本国やアメリカ、そして日本などの活動で得た自信と、精力的にツアーを行うことで身に付けたさらなる力の賜物だろう、本作でFFAFの音楽は完全に次レベルに達している。絶叫スクリームを極端なまでに抑えるなどして“スクリーモ色”を減退させるも、マット・デイヴィスのヴォーカルに印象度の高いメロディ、そしてクオリティがアップした楽曲を、ラウドでダイナミズムに溢れたサウンドの中でデフォルメさせることで、前よりさらに“FFAFらしさ”を強く主張することに成功している。ラウドでヘヴィながら、ヴォーカルとメロディと楽曲が、聴く者の“琴線”に触れるという、実に理想的な成長&進化作と言える。今年11月に東/名/阪を巡演するパッケージ・ツアー“Taste Of Chaos Tour”参戦で3度目の来日を果たすのも楽しみだ。