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ストレイテナー『リニア』
ストレイテナー『リニア』
2007 Release
アルバム \1,500
トラック 各\150(税込)


ストレイテナーの勇気と野心と好奇心が生み出した傑作アルバム『リニア』

熱狂もメランコリーもひとしく爆発させるギターロック。ストレイテナーはそのセンスとスキルを持っていて、そしてそれがとても高いレベルにある。2006年にリリースされたアルバム『Dear Deadman』は、そういう意味での彼らのひとつの到達点である。ラウドで、熱くて、クールで、メランコリックで、美しい。これらすべての要素が研ぎ澄まされたうえで渾然一体となって渦巻いている。当然非常に高い評価を得た作品であるし、ライブでの強さも圧倒的だった。このアルバムでストレイテナーは、ギターロックバンドとして、そしてライブバンドとして揺るがぬ地位を獲得したのだ。

だからこそ、この最新アルバム『リニア』には驚かされる。
シングルとしてもリリースされた「TRAIN」をはじめとしていくつかの熱いアッパーチューンがこのアルバムを力強く牽引しているので、それまでのイメージを根本的に裏切った問題作というようなものでは決してないのだが、通して聴けば、ホリエアツシ(ボーカル&ギター)のメランコリーとクールネスを、今までになくむき出しな形で感じ取ることができる。それはエレクトロニカをはじめとした、これまで彼らのギターサウンドを下支えしていたアプローチが、とても大胆に前面に押し出されていることが大きい。

先にも書いた通り、彼らは既に高い評価を受け、ライブバンドとして大きな人気を集めているのだ。言うまでもなく、その場所からから一歩踏み出すというのは、それなりの勇気が必要だ。そして、この場所じゃあまだまだ満足できない。もっとデカい存在になろうという野心がなきゃいけない。さらに、自分たちはどう変わっていけるのか、どこまで変わっていけるのか?とワクワクしてなきゃいけない。

とても熱い曲もあるし、とても静かな曲もある。しかしどの曲にもストレイテナーの勇気と野心と好奇心がほとばしっている。それがこのアルバムの最大の魅力なのだ。
ロックバンドのダイナミックな変化と成長というものを、今もっとも大きなスケールで見せてくれているのはストレイテナーかもしれない。

柳 憲一郎

雑誌「音楽と人」最新号
雑誌「音楽と人」 表紙画像
5月号表紙・巻頭:Mr.Children
定価 690円(税込)
Mr.Children、山中さわお(the pillows)、甲本ヒロト&真島昌利(ザ・クロマニヨンズ)、チャットモンチー、スピッツ、ELLEGARDEN、浅井健一、福山雅治、スガ シカオ、Dragon Ash、Salyu、MO’SOME TONEBENDER、ENDLICHERI☆ENDLICHERI、後藤まりこ(ミドリ)、TOSHI-LOW(BRAHMAN)、安部コウセイ(スパルタローカルズ)、安部コウセイ(スパルタローカルズ)×藤田 勇(MO’SOME TONEBENDER)、中村一義&池田貴史(100s)、星野英彦(dropz)、アヒトイナザワ(VOLA & THE ORIENTAL MACHINE)、THE RODEO CARBULETTOR、Base Ball Bear、勝手にしやがれ、JiLL-Decoy associationLOONIE、コヤマシュウ&マツキタイジロウ(SCOOBIE DO)×向井秀徳(ZAZEN BOYS)、YUKKE(ムック)、Superfly、峯田和伸(銀杏BOYZ) ほか

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9012737001Y30005
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9012737002Y30007
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