総合TOP > お役立ちインデックス > OnGenアーカイブス > 音楽と人 POWER PUSH!! > 06/01/25UP ザ・ブルーハーツ
01.人にやさしく >>試聴 02.僕はここに立っているよ >>試聴 03.英雄にあこがれて >>試聴 04.1985 >>試聴 05.チェインギャング >>試聴 06.青空 >>試聴 アルバム詳細へ アーティスト詳細へ
昨年末、THE HIGH-LOWSが活動休止を発表した。いろいろな憶測も飛び交ったけれど、たぶん、再開までにはしばらく時間がかかるだろう。ただ、ファンのほとんどが願っているのは、ヒロトの横にはマーシーが、マーシーの横にはヒロトが居てほしい、ということだ。ザ・ブルーハーツ結成から20年近く経つ。その時間のほとんどをバンドで共にしてきたこの二人の絆は、絶対的なものを聴き手に感じさせてくれていたのだ。 もうほとんどの人が知っているであろうが、そんな二人の初期の楽曲群がこれだ。みずみずしく、圧倒的に純粋で、そして青い。しかし何より大切なのは、彼らがロックンロールを心の底から大好きで、夢は叶うと本気で信じていたからこそ、その歌が胸に響いた、ということだ。パンクがどうとか優しいとか、そんなものどうでもいいのだ。彼らの歌はただただ、憧れだけに終わらせなかった強さがもたらしたものなのである。 例えばバンドをやっているとする。ロックスターになりたいという。じゃあその夢は叶うんだよ。でも、ロックスターになりたいなら、他に何もいらねえよな? 金も、女も、家も、友達も、名誉も、家族もいらねえはずだ。そうやって初めて、夢、というのは叶うのだ。でも生活が…とかいうバカは、豆腐にぶつかって死んじまえ!(「ダンスナンバー」)ということだ。思いの強さが夢を現実にする。夢は夢じゃないんだぜ。でも夢ってそんな簡単なもんじゃないよ。ブルーハーツはそういうことを教えてくれたバンドだったのだ。そして、そういう思いを抱えた二人が出会ったから、このバンドは奇跡だったのだ。僕のいちばん好きなエピソードは、ある日、ヒロトが『イージーライダー』を観ようと、池袋の名画座に行ったときの話だ。まだデビューもしてなかった二人は一緒に住んでいたのだけれど、ヒロトが笹塚から歩いて向かっていると、池袋で偶然マーシーに出会うのだ。「何してんの?」「ん? 映画観てきたんだ。イージーライダー」 もう偶然じゃなく、彼らは必然の中に生きているんだと思う。だから早く活動を再開してほしいのだ。そこで鳴らす音はもう、間違いなくロックンロールだ。 というわけで僕はマーシーの手による「チェインギャング」を聴いたらいつも泣きます。
昨年末、THE HIGH-LOWSが活動休止を発表した。いろいろな憶測も飛び交ったけれど、たぶん、再開までにはしばらく時間がかかるだろう。ただ、ファンのほとんどが願っているのは、ヒロトの横にはマーシーが、マーシーの横にはヒロトが居てほしい、ということだ。ザ・ブルーハーツ結成から20年近く経つ。その時間のほとんどをバンドで共にしてきたこの二人の絆は、絶対的なものを聴き手に感じさせてくれていたのだ。
もうほとんどの人が知っているであろうが、そんな二人の初期の楽曲群がこれだ。みずみずしく、圧倒的に純粋で、そして青い。しかし何より大切なのは、彼らがロックンロールを心の底から大好きで、夢は叶うと本気で信じていたからこそ、その歌が胸に響いた、ということだ。パンクがどうとか優しいとか、そんなものどうでもいいのだ。彼らの歌はただただ、憧れだけに終わらせなかった強さがもたらしたものなのである。
例えばバンドをやっているとする。ロックスターになりたいという。じゃあその夢は叶うんだよ。でも、ロックスターになりたいなら、他に何もいらねえよな? 金も、女も、家も、友達も、名誉も、家族もいらねえはずだ。そうやって初めて、夢、というのは叶うのだ。でも生活が…とかいうバカは、豆腐にぶつかって死んじまえ!(「ダンスナンバー」)ということだ。思いの強さが夢を現実にする。夢は夢じゃないんだぜ。でも夢ってそんな簡単なもんじゃないよ。ブルーハーツはそういうことを教えてくれたバンドだったのだ。
そして、そういう思いを抱えた二人が出会ったから、このバンドは奇跡だったのだ。僕のいちばん好きなエピソードは、ある日、ヒロトが『イージーライダー』を観ようと、池袋の名画座に行ったときの話だ。まだデビューもしてなかった二人は一緒に住んでいたのだけれど、ヒロトが笹塚から歩いて向かっていると、池袋で偶然マーシーに出会うのだ。
「何してんの?」
「ん? 映画観てきたんだ。イージーライダー」
もう偶然じゃなく、彼らは必然の中に生きているんだと思う。だから早く活動を再開してほしいのだ。そこで鳴らす音はもう、間違いなくロックンロールだ。
というわけで僕はマーシーの手による「チェインギャング」を聴いたらいつも泣きます。