今回はこれまで取り上げた人の中でも、一番活動の歴史が長い
ティナ・ターナーをピックアップします。しかもベストなので各曲に触れていたら字数がいくらあっても足りないことから、かなり独断と偏見に満ちた、個人的な観点で紹介したいと思います。ご了承の程を。
この『
オール・ザ・ベスト』は’04年にリリースされたものですが、それこそ60年代の
アイク&ティナ時代の作品、ディスク1の「Nutbush City Limits」と「River Deep Mountain High」なんかも収録していて、かなり年代の幅があるベスト・アルバムに仕上がっています。ただし、’84年にソロとして復活した『
プライヴェート・ダンサー』以降のアルバムを中心に、新曲も織り交ぜた構成になっています。
個人的に思い入れが深い曲は、ディスク1(16曲目まで)では
アル・グリーンのカバーである「Let's Stay Together」(’83年全米26位、全英6位)、グランド・ビート仕立ての「I Don't Wanna Fight」(’93年全米9位、全英7位)、ネリー・フーパーがプロデュースを手掛けた映画『007 ゴールデンアイ』の主題歌である「Goldeneye」(’95年全英10位)などなど。ディスク2では、僕のフェイヴァリット・プロデューサーであるトレヴァー・ホーン(祝25周年記念ライブDVD発売!!!)が手掛けた’96年のアルバム『ワイルデスト・ドリームス』からの楽曲を多数収録しています。ディスク1でも、トレヴァー・ホーンのプロデュースの元、
ジョン・ウェイトのカバー「
Missing You」を演っているんですが、この曲、奇しくも、僕がやっているユニット=
AMBROZIAの2ndアルバム『real 4 life』でカバーしています。どこまでも感性が近いというか、音楽的に影響を受けているようで逆に怖くなります。無意識にピックアップしてカバーしたんですけどね。
ディスク2では、感覚的にグレース・ジョーンズ寄りの極上チルアウト・チューン「Private Dancer」(’84年全米7位、全英26位)が好みです。自伝映画『ティナ』で発表された
ブライアン・アダムス作の「Why Must We Wait Until Tonight」(’93年全米97位、全英16位)も、意外ながらグランド・ビート仕立てのチルアウト・トラックに仕上がっています。こういうサウンドを聴けば、のちに
ブライアン・アダムスがシケインとタッグを組むのも納得ですね。ハイライトとしては、本人も出演した『マッドマックスIII/サンダードーム』の主題歌でもある「We Don't Need Another Hero」(’85年全米2位、全英3位)でしょう。しかもこの映画、僕が初めて映画館で見た映画でもあります。確か同時上映(田舎だったんで二本立てが当たり前でした)は『ポリスアカデミー』でした。
そんなことはどうでもいいですが、あまりにも名曲揃いで、延々と楽曲に触れてキリがなさそうなので今回はこの辺で。まさにベストです!!!