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総合TOP > お役立ちインデックス > OnGenアーカイブス > DJ19のレコ麺 > 2007/11/07 UP Us3 亭

DJ19のレコ麺
今回のPICK UPUs3『 Hand On The Torch』
Us3『 Hand On The Torch』
TRACK LIST
Album
Us3
『 Hand On The Torch』
1993 Release
ダウンロード価格
アルバム¥1,500 トラック¥150(共に税込)

アーティスト詳細
 たまにTVのCMで「これはいったいなんなの?」っていうのがありますね。商品を説明するでもなく、ただ会社名だけを控えめに最後に添える感じのが。就職活動の学生に向けてのイメージ広告だったり、いろんな意味や背景があるんですが、最近では、やっぱりUs3の「Cantaloop」を使用した某分譲マンション会社のCMに尽きるでしょう。ということで、今回はUs3のデビューアルバム『ハンド・オン・ザ・トーチ』をピックアップします。
 いわゆるアシッド・ジャズというブームが90年代前半にイギリスであったのですが、その中でも、知名度/セールス/チャート的に飛び抜けていたのがUs3といえるでしょう。しかも特殊なのは、リリース元がジャズの老舗であるBLUE NOTEであるということ。いわゆるアシッド・ジャズ系の中でも、ジャズ・ヒップホップ的な展開をしていたUs3は、その他多くのバンド/プロジェクトが消滅・解散していった中、ブラン・ニュー・ヘヴィーズやインコグニートらとならび、まだ現役でバリバリ活動しているのも特徴です(新作『Say What?』もリリースされたばかり)。
 それではざっと経歴を。核となるのはDJ/プロデューサーであるジェフ・ウィルキンソンと、エンジニアであるメル・シンプシンの二人。Us3としての活動は’92年からなんですが、実際にはその前にプロトタイプとして「Where Will We Be In The 21st Century」というホワイト盤に、コールドカットのNINJA TUNEからNW1名義で「The Band Played The Boogie」というBLUE NOTE音源を使用した作品をリリースしています。そして、この「The Band Played The Boogie」を耳にした、イギリスでBLUE NOTEを管理しているCAPITAL RECORDSから彼らは呼び出しをくらってしまいます。当然、無断でサンプリングをしているから怒られるのかと思いきや、BLUE NOTE音源の使用を許可するので、作品を作って欲しいということに。ダンス・ミュージックに対するイギリスのレコード会社の懐の広さを示すエピソードですね。そうしてUs3が誕生するわけです。2ndアルバムからはメル・シンプシンが離れ、実質ジェフ・ウィルキンソンのソロ・プロジェクトとなるのですが、そんなことはさて置いて、デビュー曲にてハービー・ハンコックの「Cantaloupe Island」をサンプリングした、冒頭で触れた「Cantaloop」をドロップ。タイトルが微妙に変わっているのは、古いものと新しいものをループするという意味が込められているからです。ループはダンス・ミュージックの基本ですしね。アルバム『ハンド・オン・ザ・トーチ』は’93年のリリースで、当然BLUE NOTE音源のサンプリングが満載。しかし、ただ単にメジャーなネタを使って一丁上がりということはありません。サンプリングと生の音をうまく融合させることで時代の垣根を越えさせ、古いリスナーも新しいリスナーも納得させた訳ですね、ジャズ・ラップを基本としたUs3スタイルで。このアルバムからは、他に「Tukka Yoot’s Riddim」に「I Got It Goin’ On」もカットされています。面白いのが、イギリスでは最高位が「Cantaloop」での23位だったのに対し、少し遅れること’94年に全米でカットされた「Cantaloop」は、ナント9位にランクインします。
 本当はネタ元も触れるのが親切なんでしょうが、数が膨大なのと、パッと聴いて解る範疇ではないということで今回はこの辺でお開きに。しかしもう15年近く経っていることが一番の驚きです。
INFORMATION
レーベル主宰や国内外のイべントでのDJプレイなど多岐に活躍するDJ 19のブログ「ナイナイナイ(ナインティーンの)恋じゃない」がスタート!!クラブ・シーンの第一線で活躍する彼が、最新のパーティのことや日常の些細なことを徒然なるままに書き綴ります。
DJ 19 ブログはこちら

PROFILE
Profile of DJ19(ディージェィ ナインティーン)
様々な側面を持つ、ジャパニーズ・クラブ・シーンのパイオニア。倖田來未、globe、S.E.N.Sといった著名アーティストのリミッ クスだけでなく、これまでにTHOMAS PENTON、STEVE MAY、C-JAY、KRIECE、AUSTIN LEEDSなど世界各国のアーティストとオリジナル作品を制作し、海外レーベルにオリジナルとリミックスも提供。DJとしても、海外のビッグ・パーティーである『BEDROCK』、国内でも『FUJI ROCK FESTIVAL』などに出演し、自身では『PLASTIC SEX』『PARK』をオーガナイズしている。19BOX、PARK LIMITED MUZIK、19BOX LIMITEDという3つのレーベルを運営し、クラブ向けトラックを制作しながら、これまでに20作以上ものMIX CDを国内外でリリースした実績を持つ。同時にダウンテンポ/チルアウトの作品にも力を入れ、様々なレコード会社から毎年チルアウト・コンピレーションをリリースし、AMBROZIA名義(www.konami.jp/music/ambrozia)でも3枚のアルバムを発表。Hiroki-mode ebisuにて『R』という大人のためのチルアウト・ラウンジも毎月第一木曜日に開催している。ラジオ番組も海外でレギュラーを持ち、ベルギーのTOP RADIOで毎月第3日曜日に『ROTATIONZ』(www.rotationz.be)、アメリカのPROTON RADIOで毎月第4火曜日に『EAST ENDERS』(www.protonradio.com)を担当。また、ジャーナリストの側面も持ち、田中“19”裕之名義で、クラブ系の作品を中心に多数のライナーノーツを手掛けている。最新CDは『PARTY 4 THE WEEKEND』。 DJ 19 オフィシャルサイト www.19boxrec.com (PC・携帯共用)




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