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総合TOP > お役立ちインデックス > OnGenアーカイブス > DJ19のレコ麺 > 2006/12/20UP メル&キム亭

DJ19のレコ麺
今回のPICK UP メル&キム 『F.L.M.』
メル&キム 『F.L.M.』
TRACK LIST
Album
メル&キム
『F.L.M.』
1991 Release
ダウンロード価格
アルバム¥1,500 トラック各¥150(共に税込)

アーティスト詳細
 ずっと制作をしていると、マンネリ化を防ぐため、冷静になる時間を設けるようにしているんですが、今、何故かハイエナジー/ユーロビート的なサウンドを引っ張りだして落ち着く日々を送っております。そんな中、ふと聴きたくなって取り出したのが、今回紹介する姉妹デュオのメル&キムです。

 といっても、この名前でピンとくる人の絶対数はかなり限られてしまうでしょう。本来ならもっと名前を知られるべき存在だったんですが、活動しようにも、片方のメルが’90年にこの世を去ってしまったのです。活動形態もサウンドも異なりますが、日本では、のちにDOUBLEに同じようなことが起こりました。もちろん、DOUBLEのその後の成功はいうまでもありませんが、イギリスのメル&キムの場合、キムの方がキム・アップルビー名義でソロ活動したものの、結果的にアルバムが1枚しかリリースされなかったこともあり、前述したような状況になっているのです。

 とはいえ、80年代を制覇したといっても過言ではないストック/エイトキン/ウォーターマン(以下SAW)の肝煎りです。’86年「Showing Out」で鮮烈デビューし、イキナリの全英3位を記録しています。SAWがリック・アストリーやカイリー・ミノーグを手掛ける前の話ですね。しかも面白いのが、時代的に、ハウスに色目を使いだしたサウンドが色濃く出ていて、デビュー曲「Showing Out」のB面「System」に、ハウス・ミックスという名称を早くも使用しています。

 そんなことはさておき、’87年に入って「Respectable」をリリースして全英No.1、続けて本作『F.L.M.』で3位、そしてアルバムからタイトル曲である「F L m 」がカットされ全英7位という風に、イギリスでは大ヒットと呼ぶに相応しい成功を収めました。余談ですが、アルバムが出た当時、「From A Whisper To A Scream」という曲を発見し、ハイエナジー・ファンとして、ボビー・Oのカバーかなと期待し、同名異曲だったのでガッカリというか、肩すかしをくらったのを記憶しています。どうでもいいというか、細かすぎて伝わりませんよね。話を戻しましょう。他にアメリカでは「I’m The One Who Really Loves You」もカットされていて、のちのC&C ミュージック・ファクトリーがリミックスを手掛けていました。

 本作を発表したあと、’88年に「That's The Way It Is」をリリースして全英トップ10ヒットとなるんですが、この曲を最後に、メル&キムとしての新曲は二度とリリースされることがありませんでした。本当に残念でなりません。

 追記。フェリー・エイドというチャリティー・プロジェクトがリリースした「Let It Be」に、ホリー・ジョンソン(フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド)、ボーイ・ジョージバナナラマ、リック・アストリー(敢えてロック以外の人の名を連ねました)らと姉妹で参加しています。
INFORMATION
レーベル主宰や国内外のイべントでのDJプレイなど多岐に活躍するDJ 19のブログ「ナイナイナイ(ナインティーンの)恋じゃない」がスタート!!クラブ・シーンの第一線で活躍する彼が、最新のパーティのことや日常の些細なことを徒然なるままに書き綴ります。
DJ 19 ブログはこちら

PROFILE
Profile of DJ19(ディージェィ ナインティーン)
様々な側面を持つ、ジャパニーズ・クラブ・シーンのパイオニア。倖田來未、globe、S.E.N.Sといった著名アーティストのリミックスだけでなく、これまでにTHOMAS PENTON、STEVE MAY、C-JAY、KRIECE、AUSTIN LEEDSなど世界各国のアーティストとオリジナル作品を制作し、海外レーベルにオリジナルとリミックスも提供。DJとしても<FUJI ROCK FESTIVAL>や、海外のビッグ・パーティー、例えば<Bedrock>などに出演し、自身ではPARKをオーガナイズしている。19BOX、PARK LIMITED MUZIK、19BOX LIMITEDという3つのレーベルを運営し、クラブ向けトラックを制作する一方で、ダウンテンポ/チルアウトの作品にも力を入れ、様々なレコード会社から毎年チルアウト・コンピレーションをリリースしている。AMBROZIA名義でもアルバムを発表し、2ndアルバム『real 4 life』(KONAMI)も11/8に発売される。同時にHiroki-mode ebisuにて「R」という大人のためのチルアウト・ラウンジも毎月最終木曜日に開催している。ラジオ番組も海外でレギュラーを持ち、ベルギーのTOP RADIOで毎月第3日曜日に「ROTATIONZ」(www.rotationz.be)、アメリカのPROTON RADIOで毎月第4火曜日に「EAST ENDERS」(www.protonradio.com)を担当している。また、田中“19”裕之名義で、クラブ系の作品を中心に300作以上のライナーノーツも手掛けている。最新CDは『Resident*003 Phuture Funk』(I/O MUSIC)。DJ MIXとCHILLOUT COMPILATIONをセットにしたDJ 19の両面が一枚に凝縮されたパッケージとなっている。 DJ 19 オフィシャルサイト www.19boxrec.com (PC・携帯共用)




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