『レコ麺』は立て続けに80’s作品を紹介しちゃいます。僕のブログ『
ナイナイナイ(ナンティーンの)恋じゃない』をご覧の方は、このところ再発されたりしている80’s音源を買いまくって聴いている模様を読んでいるかもしれませんが、時代的にそういう気分なんです。よくメディアでは80年代は不毛のディケードなんてことを言われますが、とんでもなく、視覚的にはMTVの時代と並行したこれまでとは異なるヴィジュアル面の打ち出しがあったり、音楽的にもメロディラインが素晴らしいものも多く、重要な作品も多く存在します。そんな中から、今回はちょっとふざけた名前の3人組、
ジョニー・ヘイツ・ジャズを取り上げます。
まず最初に言っておかないといけないのは、メンバーの中にジョニーはいません。ベースのマイク・ノシートの親友=ジョニーがジャズ好きの奥さんに悩まされているところから名付けられています。80年代には、こうした文になっているグループって結構いまして、有名どころでは、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドにキュリオシティ・キルド・ザ・キャット(のちにキュリオシティ)などなど。ま、そんな話は置いておいて、
ジョニー・ヘイツ・ジャズに戻りましょう。
メジャー・デビューしての最初のシングルは「
Shattered Dreams」で、’87年全英5位。続く「
I Don’t Want To Be A Hero(邦題:反逆のヒーロー)」が11位、「
Turn Back The Clock」が12位と’87年にヒットを3曲飛ばすんですが、「
Turn Back The Clock」がナント翌年全英No.1になります。そして続けて「
Heart Of Gold」が19位、「
Don’t Say It’s Love」が48位となり、これらの楽曲は、全て1stアルバムである『Turn Back The Clock(邦題:反ヒーロー宣言)』に収録されています。アルバム収録の「Don't Let It End This Way」なんて、
スティングの「
Englishman In New York」(ほぼ同時期です)の雰囲気だったりして面白いです。
しかしながら、順風満帆に見えていたにもかかわらず、’88年にフロントマンでもあるボーカルのクラーク・ダッチェラーが突然の脱退。そこで、残ったメンバーは、アルバムに参加して「Listen」を書いていたフィル・ソーナリー(一時期
キュアーにも在籍してました)と新生
ジョニー・ヘイツ・ジャズを結成します。だがシングル「
Turn The Tide」は振るわず、間を置いてリリースした‘91年の2ndアルバム『Tall Stories』も不振に終わってしまいました。
結果的に
ジョニー・ヘイツ・ジャズはデビュー・アルバムで華々しく散ってしまった感が強く、解散したのが惜しまれますが、珠玉のメロディは形として残っていますので体験して下さい。