前回、
ペット・ショップ・ボーイズを取り上げましたので、その延長で
エレクトロニックを取り上げます。
エレクトロニック自体は、
ニュー・オーダーのバーナード・サムナーと元スミスのジョニー・マーによるUKロック・ファンには黄金コンビともいえるユニットです。
デビュー・シングルである
「Getting Away With
It」が’89年の終わりに出たとはいえ、本作
『Electronic』は’91年にリリースされたので、実際かなり待たされた感がありました。で、
ペット・ショップ・ボーイズはどう関わっているのかというと、
「Getting
Away With It」にニール・テナントが、
「The
Patience Of A Saint」に、ニール・テナントとクリス・ロウの二人が揃って参加しているのです。ユニット名が示すように、
ニュー・オーダーと
ペット・ショップ・ボーイズが合体し、そこにジョニー・マーのギターが乗ったエレポップというと乱暴かもしれませんが、それぐらい当時の時代背景を考えるとレイドバックしたサウンドでした。が、逆にそれが心地よかったのです。
ここからは、他に
「Get The Massage」と
「Feel
Every Beat」が’91年にシングル・カットされています。このアルバムからは、オープニングのバーニーの愛嬌あるラップが印象的な
「Idiot
Country」に、インストの
「Soviet」など、聞き所が多いのですが、やはりなんと言っても
「Getting
Away With It」に尽きるでしょう。アルバムを買った人は、クレジットを見ても載ってないので気付かないかもしれませんが、シングルを見ると、実はストリングス・アレンジをアン・ダッドリーがやっているんですね。アン・ダッドリーと言ってもピンと来ない人には、
Mr.マリックが登場するときに必ずかかるアート・オブ・ノイズの中心人物である女性といえば良いでしょうか。まぁ、イギリスの音楽を聴いて来た人達には本当に主要なメンバーが集っているのです。
あと、
「Getting Away With It」パート2というか、再び、バーナード・サムナー、ジョニー・マー、ニール・テナントが集合した「Disappointed」という名曲があるのですが(ジャケも3人が写っています)、こちらはサントラ用に提供したものなので残念ながら2ndの『Raise The Pressure』にも入ってないのですが、
エレクトロニックとしてはシングルで最高位、全英6位を記録しています。また、このメンバーで是非とも何かやって欲しいですね。