カーネーション特集 − 『Velvet Velvet』 | 音楽ダウンロード・無料試聴 | 音楽配信サイト OnGen

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FEATURED ARTIST カーネーション[CARNATION]特集

キャリア26年!若者からロックジジイまでが惚れこむ・・・カーネーションの新たなる金字塔『Velvet Velvet』!

【Track List】
トラックリスト

[ジャケット画像]

Album
『Velvet Velvet』

2009/11/25 Release

ダウンロード価格
アルバム ¥2,400(税込)
トラック 各¥200(税込)

【Selected Discography】
配信ディスコグラフィー [コロムビア時代]

[ジャケット画像]

Album
『EDO RIVER』

1994/08/21 Original Release

ダウンロード価格
アルバム ¥1,800(税込)
トラック 各¥200(税込)

プッシュ曲

 

[ジャケット画像]

Album
『a Beautiful Day』

1995/08/19 Original Release

ダウンロード価格
アルバム ¥1,800(税込)
トラック 各¥200(税込)

 

[ジャケット画像]

Album
『GIRL FRIEND ARMY』

1996/08/21 Original Release

ダウンロード価格
アルバム ¥1,800(税込)
トラック 各¥200(税込)

 

[ジャケット画像]

Album
『booby』

1997/09/20 Original Release

ダウンロード価格
アルバム ¥1,800(税込)
トラック 各¥200(税込)

プッシュ曲

 

[ジャケット画像]

Album
『Parakeet & Ghost』

1999/02/10 Original Release

ダウンロード価格
アルバム ¥1,800(税込)
トラック 各¥200(税込)

プッシュ曲

 

[ジャケット画像]

Album
『LOVE SCULPTURE』

2000/02/19 Original Release

ダウンロード価格
アルバム ¥1,800(税込)
トラック 各¥200(税込)

 

[ジャケット画像]

Album
『WACKY PACKAGES』

1994/11/21 Original Release

ダウンロード価格
アルバム ¥1,800(税込)
トラック 各¥200(税込)

プッシュ曲

【Selected Discography】
配信ディスコグラフィー [エイベックス時代]

[ジャケット画像]

Album
『LIVING / LOVING』

2003/08/27 Release

ダウンロード価格
トラック 各¥150(税込)

 

[ジャケット画像]

Album
『SUPER ZOO!』

2004/11/25 Release

ダウンロード価格
トラック 各¥150(税込)

プッシュ曲

 

[ジャケット画像]

Album
『WILD FANTASY』

2006/07/26 Release

ダウンロード価格
トラック 各¥200(税込)

プッシュ曲

【Profile】
プロフィール

[プロフィール写真]

直枝政広 ボーカル/ギター
大田 譲 ベース/ボーカル

1983年12月 「耳鼻咽喉科」を前身に「カーネーション」結成。当時からのオリジナルメンバーは、直枝ひとり。 1984年 シングル「夜の煙突」(ナゴム)でレコードデビュー。以降、数度のメンバーチェンジを経ながら、時流に消費されることなく、数多くの傑作アルバムをリリース。練りに練られた楽曲、人生の哀楽を鋭く綴った歌詞、演奏力抜群のアンサンブル、圧倒的な歌唱、レコードジャンキーとしての博覧強記ぶりなど、その存在意義はあまりに大きい。2008年に結成25周年を迎え、2009年1月、ドラマー矢部浩志が脱退。現メンバー、直枝政広(Vo.G)と大田譲(B)の2人にサポートドラマー中原由貴(タマコウォルズ)を迎え、約2年半ぶりの新録作品となるシングル「ジェイソン」をリリースする。
(※カーネーション オフィシャルサイトより)

【Information】
インフォメーション

【CARNATION tour 2009 “Velvet Velvet”】
◆2009年12月11日(金)大阪 Shangri-La
◆2009年12月12日(土)京都 拾得
◆2009年12月23日(水・祝)東京 渋谷O-WEST


