総合TOP > お役立ちインデックス > OnGenアーカイブス > 音楽と人 POWER PUSH!! > 07/04/25 RIZE
今から10年前。育った環境が似ていた幼なじみ2人が、日頃のストレスを発散するべくスタジオに入ったところからスタートしたRIZEは、2000年8月にシングル「カミナリ」でデビューし、きわめて順調にキャリアを築いてきた。が、今から3年前。渡米を決意しロスに移住したものの、その半年後に〈TIME OUT〉宣言がなされ、バンドは事実上の解散状態となった。その後、無事活動を再開し、自らのレーベル〈TENSAIBAKA RECORDS〉を立ち上げ、4thアルバム『SPIT&YELL』を発表するも、アルバムリリース・ツアー後に約5年間苦楽を共にしてきたベースのU:ZOが脱退─と、波乱含みの様相となる。そして、新ベーシストとしてドラムの金子ノブアキの実弟であるKenKenが加入し、ようやく本格的にロックの最前線に復帰したRIZE。 自己との対峙を余儀なくされた前作『SPIT & YELL』から約1年7ヶ月ぶりにリリースされた最新アルバム『ALTERNA』は、新生RIZEとして発表する初めてのアルバムであることはもちろん、〈RIZE完全復活〉を力強くアピールする作品となった。 先に発表されたhideの名曲「ピンクスパイダー」のカバーの際、スーパーバイザーとして迎えたINAが、バンドとともにプロデューサーとして名を連ねる本作。RIZE流へヴィロックから、ピースフルな空気に満ちたミディアム・ナンバー、そして新鮮な味わいのメロディックなロックチューン等々、さまざまな表情を見せる幅広いサウンドを圧倒的な演奏力と表現力で聴かせてくれるのだが、何よりもこのアルバムから強く感じるのは、JESSE、金子ノブアキ、NAKA、KenKenという4人のあいだに流れている開放的なヴァイヴスだ。渡米以降に起こった出来事による、喪失感や挫折感を乗り越えた彼らが、自分たちがなぜ音楽をやっているのか?なぜRIZEをやっているのか?ということを実感し、より前向きに、より力強く音を鳴らし、会話している。まさに人間同士の繋がりのなかから生まれ出る〈バンド・サウンド〉というものがここにはある。それは、『ALTERNA』リリース以降に行われたツアーのステージでも十二分に伝わってきた。もともとバンドとしてのスキルの高さには定評があったRIZEだが、4人の人間から発せられる鉄壁のグルーヴと開放的なヴァイヴスによって、会場は否応なく熱く盛り上がり、バンドが真の意味で再生したことを祝うかのようなハッピーな空気に満ちていたのだ。 今年で結成10周年を迎えることとなったRIZEの、『ALTERNA』からはじまる新たなストーリーに期待は高まるばかりだ。そう、間違いなく4人は、ロック最前線に戻ってきた。RIZEの音楽に触れるのは、今だ。 平林道子
ロック最前線への完全復帰を高らかに告げるアルバム、それが『ALTERNA』だ。
今から10年前。育った環境が似ていた幼なじみ2人が、日頃のストレスを発散するべくスタジオに入ったところからスタートしたRIZEは、2000年8月にシングル「カミナリ」でデビューし、きわめて順調にキャリアを築いてきた。が、今から3年前。渡米を決意しロスに移住したものの、その半年後に〈TIME OUT〉宣言がなされ、バンドは事実上の解散状態となった。その後、無事活動を再開し、自らのレーベル〈TENSAIBAKA RECORDS〉を立ち上げ、4thアルバム『SPIT&YELL』を発表するも、アルバムリリース・ツアー後に約5年間苦楽を共にしてきたベースのU:ZOが脱退─と、波乱含みの様相となる。そして、新ベーシストとしてドラムの金子ノブアキの実弟であるKenKenが加入し、ようやく本格的にロックの最前線に復帰したRIZE。
自己との対峙を余儀なくされた前作『SPIT & YELL』から約1年7ヶ月ぶりにリリースされた最新アルバム『ALTERNA』は、新生RIZEとして発表する初めてのアルバムであることはもちろん、〈RIZE完全復活〉を力強くアピールする作品となった。
先に発表されたhideの名曲「ピンクスパイダー」のカバーの際、スーパーバイザーとして迎えたINAが、バンドとともにプロデューサーとして名を連ねる本作。RIZE流へヴィロックから、ピースフルな空気に満ちたミディアム・ナンバー、そして新鮮な味わいのメロディックなロックチューン等々、さまざまな表情を見せる幅広いサウンドを圧倒的な演奏力と表現力で聴かせてくれるのだが、何よりもこのアルバムから強く感じるのは、JESSE、金子ノブアキ、NAKA、KenKenという4人のあいだに流れている開放的なヴァイヴスだ。渡米以降に起こった出来事による、喪失感や挫折感を乗り越えた彼らが、自分たちがなぜ音楽をやっているのか?なぜRIZEをやっているのか?ということを実感し、より前向きに、より力強く音を鳴らし、会話している。まさに人間同士の繋がりのなかから生まれ出る〈バンド・サウンド〉というものがここにはある。それは、『ALTERNA』リリース以降に行われたツアーのステージでも十二分に伝わってきた。もともとバンドとしてのスキルの高さには定評があったRIZEだが、4人の人間から発せられる鉄壁のグルーヴと開放的なヴァイヴスによって、会場は否応なく熱く盛り上がり、バンドが真の意味で再生したことを祝うかのようなハッピーな空気に満ちていたのだ。
今年で結成10周年を迎えることとなったRIZEの、『ALTERNA』からはじまる新たなストーリーに期待は高まるばかりだ。そう、間違いなく4人は、ロック最前線に戻ってきた。RIZEの音楽に触れるのは、今だ。
平林道子