総合TOP > お役立ちインデックス > OnGenアーカイブス > 音楽と人 POWER PUSH!! > 05/11/24UP J
01.Commencement >>試聴 02.Die for you >>試聴 03.Resist bullet >>試聴 04.alone >>試聴 05.Stoned step(Interlude) >>試聴 06.Same pain Same night >>試聴 07.Lost >>試聴 08.Twisted dreams >>試聴 09.Perfect World >>試聴 10.Deaden(Interlude) >>試聴 11.Route 666 >>試聴 12.Heaven >>試聴 13.Decode(Interlude) >>試聴 14.Gabriel >>試聴 15.Recommencement >>試聴 アルバム詳細へ アーティスト詳細へ
バンド終幕からちょうど1年。満を持してリリースされたJのセカンド・アルバムである。 もともと彼は、97年、バンドがまだ続いていた頃、ソロ・アルバムを1枚リリースしている。その『PYROMANIA』は、彼自身のキャラクターを軸に、初期衝動をそのままパッケージした、非常にアグレッシブな作品であった。しかしそれはやはり、いろんな意味で<バンド>を軸にしたものであり、正式な<ソロ1作目>としては、この『BLOOD MUZIK』となるだろう。 この作品にあるのはただひとつ、テンション、だ。高い緊張感がすべてを支配している。それはバンドの終幕を迎え、悲しんでいたファンに対する責任感から来るものであった。 彼はいつも自分をそこに、ファンと同じ目線に置いていたところがある。ゆえにその関係性に重きを置いた。リリースを急ぐのではなく、まずライブを行なった。<FIRE WIRE>と名づけたその一連のライブには、彼がプロデュースした ユージーンという女性ロック・ボーカリストや、発掘してきた新人バンド、さらには元ガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガンのバンドLOADED、元セックス・ピストルズのスティーヴ・ジョーンズ、THE CULTといったとんでもないメンツが参加した。それは単に好きなバンドを寄せ集めたわけではなく、心から信頼できる仲間を集めた結果、であった。そういう心の繋がりを、この頃は必要としていた。バンドの終幕に彼自身が傷ついていたところもあったのだろう。確かなものをそこに求めた。 この一連のライブは成功した。それを踏まえて突入したレコーディングにおいて、そういう関係性がテーマになってくるのは当然の成り行きであった。「alone」や「Same Pain,Same Night」「lost」といった、彼の心情がそのまま出てきたものもあれば、そのヘビィさをバネとしてパワフルに生み出された「Twisted Dreams」や「Gabriel」は、今もライブでおなじみのアッパー・チューンだ。もともとの資質もそうだが、アメリカのグランジなどのシーンに強く影響を受けたサウンドであり、日本では異質を放っている。同時に終幕で行き場を失ったファンや自分の思いも引き受けているため、高いテンションの中にも、どこかヘビィな印象は残る。しかしこれこそが彼自身の核にあるものであり、タイトルを『BLOOD MUZIK』とした所以だ。 決して生き方は上手くない。むしろ世渡りが下手な部類に入るだろう。しかし、自分を信じたファンへの誠実な思いを、そして憧れているロックへの思いを、自分の音に昇華したそのストイックな姿勢がサウンドに表れている。彼と交わした強い絆は、たぶん永遠に、僕らの心に残っている。
バンド終幕からちょうど1年。満を持してリリースされたJのセカンド・アルバムである。
もともと彼は、97年、バンドがまだ続いていた頃、ソロ・アルバムを1枚リリースしている。その『PYROMANIA』は、彼自身のキャラクターを軸に、初期衝動をそのままパッケージした、非常にアグレッシブな作品であった。しかしそれはやはり、いろんな意味で<バンド>を軸にしたものであり、正式な<ソロ1作目>としては、この『BLOOD MUZIK』となるだろう。
この作品にあるのはただひとつ、テンション、だ。高い緊張感がすべてを支配している。それはバンドの終幕を迎え、悲しんでいたファンに対する責任感から来るものであった。
彼はいつも自分をそこに、ファンと同じ目線に置いていたところがある。ゆえにその関係性に重きを置いた。リリースを急ぐのではなく、まずライブを行なった。<FIRE WIRE>と名づけたその一連のライブには、彼がプロデュースした ユージーンという女性ロック・ボーカリストや、発掘してきた新人バンド、さらには元ガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガンのバンドLOADED、元セックス・ピストルズのスティーヴ・ジョーンズ、THE CULTといったとんでもないメンツが参加した。それは単に好きなバンドを寄せ集めたわけではなく、心から信頼できる仲間を集めた結果、であった。そういう心の繋がりを、この頃は必要としていた。バンドの終幕に彼自身が傷ついていたところもあったのだろう。確かなものをそこに求めた。
この一連のライブは成功した。それを踏まえて突入したレコーディングにおいて、そういう関係性がテーマになってくるのは当然の成り行きであった。「alone」や「Same Pain,Same Night」「lost」といった、彼の心情がそのまま出てきたものもあれば、そのヘビィさをバネとしてパワフルに生み出された「Twisted Dreams」や「Gabriel」は、今もライブでおなじみのアッパー・チューンだ。もともとの資質もそうだが、アメリカのグランジなどのシーンに強く影響を受けたサウンドであり、日本では異質を放っている。同時に終幕で行き場を失ったファンや自分の思いも引き受けているため、高いテンションの中にも、どこかヘビィな印象は残る。しかしこれこそが彼自身の核にあるものであり、タイトルを『BLOOD MUZIK』とした所以だ。
決して生き方は上手くない。むしろ世渡りが下手な部類に入るだろう。しかし、自分を信じたファンへの誠実な思いを、そして憧れているロックへの思いを、自分の音に昇華したそのストイックな姿勢がサウンドに表れている。彼と交わした強い絆は、たぶん永遠に、僕らの心に残っている。