【インストアイベント】
◆12月13日(日)TOWER RECORDS 難波店4F
◆12月19日(土)TOWER RECORDS 渋谷店B1

 前作『WILD FANTASY』から3年ぶり、14枚目のオリジナル・アルバムとなる『Velvet Velvet』がリリースされた。2人組みとなった新生カーネーション初のアルバムであり、マジカルともいえる地平へと踏み出し、新たなる金字塔を打ち立てた記念すべきアルバムとなった。バンド結成から25年を越え、コロムビア在籍時のオリジナル・アルバム7タイトル(1枚はライブ盤)がリマスタリングされ、貴重なデモ音源などを大量に追加収録した2枚組としてリイシュー、さらにカーネーションの前身である“耳鼻咽喉科”時代の音源が『偉大(はずかしく)なる2年 Anthology 1981-1983』としてCD化されるなど、まさに“カーネーション祭り”と化した2009年の後半。2人組みとなって、さらに自由度を増したアンサンブルで突き抜けていくカーネーション。今回、カーネーションのお二人(質問に関しては直枝氏、影響を受けた10曲に関しては直枝氏と大田氏)にお話を伺うことができた。

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◆『Velvet Velvet』に先立って、新生カーネーションとして始めてのシングル「ジェイソン」が4月にリリースされましたが、あの曲を出すきっかけは?

 去年の11月、12月と2ヶ月連続でライブをやったんですが、カーネーションが2人になって、サポート・ドラマーを中原(由貴)さんでやりますよという告知をしながら、とにかくライブをやろうということではじめたんです。その時に景気づけに、ファンも心配してるだろうから、そんな不安を吹き飛ばすような曲をやらないとな、と思ったんです。それで、一度も音源化されてなくて、5人時代の最後の曲として認知されていた「ジェイソン」とかがいいんじゃないかなと。ただ、インスト・バージョンだったので、これをそのまま3人でやるのもどうかなと思ったので、その時の気持ちを歌詞にして乗せて、新らしい構成にして作り直したんですね。現代版の「ジェイソン」という形で、ライブでやってしまおうと。とにかく、すべて忘れて走っていく感じというか、そんな勢いに溢れた曲になりました。

◆メンバーが5人から3人、そして2人となっていく中で、今度の新作に込めた思いとはどういうものだったのでしょうか?

 何も終わることはないんだということですね。去年のライブをやった時点で開き直っていましたし、「ジェイソン」を出したということもあって完璧に吹っ切れてますね。2人でバンドをやって何が悪いという感じですね。音楽的にも、前はトリオという枠があったけど、今回は枠がないんですよ。カーネーションの音楽である以外に何のしばりもない。そこは、大田くんも全然こだわっていないし、僕等がOKを出す事がイコール、カーネションの音楽という、そんなシンプルな状態です。より音楽的だと思いますね、へんな様式になにもこだわることがなくて。

◆『Velvet Velvet』というアルバムタイトルは、何か由来があるのですか?

 いや、特にそれはないですね。ただ、制作段階の途中から、この曲が一番強いなと思っていたので。その時はまだ歌詞がなくて、曲ができた日にちでタイトルを付けていたんですけど、「5.7」というタイトルで。これを一押しでいきたいねとか話しをしていたんですが、歌詞を乗せるのにすごい苦労して、いろいろ旅をしたり喫茶店をはしごしたりして、もがきながら詞を書いたんです。たぶん、これは無意識が呼んだキーワードだと思うんですけど、パーっと開けた瞬間というのが、これ以上ないきれいな星空のイメージというか、夜空へ飛び立っていく感じというか・・・。“ヴェルヴェット・ヴェルヴェット”というちょっと神秘的な色合いというのは、そういう“はじまりの夜”みたいな感じかもしれないですね。

◆『Velvet Velvet』の曲の流れというかアルバム全体の構成は、かなり考えて作られたのですか?

