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総合TOP > お役立ちインデックス > OnGenアーカイブス > DJ19のレコ麺 > 2007/04/04UP ファルコ亭

DJ19のレコ麺
今回のPICK UPファルコ『FALCO 3』
ファルコ『FALCO 3』
TRACK LIST
Album
ファルコ
『FALCO 3』
1986 Release
ダウンロード価格
アルバム¥1,500 トラック¥150(共に税込)

アーティスト詳細
  つい最近、「Der Kommissar」という80年代初期の楽曲をふと思い出したように掘り起こし、カラオケのような合成がモロばれのビデオ・クリップを見て大笑いしていたんですが、考えたらここでオーストリア出身の伊達男、ファルコをまだ紹介していないことに気付き、今回は代表作である’86年の『ロック・ミー・アマデウス〜FALCO3〜』を取り上げたいと思います。
  ファルコといっても、実際問題’98年に交通事故で亡くなってしまっているので、新譜を聴くことはもう出来ないんですが、改めて聴いて欲しい80年代を代表するアーティストの一人です。というのも、代表曲である「Rock Me Amadeus」は非英語のシングル…この場合はドイツ語と英語のミックス…として全米のビルボードとキャッシュボックス誌(’96年廃刊)の2つのチャートでNo.1になっていて、’63年のシンギング・ナンの「Dominique」以来の快挙ということで、当時のブレイクぶりを窺い知ることが出来ると思います。ちなみにドイツのネーナの「99 Luftballons(邦題:ロックバルーンは99)」はビルボードでは2位だったので残念ながら記録に残りませんでした。ラップを基調としたダンス・サウンド、同郷の音楽的先駆者であるアマデウスことモーツァルトをピックアップするなど、それはもういろんな意味で大騒ぎでした。結果、このモンスター・トラックは’86年に全米では3週連続No.1、全英でも1位を記録します。
  ファルコの名が一部で知られることになったのは、遡ること4年、冒頭に触れたディスコ・チューン「Der Kommissar」が、様々なアーティストにカバーされるほどヒットしたからで、中でもアフター・ザ・ファイアーのバージョンは’83年に全英47位まで上昇しました。
  ということでいきなり登場したわけではないのですが、「Rock Me Amadeus」のヒットで彼の名を知った人も多いことでしょう。実際このあと『ロック・ミー・アマデウス〜FALCO3〜』から次々とシングル・カットされ、「Vienna Calling」が’86年全米18位、全英10位、「Jenny」が’86年全英68位を記録しています。アルバムでは「Rock Me Amadeus」がロング・バージョンで収録されているため、歌詞がほとんどないサンプリングを多用したものになっていて、日本盤には聴き取りで起こした歌詞が掲載されていました。そのため「パ・パ・パ・パ・パン粉」と空耳状態の箇所が“falco”と表記されていて、実際はオリジナルの歌い出しの“Er war ein Punker”という箇所の“Punker”をサンプリングしていて間違っていたという、全く役に立たない小話です、スイマセン。ついでに言えば、島谷ひとみさんの「Falco」も全くもって関係ありません。
  話題をアルバムに戻しましょう。プロデューサーであるボランド兄弟とのタッグは大成功し、どれをシングルにしても通用する仕上がりになっています。おバカな感じに聴こえる作品も多いですが、特に「Jenny」は強姦殺人をテーマにした問題作で、放送禁止になった国もかなりの数にのぼりました。さて最後にもうひとつだけ役に立たないけど、知っているとちょっぴり嬉しいネタをご紹介。グラミーの“ベスト・リミックス”部門に輝いたこともあるクラブ69のピーター・ラウホファーは、その昔ファルコをリリースしていたオーストリアのGIG RECORDSで働いていました。その彼が、のちにクラブ69名義でファルコのリミックスを手掛けることになるとは奇妙な巡り合わせではないでしょうか。
INFORMATION
レーベル主宰や国内外のイべントでのDJプレイなど多岐に活躍するDJ 19のブログ「ナイナイナイ(ナインティーンの)恋じゃない」がスタート!!クラブ・シーンの第一線で活躍する彼が、最新のパーティのことや日常の些細なことを徒然なるままに書き綴ります。
DJ 19 ブログはこちら

PROFILE
Profile of DJ19(ディージェィ ナインティーン)
様々な側面を持つ、ジャパニーズ・クラブ・シーンのパイオニア。倖田來未、globe、S.E.N.Sといった著名アーティストのリミッ クスだけでなく、これまでにTHOMAS PENTON、STEVE MAY、C-JAY、KRIECE、AUSTIN LEEDSなど世界各国のアーティストとオリジナル作品を制作し、海外レーベルにオリジナルとリミックスも提供。DJとしても、海外のビッグ・パーティーである『BEDROCK』、国内でも『FUJI ROCK FESTIVAL』などに出演し、自身では『PLASTIC SEX』『PARK』をオーガナイ ズしている。19BOX、PARK LIMITED MUZIK、19BOX LIMITEDという3つのレーベルを運営し、クラブ向けトラックを制作する一方で、ダウンテンポ/チルアウトの作品にも力を入れ、様々なレコード会社から毎年チルアウト・コンピレーションをリリースしている。AMBROZIA名義でもアルバムを発表し、3rdアルバム『lifetime』(www.konami.jp/music/ambrozia)も3/14に発売。同時にHiroki-mode ebisuにて『R』という大人のためのチルアウト・ラウンジも毎月最終木曜日に開催している。ラジオ番組も海外でレギュラーを持ち、ベルギーのTOP RADIOで毎月第3日曜日に『ROTATIONZ』(www.rotationz.be)、アメリカのPROTON RADIOで毎月第4火曜日に『EAST ENDERS』(www.protonradio.com)を担当。また、田中“19”裕之名義で、クラブ系の作品を中心に300作以上のライナーノーツも手掛けている。最新MIX CDはインドネシアの巨大クラブ=STADIUMとタッグを組んだ『STADIUM ESSENTIAL』。 DJ 19 オフィシャルサイト www.19boxrec.com (PC・携帯共用)




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