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総合TOP > お役立ちインデックス > OnGenアーカイブス > 富澤一誠のフォークが好き! > 2007/03/14 オフコース(3)

  vol.56   富澤一誠のフォークが好き!  
オフコース 「さよなら」
次のステップに進むために必要だった大ヒット、それが「さよなら」だった

1979年8月1日付をもって清水仁、松尾一彦、大間ジローがレギュラー・メンバーとなり、オフコースは正式に5人組となった。ここにおいて彼らは本当に自分のやりたい音楽を見つけたといっていい。それが凝縮されたのがアルバム『Three and Two』(10月20日発売)だった。そのアルバムは内容の良さから、発売されるやすぐにアルバム・チャートのトップにランクされてしまった。このとき、彼らは「いける」と確信した。いや、正確には「もうやれるはずだ」と思った。小田和正は述懐する。
「“さよなら”に関してはヒットさせたいんじゃなく、ヒットさせようと思った。ぼくたちはみんな長くやってきて、もはや今のところにとどまっているだけの時間はなかった。とにかく、次のステップに進みたいと思った。それにはぜひ大ヒットが必要だった」

  ヒット曲が欲しいという思いは、彼らの内部でさらに過熱した。しかもその過熱は沸騰寸前だった。そんな状態の中から自然と生まれてきたのが79年12月1日に発売された「さよなら」だった。「構想はだいぶ前からあった」と前置きして小田は語る。
「はじめ別れる歌はやめようと思った。それではじめの詞はハッピーエンドだった。しかしカラオケどりが終わって、歌入れのとき、サビの部分になるとどうしても自分の心の中で“さよなら”が出てしまう。何度くり返してもそうだった。そこでこれは“さよなら”を生かさなければと思って詞を全面的に書き直したんです」

  メンバー間の「さよなら」に対する印象はまちまちだったが、ひとつだけ一致していたのは“なんとかしたいという気迫”だった。その気迫が「さよなら」のヒットを生んだのだ。

 
オフコース 「さよなら」
TRACK LIST

オフコース
『i(ai)〜オール・タイム・ベスト〜』
2006 Release
ダウンロード価格
アルバム¥2,400(税込)
トラック \200(税込)

アーティスト詳細へ


   
   1951年、長野県須坂市生まれ。70年、東京大学文科V類に入学。その後、現状にあきたらず、大学を中退。71年、音楽誌への投稿を機に音楽評論活動に専念。現在、ジャパニーズ・ポップス専門の音楽評論家として、独自の人間生きざま論を投影させ、広く評論活動を展開。
 著書は、ベストセラーになった『松山千春──さすらいの青春』『さだまさし──終りなき夢』『俺の井上陽水』をはじめとして、『新宿ルイード物語』『俺が言う@』『俺が言うA』『フォークが聴きたい』『Mの黙示録 ミリオンセラーは教えてくれる』『フォーク名曲事典300曲』『フォーク検定』など全56冊。
 【WEEK-END PARTY〜forever young〜】(FM NACK5/毎週土曜深夜0時〜3時)【SPIRAL OF MUSIC】(TOKYO FM/毎週金曜夕方5時〜5時30分)【ミュージック・ゼミナール】(STAR digio/毎週土曜夜11時半〜0時)【DAY BREAK FRIDAY富澤一誠 青春のバイブル】(JFN系列27局ネット/第一金曜日深夜3時〜5時)などのプロデューサー&パーソナリティーとしても熱いメッセージを送り続けている。全国的ヒットとなった『MOTER MAN』のSUPER BELL"Zを始めとして、骨骨先生、K-SAMA☆ロマンフィルム、yumirose、ミス・ゴブリン、さくまひでき、熊猫xiongmaoなどのプロデューサーとして、新しい才能を発掘・育成もしている。と同時に、評論家生活を通じて収集した膨大な量のプレスシート、パンフレット、アナログレコードなどを展示した<MUSIC & ARTIST DATA BANK フォーク&ニューミュージック資料館>を2005年春より公開、エルダー・マーケットの開拓にも力を注いでいる。
ブログ公開中(http://tomisawaissei.blog72.fc2.com/)。




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