総合TOP > お役立ちインデックス > OnGenアーカイブス > 富澤一誠のフォークが好き!> 2005/04/13 中原めいこ
15歳の時、中原めいこはテレビのオーディション番組に出た。それをきっかけに本格的にアイドル歌手をめざし、ポップス・スクールに入校。譜面が読めた彼女は、間もなく郷ひろみのバックコーラスとして、ステージに立つようになる。やがてデビューのチャンスが巡ってきた。しかし、デビューの話はそのまま立ち消えになり、彼女はポップス・スクールをやめた。19歳の時である。歌うことをあきらめたのではなかった。ただ考える時間が欲しかったのだ。
ポップス・スクールをやめてから2年。音楽を離れた毎日は、音楽の中でしか生きられない自分を再確認させてくれた。そして、1981年4月、「今夜だけDance・Dance・Dance 」でデビュー。
新鮮だった。彼女のポップスはそれまで主流を占めてきたものとは多少ニュアンスが異なっていたからだ。ポップス──特に女性アーティストの場合、リズムよりメロディを中心としたサウンドが多かった。なかにはリズムを前面に押し出したアーティストもむろんいたが、それはどちらかといえばロックに傾倒したものだった。ところが、彼女の場合はリズム感を大切にしながらも、どこまでもポップスなのだ。これが新鮮な印象を与えたのである。デビューして3年後の'84年、化粧品のCMソングを歌うチャンスをつかむ。このチャンスを生かし、「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。」が大ヒットし、彼女はメジャー・シーンへと踊り出たのだった。彼女のポップス・センスは今でも色あせていない。そのことは彼女が残したアルバムが証明している。