総合TOP > お役立ちインデックス > OnGenアーカイブス > 音楽と人 POWER PUSH!! > 2004/12/15 黒夢
01. MASTURVATING SMILE 02. FASTER BEAT 03. SPOON & CAFFEINE 04. 後遺症 -after effect- 05. CANDY 06. 少年(screw mix) 07. TELL 08. ROCK’N’ ROLL 09. HELLO,CP ISOLATION 10. YA-YA-YA! 11. COWBOY 12. MARIA(screw mix) 13. KNEES TO BREAK 14. LAST PLEASURE
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このアルバムのリリース後、彼らは半年で合計112本に及ぶライヴ・ツアーを決行する。移動日を除いてほぼ毎日ステージに立っている計算だ。狂ってるとしか思えない。メンバーもスタッフも、そりゃ根をあげるだろう。しかしそうでもしないと、きっとバンドを続けていられなかったのだ。それを経て、年が明けた1999年の1月、ツアー(注:キャンセルになった分の振替公演)のファイナルで黒夢は無期限の活動停止を宣言する。そんなギリギリのバンド内におけるテンションが生み出したのがこのアルバムだ。
パンク、のイメージが強く前に出ていた前作『DRUG TREATMENT』とは異なり、いわゆるスカコア、メロコアといったサウンドの影響が窺える。激しさと攻撃性を増し、強烈な自我をまき散らす。大ヒットした「少年」や「MARIA」といったシングル曲のポップネスから、ホーンが導入されたスカの「HELLO,CP ISOLATION」、ひたすらワイルドに押しまくる「YA-YA-YA」に「LAST PLEASURE」。吐き捨てるようなヴォーカル。荒々しいギター。しかしそこには同時に、ヒリヒリした悲しみや切実な願いがにじみ出ている。
もともと黒夢は、いわゆるビジュアル系のカテゴライズからそのキャリアをスタートさせている。言い方は悪いが、そのサウンドはまるでカメレオンのように色を変えていった。ポップへ、ロックンロールへ、さらにパンクへ、そしてメロコアへ。サウンドに統一された部分はどこにもない。徐々にメイクは薄くなり、よりストリートな方向に深化を遂げ、そのファッションも含めたところで、清春は大きな支持を得た。しかしその胸に抱えた焦躁や不安は、どうしても満たされることはなく、前出のようにバンドは崩壊の道を歩んでいくことになる。そしてこの後、最後のツアーでサポートをつとめていたメンバーとSADSを結成するが、これも理想を描くことは出来ず、現在、清春はソロという道を歩んでいる。
彼の抱えた満たされないその暗い闇は、誰とも共有することができないものなのだ。それゆえバンドは失敗してしまうわけだが、そこに彼だけのオリジナリティが生まれていた。それがギリギリなところで揺れていたこのアルバムが、傑作であることは言うまでもない。危うく、そして激しくも孤独な1枚だ。
このアルバムのリリース後、彼らは半年で合計112本に及ぶライヴ・ツアーを決行する。移動日を除いてほぼ毎日ステージに立っている計算だ。狂ってるとしか思えない。メンバーもスタッフも、そりゃ根をあげるだろう。しかしそうでもしないと、きっとバンドを続けていられなかったのだ。それを経て、年が明けた1999年の1月、ツアー(注:キャンセルになった分の振替公演)のファイナルで黒夢は無期限の活動停止を宣言する。そんなギリギリのバンド内におけるテンションが生み出したのがこのアルバムだ。
パンク、のイメージが強く前に出ていた前作『DRUG TREATMENT』とは異なり、いわゆるスカコア、メロコアといったサウンドの影響が窺える。激しさと攻撃性を増し、強烈な自我をまき散らす。大ヒットした「少年」や「MARIA」といったシングル曲のポップネスから、ホーンが導入されたスカの「HELLO,CP ISOLATION」、ひたすらワイルドに押しまくる「YA-YA-YA」に「LAST PLEASURE」。吐き捨てるようなヴォーカル。荒々しいギター。しかしそこには同時に、ヒリヒリした悲しみや切実な願いがにじみ出ている。
もともと黒夢は、いわゆるビジュアル系のカテゴライズからそのキャリアをスタートさせている。言い方は悪いが、そのサウンドはまるでカメレオンのように色を変えていった。ポップへ、ロックンロールへ、さらにパンクへ、そしてメロコアへ。サウンドに統一された部分はどこにもない。徐々にメイクは薄くなり、よりストリートな方向に深化を遂げ、そのファッションも含めたところで、清春は大きな支持を得た。しかしその胸に抱えた焦躁や不安は、どうしても満たされることはなく、前出のようにバンドは崩壊の道を歩んでいくことになる。そしてこの後、最後のツアーでサポートをつとめていたメンバーとSADSを結成するが、これも理想を描くことは出来ず、現在、清春はソロという道を歩んでいる。
彼の抱えた満たされないその暗い闇は、誰とも共有することができないものなのだ。それゆえバンドは失敗してしまうわけだが、そこに彼だけのオリジナリティが生まれていた。それがギリギリなところで揺れていたこのアルバムが、傑作であることは言うまでもない。危うく、そして激しくも孤独な1枚だ。