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総合TOP > お役立ちインデックス > OnGenアーカイブス > 富澤一誠のフォークが好き!> 2005/11/9 シュリークス

  vol.25   富澤一誠のフォークが好き!  
今回のPICK UP!>>シュリークス/イルカのうた
 
信じることの強さが生むチカラ
 

イルカは1969年4月に女子美術大学に入学した。女子美に入ったことが彼女の運命を決めた。というのは、そこで彼女の夫君でありプロデューサーでもある神部和夫と知り合うことになるからだ。
「私は女子美のフォーク・ソング・クラブに所属して、女の子3人で“奇々怪々”というグループを作っていました。そのクラブに当時、講師として教えにきていたのが彼でした。そのころ、彼は早稲田の学生で山田パンダさんなんかと“シュリークス”というグループを作って、プロとして活動していたんです。そうこうしているうちにシュリークスが解散することになって、一緒にやらないかと彼に誘われたんです。その前から、なぜか彼と結婚することは決めてましたね。最初に会ったときから、昔から知っているような気がしましたし、一緒にいて当然と思ったし、これからもずっと一緒に暮らしたいと思いましたから」
  神部とイルカのふたりからなる新しい“シュリークス”は71年10月に「きみまつと」という曲でデビューした。だがレコードはまったく売れなかった。ふたりは早くも厚い壁にぶつかってしまったのである。
  彼らが結婚式を挙げたのは、そんなどん底状態の72年5月1日のことだった。「そのころは売れなくて、まるで芽が出なかった。だから、祈るような気持ちでせめて芽が出るようにと“メーデー”の日に結婚式を挙げたんです」
  先々の不安はまったく感じなかったという。「私は何もないところから出発したかったし…かぐや姫の『神田川』のような四畳半のつましい世界にあこがれていたんです。彼は早大の七年生で将来はプロデューサー志望。そのころから私をソロ・シンガーにしようと思っていたようで、シュリークスの後半はソロになるための準備期間と考えていたんですね。だから夢もあったし、彼と一緒なら何でもできるし、どうにでもなると思っていました」
  だからこそ、「私は好奇心の強い女」(72年)、「クジラのスーさん空をゆく」(74年)というすごいタイトルの歌も平気で歌えたのだろう。

 
シュリークス/イルカのうた
TRACK LIST

ダウンロード価格
トラック \150(税込)
アルバム \1,500(税込)
01. クジラのスーさん空をゆく  >>試聴
02. とんがらし  >>試聴
03. 砂かけおじさん  >>試聴
04. 杉の木山  >>試聴
05. 1月2日  >>試聴
06. 2001年ぼくの部屋  >>試聴
07. かえるの旅  >>試聴
08. おやしらず  >>試聴
09. いつか冷たい雨が  >>試聴
10. 計算ちがい  >>試聴
11. ひとりごと  >>試聴
12. 川崎のキツネさん  >>試聴
13. さよなら  >>試聴

   
   1951年、長野県須坂市生まれ。70年、東京大学文科V類に入学。その後、現状にあきたらず、大学を中退。71年、音楽誌への投稿を機に音楽評論活動に専念。現在、ジャパニーズ・ポップス専門の音楽評論家として、独自の人間生きざま論を投影させ、広く評論活動を展開。
 著書は、ベストセラーになった『松山千春──さすらいの青春』『さだまさし──終りなき夢』『俺の井上陽水』をはじめとして、『新宿ルイード物語』『俺が言う@』『俺が言うA』『フォークが聴きたい』『Mの黙示録 ミリオンセラーは教えてくれる』『フォーク名曲事典300曲』『フォーク検定』など全56冊。
 【WEEK-END PARTY〜forever young〜】(FM NACK5/毎週土曜深夜0時〜3時)【SPIRAL OF MUSIC】(TOKYO FM/毎週金曜夕方5時〜5時30分)【ミュージック・ゼミナール】(STAR digio/毎週土曜夜11時半〜0時)【DAY BREAK FRIDAY富澤一誠 青春のバイブル】(JFN系列27局ネット/第一金曜日深夜3時〜5時)などのプロデューサー&パーソナリティーとしても熱いメッセージを送り続けている。全国的ヒットとなった『MOTER MAN』のSUPER BELL"Zを始めとして、骨骨先生、K-SAMA☆ロマンフィルム、yumirose、ミス・ゴブリン、さくまひでき、熊猫xiongmaoなどのプロデューサーとして、新しい才能を発掘・育成もしている。と同時に、評論家生活を通じて収集した膨大な量のプレスシート、パンフレット、アナログレコードなどを展示した<MUSIC & ARTIST DATA BANK フォーク&ニューミュージック資料館>を2005年春より公開、エルダー・マーケットの開拓にも力を注いでいる。
ブログ公開中(http://tomisawaissei.blog72.fc2.com/)。




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