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総合TOP > お役立ちインデックス > OnGenアーカイブス > 富澤一誠のフォークが好き!> 2005/05/11 山本達彦


 
vol.13
  富澤一誠のフォークが好き!  
THE VERY BEST OF TATSUHIKO
 
類まれなる”頑固な貴公子”
 

山本達彦の音楽は“無国籍音楽”と言われた。自分の生きざまを歌にする吉田拓郎のようなフォーク・タイプではなかったし、あくまでサウンドを追求する山下達郎のようなポップス・タイプとも違った。また、矢沢永吉のように、聴き手の肉体に訴えかけるロック・タイプでもなかった。

「仲間意識って、ぼくにはないですよ。スタイルを拒否することがぼくのスタイルです」。

1978年9月、24歳でデビュー。そのときの決意も一風変わっていた。

「誰を目標にしようとか、一流のシンガーになろうとか、考えたことなかったですね。どんな看板も背負いたくない。オレは山本達彦だから、今まで通りにひとりで生きていく、それだけです」。

自分を売り出す計算も野心もなかった。デビュー後2年余り、目立たなかった原因かもしれない。しかし、その後、ヒット曲が出て彼は“シティ・ポップスの貴公子”と呼ばれるようになったが、貴公子という言葉の持つ軟弱なイメージとは逆の“頑固さ”を持ち続けた。

「いいものはいいし、良くないものは良くない。それが僕の、音楽に対する考え方。好きなアーティストの作る曲が、必ずしもいいとは限らないでしょう。肝心なのは、人間としての生きざまより、作り出す曲のメロディー・ラインや歌唱が、ぼくの好みかどうか。それだけです」。

デビューして今年で27年目。この“ポリシー”は今も変わっていない。そこがアーティスト・山本達彦の真骨頂である。

 
山本達彦/THE VERY BEST OF TATSUHIKO
TRACK LIST

 01. FROM THE NIGHT
 02. 日付のない未来
 03. SHAKE SHAKE SHAKE
 04. 哀しみの外電(テレグラム)
 05. FEEL SO BAD
 06. DANCIN’ ON THE BEAM
 07. PRESSURE
 08. WEEKEND BACHELORS
 09. WONDERFUL NIGHT
 10. TO BE
 11. SWEET LIE
 12. STAY MY LOVE IN YOUR HEART

   
   1951年、長野県須坂市生まれ。70年、東京大学文科V類に入学。その後、現状にあきたらず、大学を中退。71年、音楽誌への投稿を機に音楽評論活動に専念。現在、ジャパニーズ・ポップス専門の音楽評論家として、独自の人間生きざま論を投影させ、広く評論活動を展開。
 著書は、ベストセラーになった『松山千春──さすらいの青春』『さだまさし──終りなき夢』『俺の井上陽水』をはじめとして、『新宿ルイード物語』『俺が言う@』『俺が言うA』『フォークが聴きたい』『Mの黙示録 ミリオンセラーは教えてくれる』『フォーク名曲事典300曲』『フォーク検定』など全56冊。
 【WEEK-END PARTY〜forever young〜】(FM NACK5/毎週土曜深夜0時〜3時)【SPIRAL OF MUSIC】(TOKYO FM/毎週金曜夕方5時〜5時30分)【ミュージック・ゼミナール】(STAR digio/毎週土曜夜11時半〜0時)【DAY BREAK FRIDAY富澤一誠 青春のバイブル】(JFN系列27局ネット/第一金曜日深夜3時〜5時)などのプロデューサー&パーソナリティーとしても熱いメッセージを送り続けている。全国的ヒットとなった『MOTER MAN』のSUPER BELL"Zを始めとして、骨骨先生、K-SAMA☆ロマンフィルム、yumirose、ミス・ゴブリン、さくまひでき、熊猫xiongmaoなどのプロデューサーとして、新しい才能を発掘・育成もしている。と同時に、評論家生活を通じて収集した膨大な量のプレスシート、パンフレット、アナログレコードなどを展示した<MUSIC & ARTIST DATA BANK フォーク&ニューミュージック資料館>を2005年春より公開、エルダー・マーケットの開拓にも力を注いでいる。
ブログ公開中(http://tomisawaissei.blog72.fc2.com/)。
山本達彦 THE VERY BEST OF TATSUHIKO 山本達彦/THE VERY BEST OF TATSUHIKO




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  トラックバック時刻:2005年12月24日 15時01分



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