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総合TOP > お役立ちインデックス > OnGenアーカイブス > 音楽と人 POWER PUSH!! > 05/09/14UP RIP SLYME


音楽と人 POWER PUSH !!
RIP SLYME『グッジョブ!』
RIP SLYME『グッジョブ!』ダウンロード価格 各\150(税込)

TRACK LIST:
01. ステッパーズ・ディライト  >>試聴
02. 雑念エンタテインメント  >>試聴
03. One  >>試聴
04. FUNKASTIC  >>試聴
05. 楽園ベイベー  >>試聴
06. Tokyo Classic  >>試聴
07. BLUE BE−BOP  >>試聴
08. JOINT  >>試聴
09. HOTTER THAN JULY  >>試聴
10. Dandelion  >>試聴
11. GALAXY  >>試聴
12. 黄昏サラウンド  >>試聴
13. マタ逢ウ日マデ  >>試聴
14. UNDER THE SUN
15. MORE & MORE
16. STEPPER'S DELIGHT(TRICKY REMIX)※2

※の楽曲は現在OnGenでは取り扱っておりません。また、※2は初回限定版のみ収録となります。

アーティスト詳細へ

「ジャズよりスゥイング ロックよりハード エンカよりディープ ボサノバよりスマート  時にラテンのように情熱的」このリリックのように、すべての音楽をかるーく駆け抜けちゃう、ヒップホップという地平を切り開いた、特別な存在が彼らなのだ

1998年にリリースされたファースト・アルバム『Talk'in Cheap』。その2曲目「リセス・フェロウ」で、ゲスト参加したメロー・イエローKoheiが、こんなリリックでリップを紹介する。
<ジャズよりスゥイング ロックよりハード エンカよりディープ ボサノバよりスマート 時にラテンのように情熱的>
 有名なリリックだが、今聴いても、リップ・スライムを的確に表していると思う。

スチャダラパーやTOKYO NO.1 SOUL SETといった存在がメジャーシーンで認知され、ヒップホップという言葉が一般的になってきた90年代の終わりに表れた彼らは、明らかにどこか異端だった。ヒップホップという言葉にとらわれ、渾沌としたりもしくはコアに寄っていくグループが多い中で、もともとメロウな部分を強く持ったグループだった彼らは、飄々とそのフィールドを越えていった。メジャーでのファースト・アルバムとなった『FIVE』は、バック・トラックにキーボードやパーカッションを導入し、ポップなパーティ・チューンが並んだ。ジャケットには赤塚不二夫のキャラクターを起用し、そのポップさを強調する。今までどこにも存在しえなかったこのスタイルは、ヒップホップの新しいオリジナルであり、圧倒的な支持を得た。独特な個性を持った4人のMCと、トラック・メイカーとしてのFUMIYAの才能。これが大きなケミストリーを生んだのだ。
 さらに「One」が大ヒットし、一般的な認知を高めていく中、4MCのソロも収録された『TOKYO CLASSIC』は、そのエンタテイメント&バラエティ性の中に先人たちへのリスペクトが色濃くなされた。『TIME TO GO』は、それぞれの個性がより強く発揮され、それが同時に<リップ・スライムらしさ>を生み、ユルユルしたモラトリアムから抜けた強い意志がかいま見えた。そしてタイトルにも感じられるように、ある意味到達した『MASTERPIECE』。そして彼らが今『グッジョブ!』というベスト・アルバムをリリースしたのは当然の流れだったのかもしれない。

先日、RYO-ZとILMARIは、m-floのVERBALやNIGOらと共に<TERIYAKI BOYZ>で本格的に活動を開始。全米デビューが決定した。FUMIYAはこの夏、体調不良でグループを一時的に離れている。ヒップホップというスタイルにおいて、他のユニットに参加するのは別に特別なことじゃないが、リップ・スライムというグループへの距離が変わりつつあるのは確かだろう。しかし、先に書いたリリックのような、いろんなジャンルをスイーンと飛び越えちゃうフリーフォームなスタイルは、言うまでもないがリップ・スライムでないと出来ないものだ。彼らは、バンド、ではないが、5人で演ることで、そこにしかないオリジナルを生み出す。やはりリップ・スライムは、特別な存在であり、彼らにとっても特別な場所なのである。

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