総合TOP > お役立ちインデックス > OnGenアーカイブス > 音楽と人 POWER PUSH!! > 2004/10/20 AIR
01. daybreak 02. starlet 03. tell me more 04. liar 05. dog run 06. goldfish 07. one way 08. morning 09. the sea of a bed 10. bicyclist 11. I have a dream
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AIRは車谷浩司のソロ・ユニットとしてスタートしたバンドである。
もともとそこには、2つの側面があった。
パンク、という衝動と怒りに根を張った直情的でラウドなものと、自分の心の内面を底の底までえぐり出したミディアムで静寂感のあるものだ。前者は『wear off』『FREEDOM/99』といった作品に顕著であり、後者は『Usual Tone Of Voice』というアルバムに昇華された。
聴いてみればすぐわかるが、同一人物の作品とは思えないギャップがある。その両輪を持っているのがAIRの魅力だったし、どちらも確かに彼自身だった。それゆえにベースに渡辺等、ドラムに佐野康夫という、繊細かつダイナミックなプレイが可能なメンバーがバックを固め、どちらに行くにせよ、限界点まで振り切れようとした。でもその根っこにあったのは、両方とも圧倒的な孤独感、もっと言えば虚無、であった。それを見つめようとする姿と、抜け出そうとする姿、がそうさせたのだ。
このアルバム『one』は、そんな車谷が行き着いた、限りなく今の彼自身に生き写しな作品である。これまであった両輪をさらに昇華して、シンプルに、そして正直に心がこぼれおちた曲たちがここにある。「Tell me more」や「Starlet」といった曲たちに顕著だが、パーカッションやホーンが今まで以上に導入されている。それが決して過剰ではなく、自然に胸をつかむのは、彼がミュージシャンとして大きく成長した証であろう。
もともと自信がそんなにあったわけじゃない。才能にあふれていたわけじゃない。ただ何か、抜け出すにはこれしかないんだっていう思いだけは誰よりも強かった。今まではその思いや意識が前に出ていたけれど、もっとシンプルに自分を見つめたら、ただ音楽が大好きな自分の姿があった。このアルバムは、それだけ純粋でまっすぐなのだ。肩に力が入ってない。ただ自分を伝えたい気持ち。どちらを出すか、なんてどうでもいい。ただそこにある思いや夢を素直に音にのせることで、AIRは知らず知らずのうちに背負っていたものを降ろし、音楽が好きなんだ、ということを素直に表現することが出来たのだ。
静かなトーンの中にある彼の思いが胸をつかむ。車谷はAIRとしての活動の中で、確かなものを手にしたのだ。
AIRは車谷浩司のソロ・ユニットとしてスタートしたバンドである。
もともとそこには、2つの側面があった。
パンク、という衝動と怒りに根を張った直情的でラウドなものと、自分の心の内面を底の底までえぐり出したミディアムで静寂感のあるものだ。前者は『wear off』『FREEDOM/99』といった作品に顕著であり、後者は『Usual Tone Of Voice』というアルバムに昇華された。
聴いてみればすぐわかるが、同一人物の作品とは思えないギャップがある。その両輪を持っているのがAIRの魅力だったし、どちらも確かに彼自身だった。それゆえにベースに渡辺等、ドラムに佐野康夫という、繊細かつダイナミックなプレイが可能なメンバーがバックを固め、どちらに行くにせよ、限界点まで振り切れようとした。でもその根っこにあったのは、両方とも圧倒的な孤独感、もっと言えば虚無、であった。それを見つめようとする姿と、抜け出そうとする姿、がそうさせたのだ。
このアルバム『one』は、そんな車谷が行き着いた、限りなく今の彼自身に生き写しな作品である。これまであった両輪をさらに昇華して、シンプルに、そして正直に心がこぼれおちた曲たちがここにある。「Tell me more」や「Starlet」といった曲たちに顕著だが、パーカッションやホーンが今まで以上に導入されている。それが決して過剰ではなく、自然に胸をつかむのは、彼がミュージシャンとして大きく成長した証であろう。
もともと自信がそんなにあったわけじゃない。才能にあふれていたわけじゃない。ただ何か、抜け出すにはこれしかないんだっていう思いだけは誰よりも強かった。今まではその思いや意識が前に出ていたけれど、もっとシンプルに自分を見つめたら、ただ音楽が大好きな自分の姿があった。このアルバムは、それだけ純粋でまっすぐなのだ。肩に力が入ってない。ただ自分を伝えたい気持ち。どちらを出すか、なんてどうでもいい。ただそこにある思いや夢を素直に音にのせることで、AIRは知らず知らずのうちに背負っていたものを降ろし、音楽が好きなんだ、ということを素直に表現することが出来たのだ。
静かなトーンの中にある彼の思いが胸をつかむ。車谷はAIRとしての活動の中で、確かなものを手にしたのだ。