LUNA SEAが終幕を告げたのが2000年の11月8日。
もうあれから6年が経つのか、と改めて思う。
現在も5人はそれぞれの形で音楽活動を続けているが、その充実度はともかく、あの頃以上の輝きを掴めているか、といえばそうではないように感じる。やはり彼らは、バンドとしてとても強力な魔法をかけていたのだ。
ここに挙げたアルバム『LUNACY』は、オリジナルとしては実質的に最後のアルバムとなったものだが、全体的にずっしりと重く、シングルとなった「TONIGHT」以外は地味な印象が強い。しかしその完成度はとてつもなく高い。それは、タイトルをバンド名に(それも結成当初につけていたスペル)したことからもわかるように、これが最後になるかも、というある種の覚悟を、全員が意識として持っていたからなのだろう、と思う。DJ KRUSHをフィーチャリングした「Sweetest Coma Again」のヘヴィなグルーヴ、「gravity」の刹那さ漂う繊細さ、生音のみで作り上げた圧倒的なバラード「Crazy About You」。そのすべてが、どこか内に向いているのだ。いわば聴き手を意識したというよりも、メンバーの顔だけを見ているような、そんな感じなのだ。
そしてそれが結晶となって顕れたのが、11月8日、終幕が発表された日にリリースされたシングル「Love Song」である。SUGIZOの手によるこのナンバーは、バンドへの思いを強烈に描いたものだ。タイトルそのまま、そこには圧倒的な愛情があふれている。
このアルバムとシングルは、今聴いてもまったく色褪せない。もう形にならないものであるがゆえに、ここまで美しさを感じられるのか、とも思うが、やはりこれは、5人がこのバンドに対して、強烈な思いと愛と、それゆえの憎しみも含めて、圧倒的な感情を注ぎ込んでいたからなんだろう。
再結成などはまるで望んでいない自分だけれども、こういった名曲が、埋もれていくことだけは残念でしょうがない。聴いて、バンドとはこういうことなんだという、その真髄を感じてほしいと心から思う。
そして11月8日がまたやってきた。
●完全無料パソコンテレビGyaO 3ch音楽にて、雑誌『音楽と人』主催のライブ・イベント『MUSIC & PEOPLE EXTRA!』を9月29日より放送開始!
今回は、椿屋四重奏とムック。まったくの異種格闘技戦に思われるかもしれないが、どちらも日本のロックにこだわり、シーンに染まらず、オリジナルを貫くスタイルは一緒。このガチンコ勝負が生んだ、圧倒的なライブの模様をお届けします。ラストではフロントマンが共演してのアコースティック・セッションも実現!
LUNA SEAが終幕を告げたのが2000年の11月8日。
もうあれから6年が経つのか、と改めて思う。
現在も5人はそれぞれの形で音楽活動を続けているが、その充実度はともかく、あの頃以上の輝きを掴めているか、といえばそうではないように感じる。やはり彼らは、バンドとしてとても強力な魔法をかけていたのだ。
ここに挙げたアルバム『LUNACY』は、オリジナルとしては実質的に最後のアルバムとなったものだが、全体的にずっしりと重く、シングルとなった「TONIGHT」以外は地味な印象が強い。しかしその完成度はとてつもなく高い。それは、タイトルをバンド名に(それも結成当初につけていたスペル)したことからもわかるように、これが最後になるかも、というある種の覚悟を、全員が意識として持っていたからなのだろう、と思う。DJ KRUSHをフィーチャリングした「Sweetest Coma Again」のヘヴィなグルーヴ、「gravity」の刹那さ漂う繊細さ、生音のみで作り上げた圧倒的なバラード「Crazy About You」。そのすべてが、どこか内に向いているのだ。いわば聴き手を意識したというよりも、メンバーの顔だけを見ているような、そんな感じなのだ。
そしてそれが結晶となって顕れたのが、11月8日、終幕が発表された日にリリースされたシングル「Love Song」である。SUGIZOの手によるこのナンバーは、バンドへの思いを強烈に描いたものだ。タイトルそのまま、そこには圧倒的な愛情があふれている。
このアルバムとシングルは、今聴いてもまったく色褪せない。もう形にならないものであるがゆえに、ここまで美しさを感じられるのか、とも思うが、やはりこれは、5人がこのバンドに対して、強烈な思いと愛と、それゆえの憎しみも含めて、圧倒的な感情を注ぎ込んでいたからなんだろう。
再結成などはまるで望んでいない自分だけれども、こういった名曲が、埋もれていくことだけは残念でしょうがない。聴いて、バンドとはこういうことなんだという、その真髄を感じてほしいと心から思う。
そして11月8日がまたやってきた。