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総合TOP > お役立ちインデックス > OnGenアーカイブス > DJ19のレコ麺 > 2008/04/02 UP ジンギスカン亭

DJ19のレコ麺
今回のPICK UPジンギスカン『ベスト・オブ・ジンギスカン』
ジンギスカン『ベスト・オブ・ジンギスカン』
TRACK LIST
Album
ジンギスカン
『ベスト・オブ・ジンギスカン』
2006 Release
ダウンロード価格
アルバム¥1,800 トラック¥150(共に税込)

アーティスト詳細
 日本でブレイクした洋楽のグループは幾つも存在しますが、本国以上にヒットし、いまでも日本人の脳裏に焼き付いているとなると限られてきます。例えば、モーニング娘。の「恋のダンスサイト」の元ネタであり、先頃Berryz工房にもカバーされた楽曲「ジンギスカン」なんてその典型でしょう。なんたって「ジンギスカン」は、当時だけでもマルコ・ポーロ5カラット、原たかし&バッドマンズなど、色んな人にカバーされているので、日本人には馴染み深いはずです。ということで、今回はジンギスカンの『ベスト・オブ・ジンギスカン』をピックアップします。

 そもそも日本ではGENGHIS KHANと表記しますが、本国ドイツではジンギスカンのドイツ語表記であるDSCHINGHIS KHANという綴りで活動しています。これだけで、日本というマーケットで如何に仕掛けられたグループであったかが解るでしょう。元々、旧西ドイツのラルフ・シーゲルとベルント・マイヌンガー博士が、ボニーMの「怪僧ラスプーチン」をヒントにコンセプトを立てスタートしたという成り立ちの時点から作り込まれていたわけです。

 今、コンビの名前で後者に“博士”と付けて「?」と思った方もいるかもしれませんが、ベルント・マイヌンガー博士は、景気予測や経済分析の専門家で作詞も手掛けている人物なわけです。ますます胡散臭さが漂ってきますよね。そしてデモで制作した「ジンギスカン」が、“ユーロヴィジョン・コンテスト”の最終審査を通ったことにより、実際に披露しなければなくなり招集されたのが、最初の6人のメンバーだったのです。この辺の良い意味での適当さがクラブ(ディスコ)ミュージックらしさでもあるんですが、彼らが参考にしたボニーMの仕掛人が、のちにミリ・ヴァニリというユニットを手掛けて大問題(この話はいずれ)になったりするので、あまりにヒットしすぎたらそれはそれで大変なんですが、ヒットとは、意外に力を入れてないところから生まれたりするものなんです。

 日本ではデビューアルバムである’79年の『ジンギスカン』がピークで、この中から「ジンギスカン」、「めざせモスクワ」、「サムライ」(日本のみ)、ドイツのみの「ロッキング・サン」がカットされました。アルバムは全部で5作品リリースしているんですが、途中から日本でのリリースもなくなり、歌詞も英語ではなくドイツ語のため、アメリカには進出しませんでした(それで空耳が多いんですが)。にしても、インパクトが強いため、誰もが「ジンギスカン」のサビだけは歌えるんですよね。特に日本で人気が高かった楽曲は、「ジンギスカン(Dschinghis Khan)」、「めざせモスクワ(Moskau)」、「ハッチ大作戦(Hadschi Halef Omar)」の3曲です。このベスト盤の曲名を見ても解りますが、楽曲ごとにコンセプトがあり、プチ・バーチャル世界旅行を楽しめるあたりもジンギスカンを聴くときの楽しみになっています。

 日本でブレイクしたディスコ・ブーム、この時期はほんとに色々ヒットしたんですが、最近ではサンタ・エスメラルダによるアニマルズのカバー「悲しき願い (Don't Let Me be Misunderstood)」が車のCMで使われたりしていて、密かに嬉しかったりします。いっそのこと、アイドルがこの辺の楽曲を(というよりプロデューサーですね)取り上げたら、分かりやすさも手伝って、リバイバルが起こるかもしれませんね。

 最後にプチ情報を。実はジンギスカン、新メンバーを含めた総勢10人で再結成し、昨年アルバム『7 Leben』も発表しています。興味ある方は是非。

INFORMATION
レーベル主宰や国内外のイべントでのDJプレイなど多岐に活躍するDJ 19のブログ「ナイナイナイ(ナインティーンの)恋じゃない」がスタート!!クラブ・シーンの第一線で活躍する彼が、最新のパーティのことや日常の些細なことを徒然なるままに書き綴ります。
DJ 19 ブログはこちら

PROFILE
Profile of DJ19(ディージェィ ナインティーン)
様々な側面を持つ、ジャパニーズ・クラブ・シーンのパイオニア。倖田來未、globe、S.E.N.Sといった著名アーティストのリミッ クスだけでなく、これまでにTHOMAS PENTON、STEVE MAY、C-JAY、KRIECE、AUSTIN LEEDSなど世界各国のアーティストとオリジナル作品を制作し、海外レーベルにオリジナルとリミックスも提供。DJとしても、海外のビッグ・パーティーである『BEDROCK』、国内でも『FUJI ROCK FESTIVAL』などに出演し、自身では『PLASTIC SEX』『PARK』をオーガナイズしている。19BOX、PARK LIMITED MUZIK、19BOX LIMITEDという3つのレーベルを運営し、クラブ向けトラックを制作しながら、これまでに20作以上ものMIX CDを国内外でリリースした実績を持つ。同時にダウンテンポ/チルアウトの作品にも力を入れ、様々なレコード会社から毎年チルアウト・コンピレーションをリリースし、AMBROZIA名義(www.konami.jp/music/ambrozia)でも3枚のアルバムを発表。Hiroki-mode ebisuにて『R』という大人のためのチルアウト・ラウンジも毎月第一木曜日に開催している。ラジオ番組も海外でレギュラーを持ち、ベルギーのTOP RADIOで毎月第3日曜日に『ROTATIONZ』(www.rotationz.be)、アメリカのPROTON RADIOで毎月第4火曜日に『EAST ENDERS』(www.protonradio.com)を担当。また、ジャーナリストの側面も持ち、田中“19”裕之名義で、クラブ系の作品を中心に多数のライナーノーツを手掛けている。最新CDは『PARTY 4 THE WEEKEND』。 DJ 19 オフィシャルサイト www.19boxrec.com (PC・携帯共用)




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