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総合TOP > お役立ちインデックス > OnGenアーカイブス > 富澤一誠のフォークが好き!> 2005/06/29 原田芳雄


 
vol.16
  富澤一誠のフォークが好き!  
今回のPICK UP!>>原田芳雄/天然色
 
人生すべてを凝縮した、突き刺さるブルース
 

アルバム『天然色』を聴いてしみじみ感じることは、やはり彼は並のアーティストではないということだ。
最近、R&B、ソウルに影響を受けた若手アーティストがたくさん活躍しているが、はっきり言って、原田芳雄に比べたら、彼らの歌は“張り子の虎”といっていいだろう。 それに対して彼の歌は“本物の虎”そのものだ。つまり、彼の歌は彼の人生そのものだということであり、それだけに人生の喜怒哀楽がすべて凝縮されている、ということである。人生がそのまま歌に反映されている──こんなアーティスト、そうざらにいるものではない。やはり、キャリアが、生きざまが本物の歌を生むのである。原田芳雄──いわずと知れた“個性派俳優”である。ニヒルでハードな演技は他の追随を許さずに確固たる牙城を築き上げている。だが、それは一朝一夕にしてなったものでは決してない。彼は常に自分と戦い、自分を壊して新しい自分を求めて“高み”まで到達したのだ。

そんな彼だけに“ミュージシャン・原田芳雄”としても、その高みのきわめ方は同じだ。彼は“ミュージシャン”として常に自分を破壊しながら自分じゃない高みに登って来た。その成果がアルバム『天然色』という彼ならではの“芳雄ブルース”というわけである。その意味では、歌に彼の人生が凝縮されている。だからこそ彼の歌はたくさんの人々のハートにストレートに突き刺さるのだ。キャリアと生きざまを積まないと歌えない歌だってあるんだ──原田芳雄はそんなアーティストである。

 
原田芳雄/天然色
TRACK LIST

 01. 風天  >>試聴
 02.   >>試聴
 03. 花園アンモナイト  >>試聴
 04. Only My Song  >>試聴
 05. Welcome AIDS  >>試聴
 06. Color Me Right  >>試聴
 07. Shinjuku Home Town Bluse  >>試聴
 08. 新宿心中  >>試聴
 09. Big MAMA Bluse  >>試聴
 10. 夕日の中の少年  >>試聴

   
   1951年、長野県須坂市生まれ。70年、東京大学文科V類に入学。その後、現状にあきたらず、大学を中退。71年、音楽誌への投稿を機に音楽評論活動に専念。現在、ジャパニーズ・ポップス専門の音楽評論家として、独自の人間生きざま論を投影させ、広く評論活動を展開。
 著書は、ベストセラーになった『松山千春──さすらいの青春』『さだまさし──終りなき夢』『俺の井上陽水』をはじめとして、『新宿ルイード物語』『俺が言う@』『俺が言うA』『フォークが聴きたい』『Mの黙示録 ミリオンセラーは教えてくれる』『フォーク名曲事典300曲』『フォーク検定』など全56冊。
 【WEEK-END PARTY〜forever young〜】(FM NACK5/毎週土曜深夜0時〜3時)【SPIRAL OF MUSIC】(TOKYO FM/毎週金曜夕方5時〜5時30分)【ミュージック・ゼミナール】(STAR digio/毎週土曜夜11時半〜0時)【DAY BREAK FRIDAY富澤一誠 青春のバイブル】(JFN系列27局ネット/第一金曜日深夜3時〜5時)などのプロデューサー&パーソナリティーとしても熱いメッセージを送り続けている。全国的ヒットとなった『MOTER MAN』のSUPER BELL"Zを始めとして、骨骨先生、K-SAMA☆ロマンフィルム、yumirose、ミス・ゴブリン、さくまひでき、熊猫xiongmaoなどのプロデューサーとして、新しい才能を発掘・育成もしている。と同時に、評論家生活を通じて収集した膨大な量のプレスシート、パンフレット、アナログレコードなどを展示した<MUSIC & ARTIST DATA BANK フォーク&ニューミュージック資料館>を2005年春より公開、エルダー・マーケットの開拓にも力を注いでいる。
ブログ公開中(http://tomisawaissei.blog72.fc2.com/)。




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