ホーム > 特集 > リコメンド > 音楽と人 > 07/04/11 ストレイテナー |
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ストレイテナー『リニア』 2007 Release アルバム \1,500 トラック 各\150(税込) |
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今回は、椿屋四重奏とムック。まったくの異種格闘技戦に思われるかもしれないが、どちらも日本のロックにこだわり、シーンに染まらず、オリジナルを貫くスタイルは一緒。このガチンコ勝負が生んだ、圧倒的なライブの模様をお届けします。ラストではフロントマンが共演してのアコースティック・セッションも実現!
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熱狂もメランコリーもひとしく爆発させるギターロック。ストレイテナーはそのセンスとスキルを持っていて、そしてそれがとても高いレベルにある。2006年にリリースされたアルバム『Dear Deadman』は、そういう意味での彼らのひとつの到達点である。ラウドで、熱くて、クールで、メランコリックで、美しい。これらすべての要素が研ぎ澄まされたうえで渾然一体となって渦巻いている。当然非常に高い評価を得た作品であるし、ライブでの強さも圧倒的だった。このアルバムでストレイテナーは、ギターロックバンドとして、そしてライブバンドとして揺るがぬ地位を獲得したのだ。
だからこそ、この最新アルバム『リニア』には驚かされる。
シングルとしてもリリースされた「TRAIN」をはじめとしていくつかの熱いアッパーチューンがこのアルバムを力強く牽引しているので、それまでのイメージを根本的に裏切った問題作というようなものでは決してないのだが、通して聴けば、ホリエアツシ(ボーカル&ギター)のメランコリーとクールネスを、今までになくむき出しな形で感じ取ることができる。それはエレクトロニカをはじめとした、これまで彼らのギターサウンドを下支えしていたアプローチが、とても大胆に前面に押し出されていることが大きい。
先にも書いた通り、彼らは既に高い評価を受け、ライブバンドとして大きな人気を集めているのだ。言うまでもなく、その場所からから一歩踏み出すというのは、それなりの勇気が必要だ。そして、この場所じゃあまだまだ満足できない。もっとデカい存在になろうという野心がなきゃいけない。さらに、自分たちはどう変わっていけるのか、どこまで変わっていけるのか?とワクワクしてなきゃいけない。
とても熱い曲もあるし、とても静かな曲もある。しかしどの曲にもストレイテナーの勇気と野心と好奇心がほとばしっている。それがこのアルバムの最大の魅力なのだ。
ロックバンドのダイナミックな変化と成長というものを、今もっとも大きなスケールで見せてくれているのはストレイテナーかもしれない。
柳 憲一郎