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総合TOP > お役立ちインデックス > OnGenアーカイブス > DJ19のレコ麺 > 2007/09/19 UP エレクトライブ101亭

DJ19のレコ麺
今回のPICK UPエレクトライブ101『Electribal Memories』
エレクトライブ101『Electribal Memories』
TRACK LIST
Album
エレクトライブ101
『Electribal Memories』
1998 Release
ダウンロード価格
アルバム \1,500
トラック \150(共に税込)

アーティスト詳細
 先日、かなり大掛かりに大掃除をやったんですが、そこで長いこと遭難していたCDを大量に発見しました。この連載を書くとき、通常のライナーを書くように、手元に関連するCDが全部揃わないと気分が乗らなくて、書き始めておきながら断念したネタもたくさんあり、ようやく幾つかが日の目を見ることになります。その中の1つが今回ピックアップするエレクトライヴ101です。
 エレクトライヴ101は、まだハウスにアンダーグラウンドの香りを残していたユニットです。活動時期は'90年前後のみで、今回紹介する『エレクトライバル・メモリーズ』がデビュー・アルバムであり、遺作となってしまいました。このあと、ボーカリストであるビリー・レイ・マーティンはソロへ転向、残りのメンバーはグルーヴ・コーポレーションを結成するんですが、細かい話は後程。
 もともとハンブルグ出身で、ベルリン経由でロンドンに出て来たビリー・レイ・マーティンが、今は亡き『Melody Maker』誌に募集広告を出したのが'87年のこと。最終的に、応募者の中からバーミンガムに住む4人とエレクトライブ101を結成するわけですが、'88年にはデビュー作品「Talking With Myself」をHIP-NOTICという自主レーベルから発表します。幸運だったのは、ペット・ショップ・ボーイズやブロス(詳しく触れませんが、80年代後半のイギリスのトップ・アイドルで、メンバーのクレイク・ローガンは、以前メル&キム亭でピックアップしたキム・アップルビーとお付き合いしてました)を売り出した敏腕マネージャー、トム・ワトキンスの目にとまったこと。そして'89年にメジャー・デビューを果たし、「Tell Me When The Fever Ended」が全英32位を記録します。続けて、デビュー作品「Talking With Myself」を'90年に入り再度リリースし、今度は全英23位にまでかけ上がりました。この曲、実はのちにダニー・ハリソンとスピード・ガラージ系の187ロックダウンやハウス系のステラ・ブラウンを組むボーカリスト、ジュリアン・ジョナーの'88年の作品「Jealousy And Lies」のアンサー・ソング的存在で、リミックスをフランキー・ナックルズが手掛けていることも手伝いコアなハウス・ファンにはいまだに人気が高い作品です。
 シングル2発に続き、今回ピックアップしたアルバム『エレクトライバル・メモリーズ』を'90年に発表します。全体的に初期のシカゴ・ハウスが持つ危険で妖しくも、儚く繊細な雰囲気が漂っていて、非常に良く出来ています。ここからオデッセイのカバーである「Inside Out」、「You’re Walking」('90年全英50位)をカットし、シングル・リリースは終了。そして'92年に惜しまれながら解散してしまいます。
 その後、ビリー・レイ・マーティンはザ・グリッドをプロデューサーに迎えた「4 Ambient Tales」やスプーキーとの「Persuasion」をリリースしたあと、特大ヒットとなる「Your Loving Arms」('95年全英6位)を含むBTプロデュースのソロ・アルバム『Deadline For My Memories』を'96年に発表します。余談ですが、このアルバムは傑作ですので、機会があれば是非とも聴いてみて下さい。この後も、彼女はソロ作をコンスタントにリリースし続けている一方、グルーヴ・コーポレーションは、『Co-Operation Dub』や『Dub Plates From The Elephant House』というシリーズのアルバムを発表するなどし、地道な活動を続けています。
 ハウス・ミュージックとの相性が抜群の稀代のボーカリスト、ビリー・レイ・マーティン。彼女の原点を知るためにもエレクトライブ101、お試しあれ。
INFORMATION
レーベル主宰や国内外のイべントでのDJプレイなど多岐に活躍するDJ 19のブログ「ナイナイナイ(ナインティーンの)恋じゃない」がスタート!!クラブ・シーンの第一線で活躍する彼が、最新のパーティのことや日常の些細なことを徒然なるままに書き綴ります。
DJ 19 ブログはこちら

PROFILE
Profile of DJ19(ディージェィ ナインティーン)
様々な側面を持つ、ジャパニーズ・クラブ・シーンのパイオニア。倖田來未、globe、S.E.N.Sといった著名アーティストのリミッ クスだけでなく、これまでにTHOMAS PENTON、STEVE MAY、C-JAY、KRIECE、AUSTIN LEEDSなど世界各国のアーティストとオリジナル作品を制作し、海外レーベルにオリジナルとリミックスも提供。DJとしても、海外のビッグ・パーティーである『BEDROCK』、国内でも『FUJI ROCK FESTIVAL』などに出演し、自身では『PLASTIC SEX』『PARK』をオーガナイズしている。19BOX、PARK LIMITED MUZIK、19BOX LIMITEDという3つのレーベルを運営し、クラブ向けトラックを制作しながら、これまでに20作以上ものMIX CDを国内外でリリースした実績を持つ。同時にダウンテンポ/チルアウトの作品にも力を入れ、様々なレコード会社から毎年チルアウト・コンピレーションをリリースし、AMBROZIA名義(www.konami.jp/music/ambrozia)でも3枚のアルバムを発表。Hiroki-mode ebisuにて『R』という大人のためのチルアウト・ラウンジも毎月第一木曜日に開催している。ラジオ番組も海外でレギュラーを持ち、ベルギーのTOP RADIOで毎月第3日曜日に『ROTATIONZ』(www.rotationz.be)、アメリカのPROTON RADIOで毎月第4火曜日に『EAST ENDERS』(www.protonradio.com)を担当。また、ジャーナリストの側面も持ち、田中“19”裕之名義で、クラブ系の作品を中心に多数のライナーノーツを手掛けている。最新CDは『PARTY 4 THE WEEKEND』。 DJ 19 オフィシャルサイト www.19boxrec.com (PC・携帯共用)




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