総合TOP > お役立ちインデックス > OnGenアーカイブス > 音楽と人 POWER PUSH!! > 06/02/22UP ムック
01.ガーベラ >>試聴 02.メディアの銃声 >>試聴 03.白日 ※ ※印の楽曲は現在OnGenでは取り扱っておりません アーティスト詳細へ
ムックは昨年リリースされたアルバム『鵬翼』で、その殻を確かに破った。 もともと彼らは、濃いメイクで武装してはいたが、絶望と不信の渦の中、心を閉じていただけなのだ。懺悔、そして怒り。誰もの心に眠ってる、もやもやして表に吐き出せない、そんな気持ちを歌にしてくれるバンドだった。彼ら自身、本当に苦しかったから、自然とそういう歌になって言ったのだ。永遠に満たされることなんてないと思っていた心が、だんだんと溶け出して、繋がることを求め始めた。 そう、暗かったりネガティヴだったり、そんな歌はわからないからもがいているのだ。彼らは歌にすることで、生きてく答えを少し見つけたのだろう。愛は必要だよ、と、さらっと言葉に出来るようになった。そう、どんなに苦しんでるヤツだって、人を傷つけてるヤツだって、そんな自分を救ってくれる何かをずっと待っているんだ。 『鵬翼』はそんな思いがはじけた傑作だった。それを引っさげたライブ・ツアーを廻り、さらに心を開いていった彼らが形にしたのがこの「ガーベラ」である。 非常にシンプルで、ストレートなラブソングである。始まりを告げる声がする。メロディの強さが際立ち、より幅広い聴き手に伝えようとする意思が見える。閉じたまんまじゃ何も始まらない。もともとそうだったからこそ、その辛さや苦さは痛いほど知ってる。そんな彼らが伝えようとしたさらなる強い意思。このシングルにあるのはそれだ。 6月には日本武道館での公演も決定し、海外での評価も高まっている。そうなりつつあるのも、彼らが確かなものを手にしようとしているからだ。自分たちの楽曲の向こうに、確かな存在の、あなた、がいることを、リアルな心で感じているからなのだ。 そしてそれは、生きてる証、なのである。