - The Very Best Of The Who』
TRACK LIST
いまも感服させられる“音楽的先鋭性の凄さ”

もう、だいぶ前の話だ。それこそ20年前とか、30年前とかぐらいの。音楽専門誌で“欧米ではビッグなのに、日本ではまったく無名のアーティスト/バンド特集”みたいな企画が組まれると“常連組”だったのが、かのマルチ・プレーヤー、トッド・ラングレンと、“UKロックの元祖、象徴的バンド”とまで言われる、このフーだ。あのビートルズやローリング・ストーンズと“同期”ながらも、作品を重ねる度に音楽的領域を広げ、その度にロック・シーンに問題を提起した、先鋭的バンドながらも、また“モッズ”というカルチャーの“先導者”ながらも、全盛期にここ日本では正当に評価されることはなかった。それを如実に物語るように、彼らが来日したのは2004年夏に開催された野外フェスティバル“The Rock Odyssey”参戦が初めてだった。'64年に結成、'82年に解散。'85年に“Live Aid”出演のために一夜限りの再結成を果たし、即解散。そして、その7年後の'89年に再結成。それから15年後に実現した、あまりにも遅過ぎる初来日だった。
  ロジャー・ダルトリー(vo)、ピート・タウンゼント(g,vo)、ジョン・エントウィッスル(b)、キース・ムーン(ds)という顔ぶれで最盛期にあった頃の彼らは、とにかく“武勇伝”の多いバンドだった。ピートとキースによるギターやドラムをブッ壊すという破壊的なステージング、耳栓なしじゃ見ていられないくらいの大爆音をはじめ、キースの奇行ぶりは特に有名だったし、'79年12月にアメリカの中西部オハイオ州シンシナティー公演で観客による大暴動が起き、11人が圧死するというロック史上最も悲惨な事故も起きている。そして、そのキースが'78年9月7日、ドラックの過剰摂取により急死している。
 とても音楽制作に対して貪欲なバンドで、ソロや再結成後のものも含めると、残されてきた作品群は膨大な数に上る。個人的に彼らの大ファンだった、というわけではなかったけど、“問題作”と言われれば聴き、節目節目でも彼らの音楽に触れてきた。今も時折、『Tommy』('69年)、『The Who Live At Leeds』('70年)、『Who's Next』('71年)、『Quadrophenia』('73年)、『Odd And Sods』('74年)、『Who Are You』('78年)などをラックより引っ張り出してきては、懐かしがりながら、その“音楽的先鋭性”の凄さに感服させられる。特に『Tommy』は、グリーン・デイが『American Idiot』を制作するに当たり、ビリー・ジョー・アームストロング(vo,g)を大きく突き動かした作品としても知られる。この機会に、ぜひフーを聴くことをお勧めしたい。

プロフィール 有島博志
東京都出身。US/UKのモダンロックを中心に日本のマーケットへと紹介するロック・ジャーナリスト。
長くフリーランスとしてロック界にて活躍してきたが、2000年ロック・メディア『GrindHouse Magazine』を立ち上げパブリッシャーに。現在でも“現場”を常に尊重し、リアルなシーンを多くのロックキッズへ伝えていくことを信念とし、活動を続けている。その幅は執筆/ラジオDJ/クラブDJと多岐に渡る。
主な解説書執筆はレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン/レッド・ホット・チリ・ペッパーズ/グリーンデイ/スリップノット/マリリン・マンソンなど。
GrindHouse Webサイト
ニュース
・有島博志&Grind Houseスタッフがモダンロック&目黒区最新情報をお届け!?
Grind House Blog 祐天寺激音録」がスタート!
・有島博志のスペシャル選曲もお届け!USEN440/SOUND PLANET・BF-30「メロコア(グラインドハウス)」絶賛放送中。





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  今日は祝日であったわけでありますが、天気があまりよくなかったこともあってまた家でダラダラしておりました(金欠ということもあるのですが・・・^^;)。昼食も作るのが面倒なの…
  トラックバック時刻:2006年11月23日 22時19分



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