銀杏BOYZ、レミオロメン、百々和宏(MO'SOME TONEBENDER)、POLYSICS、ウエノコウジ(Radio Caroline)、上中丈弥(THEイナズマ戦隊)、矢野絢子、UNDER THE COUNTER、ART-SCHOOL、トルネード竜巻、スピッツ、ケイタク、昼海幹音、てるる...、AURORA、ROSSO、ゆらゆら帝国、山崎まさよし、FAKE?、森山直太朗、AIR、Theピーズ、清木場俊介、SATOち(ムック)、つばき、堂島孝平、高野 哲(nil)、柳田久美子、キャプテンストライダム、THE BOOGIE JACK 定価 680円(税込)
Radio Carolineは、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのウエノコウジ(ベース)と、ガレージパンク・バンドとして名を馳せたギョガンレンズのメンバーだったVIOLETSのPATCH(ボーカル&ギター)、そしてマージービーツを基調としたロックンロールバンド、THE NEATBEATSの楠部真也の3人により、2003年1月に結成された。もともと呑み仲間であるところから始まっているが、同年10月にTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTが解散し、活動が本格化する。
それぞれの音楽性を探ってみると、微妙に近いようで離れている。その3人が集まってどんな音を鳴らすのかと興味津々だったが、基本はシンプルなロックンロールだった。しかしPATCHのボーカルは、言うなれば<ミスター・ガレージ>。強烈にガレージ色が押し出されたものとなった。
ファースト・アルバムの『DEAD GROOVY ACTION』。この作品のテンションは凄かった。全10曲40分強を、フルスロットルで駆け抜ける。ボーカル&ギター、ベース、ドラム、その3ピースがまったく遠慮しない。ブイブイそのテンションを上げてぶつかり合う。しかしそれが主張し合わないでバランスがとれているのは、お互いへの信頼感が抜群に高いからであろう。極めてオーソドックスな作りでありながら、非常に強烈な印象を残したのは、その部分が大きい。
そして彼らはライブを繰り返し、さらにそのグルーブを上げていく。そしてバンド意識も、今まで以上に強くなっていく。新作『ALL-OUT』はその結晶である。前作にあるその荒々しいテンションを維持しながら、その音作りにも配慮を重ね、さらに強烈なバンド・サウンドを手にした。5曲目の「TIME」では楠部がボーカルをとっており、更なる広がりを感じさせた。あとこの時期から、彼らは事務所を設立し(名前が<hit or miss>。ダムドの曲名から取ったもの)、バンドとして腹をくくったテンションがそこかしこから感じられるようになった。
『ALL-OUT』。タイトルもまさに<出し切った><等身大の>という意味だ。しかしここでいう<等身大>は普通の意味とは違う。自分の中で、できることをフルテンまでやりきって、マックスに出し切った先の、等身大、だ。アツく、全力でカマしたロックンロール。ただそれだけだ。でもそれがカッコいいのだ。そんなバンド、なかなかいやしないのだ。