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総合TOP > お役立ちインデックス > OnGenアーカイブス > DJ19のレコ麺 > 2007/08/15 UP ヤング・パンクス亭

DJ19のレコ麺
今回のPICK UPヤング・パンクス!『YOUR MUSIC IS KILLING ME』
ヤング・パンクス!『YOUR MUSIC IS KILLING ME』
TRACK LIST
Album
ヤング・パンクス!
『YOUR MUSIC IS KILLING ME』
2007 Release
ダウンロード価格
トラック¥200(税込)

アーティスト詳細
 今回はサマーソニック・ゼロセブンにも出演したイギリスの過激なコンビ、ヤング・パンクス!をピックアップします。日本でクラブ・ミュージックがブレイクスルーするポイントは、だいたい縦ノリのロック・テイストが入り、クラブ媒体以外にピックアップされる場合が殆どで、ヤング・パンクス!もご多分に洩れずこうした傾向を踏襲していると言えます。そのため、デビュー作である『ユア・ミュージック・イズ・キリング・ミー』は日本先行でリリースされました。
 まず細かい音の説明の前に、ヤング・パンクス!は、ハル・リットソンとキャメロン・サンダースから成ります。で、どうしても触れておきたいんですが、かつて90年代前半に3BEAT MUSICで活躍したニュー・アトランティックというコンビがいました。「I Know」(’92年全英12位)を筆頭に、「Into The Future」(’92年全英70位)、「Take Off Some Time」(’93年全英64位)、アルバム『Global』も残していて、ベリをフィーチュアした「The Sunshine After The Rain」(’94年全英26位)なんてヒット曲もあります。そこでリチャード・ロイドとコンビを組んでいたのが、キャメロン・サンダースだったのです。当時のピアノなレイヴ・サウンドからすると、今のヤング・パンクス!の音は想像出来ないんですが、ロック畑出身のハル・リットソンの出会いにより、掛け合わせ(マッシュアップ)を信条とした“ごった煮”サウンドは功を奏し、一躍人気を得ることになります。ロッキンで即時的な解りやすさは、ノーマン・クックにも気に入られ、彼のサイド・プロジェクトであるマイティ・ダブ・カッツや、シケインのリミックスなどもこなすようになりました。そしてここでも聴けるように、「You’ve Got To…」ではノーマン・クックがリミックスを手掛けています。
 ’03年にヤング・パンクス!を結成した初期の頃は、そのものズバリのネタ、それはある種反則技スレスレな違法作品が多く、これまでにマドンナ(余談ですがこの「Dance With Someone Else」のBサイドのリミックスはニュー・アトランティック名義でした)、モーターヘッド、『マトリックス』などを使ってきていて、こうしたことからRADIO ONEのベスト・ブトレッガーという賞にも輝いています。しかしながら、所詮全てのライツをクリアするのは大変なので、過去の財産を形を変えながら再生・再利用し、そこに自分たちのアイデンティティを組み込むことで、新たなヤング・パンクス!を形成し、今回のアルバムを完成させています。ということで、先述したものは含まれていませんが、「ロッキーのテーマ」をフィルター・ディスコ仕立てにした「Got Your Number」や、「Young And Beautiful」に「Rockall」といったシングルは収録されています。ネタ明かしをすると面白くないと思いますので、アルバム収録曲の細かい出自は自身で探ってみましょう!!
 違った形という意味では、スウェーデン・ハウスの雄、スティーヴ・アンジェロと共同リミックスを手掛けていて、しかもその作品はヤング・パンクス!の変名であるモヒート名義のものでした。他にもスウェディッシュ・コネクションは活きていて、ハル・リットソンはエリック・プリッズ(註:プライズと発音する人が多いですが間違いです)の「Call On Me」に、スーパーモード(アクスウェル&スティーヴ・アンジェロ)の「Tell Me Why」に至ってはボーカリストとしても参加しています。他にもラヴフリークスの「Shine」に関わっていたりと、もともとダンス畑でなかったハル・リットソンの方が引く手数多な現象が起きています。
 ディスコでハウスでロックで時にブレイクスでドラムンベースな異端児は、ヒットを契機にポップなクラブ・ミュージックに昇華されたということですね。 
INFORMATION
レーベル主宰や国内外のイべントでのDJプレイなど多岐に活躍するDJ 19のブログ「ナイナイナイ(ナインティーンの)恋じゃない」がスタート!!クラブ・シーンの第一線で活躍する彼が、最新のパーティのことや日常の些細なことを徒然なるままに書き綴ります。
DJ 19 ブログはこちら

PROFILE
Profile of DJ19(ディージェィ ナインティーン)
様々な側面を持つ、ジャパニーズ・クラブ・シーンのパイオニア。倖田來未、globe、S.E.N.Sといった著名アーティストのリミッ クスだけでなく、これまでにTHOMAS PENTON、STEVE MAY、C-JAY、KRIECE、AUSTIN LEEDSなど世界各国のアーティストとオリジナル作品を制作し、海外レーベルにオリジナルとリミックスも提供。DJとしても、海外のビッグ・パーティーである『BEDROCK』、国内でも『FUJI ROCK FESTIVAL』などに出演し、自身では『PLASTIC SEX』『PARK』をオーガナイズしている。19BOX、PARK LIMITED MUZIK、19BOX LIMITEDという3つのレーベルを運営し、クラブ向けトラックを制作しながら、これまでに20作以上ものMIX CDを国内外でリリースした実績を持つ。同時にダウンテンポ/チルアウトの作品にも力を入れ、様々なレコード会社から毎年チルアウト・コンピレーションをリリースし、AMBROZIA名義(www.konami.jp/music/ambrozia)でも3枚のアルバムを発表。Hiroki-mode ebisuにて『R』という大人のためのチルアウト・ラウンジも毎月第一木曜日に開催している。ラジオ番組も海外でレギュラーを持ち、ベルギーのTOP RADIOで毎月第3日曜日に『ROTATIONZ』(www.rotationz.be)、アメリカのPROTON RADIOで毎月第4火曜日に『EAST ENDERS』(www.protonradio.com)を担当。また、ジャーナリストの側面も持ち、田中“19”裕之名義で、クラブ系の作品を中心に多数のライナーノーツを手掛けている。最新CDは『PARTY 4 THE WEEKEND』。 DJ 19 オフィシャルサイト www.19boxrec.com (PC・携帯共用)




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