 曲を録音してる時点では何も考えてないですね。最後の最後に歌詞が全部出来上がってから、二日くらいかけて、ほとんど悩まずにできた流れですね。ビートルズのアルバム的ないい曲順なんじゃないかなと思ってます。A面、B面に分かれたレコード的な楽しみ方ができるというか・・・。「ジェイソン」はすでに発表されている曲なので、それを真ん中にはさみながら、前後で新しい世界を楽しんでもらえるような作りにはしています。  このアルバムは、僕のなかでは「Dream is Over」で一応終わるんですね。「遠い空 響く声」っていうのはエンディングロール、非常に映画的なイメージで流れを作ってます。「砂丘にて」っていうのはフックが効いていて、ちょっとノベルティソング的な。こういうのってカーネーションお得意なんですよ、必ずアルバムに一曲くらいは変わった曲を入れてる。今回、あえてアーシーな部分は避けてたので、この曲ぐらいかな。じゃないと渋くなっちゃうんでね(笑)。

◆ドラマーに宮田(繁男)さんを起用している曲が2曲ありますが、このへんの使い分けの理由は?

 宮田くんはオリジナル・ラヴとかで叩いてた人なんですけど、その前は一緒に松尾清憲さんのバック・バンドにいたことがあるんです。家も近かったので、お互い行き来して音楽聴いたりしていて、僕は彼からソウル・ミュージックを教わったんです。おいしい選曲の『ソウルド・アウト』というオムニバス盤を彼から借りて、今だに借りっぱなしなんですけど(笑)、それにかなり影響を受けてきました。90年くらいから、ソウル・ミュージックばっかり聴くようになって、あのレコードは重要な出会いだったというイメージがあって、今回、ノーザン・ソウルっぽいスタイリッシュなソウルの曲ができたので、ここは宮田くんに振りたいなと。あとは、何も説明しなくても彼はそのスタイルに持っていってくれるってわかっていたので・・・「ちょっと、アイズレーな感じで」って言うだけで(笑)。

◆今回、レコーディングで苦労された曲とかはありますか?

 あんまりないですね。悩まず、止まらず進めていくのが最高なので。デモテープは作って用意するんですけど、その枠をなるたけ飛び越えてくれるように説明してるので、現場でアレンジを全く変えるということはありましたけどね。それさえも楽しんでやってましたね、短い間にすごいスピーディな作業で。  エンジニアは僕等のファースト・アルバムを録った原口(宏)くんなんですけど、お互いにそれぞれのキャリアを伸ばしながら、ここでまた幸福な出会いをするわけなんですが(笑)。とてもこだわりの強い男なんで、音響にはうるさかったですね、アレンジにまで口を出してきてちょこちょこ喧嘩になりましたから(笑)。ある意味、とてもハイファイな男だから、それと僕等みたいな荒っぽいバンドが結びつくと絶対面白いものができるかなと。ネットでファイルのやり取りをしていたんですが、マスタリングが始まる直前まで最終ミックスのやりとりをしてましたからね。

◆今回、コロムビア時代の作品7タイトルがリマスタリングされて“デラックス・エディション”として再発されますが、それぞれのアルバムについてコメントをいただけますか?

『EDO RIVER』
 『天国と地獄』を作り終えて、大所帯のバンドでしょっちゅうライブをやってた。ちょうど僕等のバンドのピークが、気持ちのいいグルーヴ、明るい方向に自然に向いてったんですね。ソウル・ブームも自分たちのなかでかなり盛り上がっていたし、その結果ここに辿り着いたってことですかね、いつの間にかスコーンと突き抜けていた状態で。今までどこにも放送に引っかからないバンドだったんですが、いきなりFMのチャートにのぼっちゃうようになって全国でヘヴィローテーション、びっくりしましたよ。なんでこんなに聴いてくれる人がいるの、みたいな。何の先入観もなく入ってきたひとの方が多いと思うんだけど、時代の波長と合うところがあったんですかね。個人的にはヒップホップが一番面白い時期だったんで、いろんなリミックスもやったし。ディスク2には、カーネーションがこんなミックス作ってたんだみたいなのがいっぱい入ってます。

『a Beautiful Day』
 これも、活動が知らないうちに転がっていくっていうか、順調に次々と決まっていく感じで、一年後にポンと出たみたいな。僕も聴いてくれる人がいるってわかってるから、すごい気持ちが楽で、『天国と地獄』みたいな、つっかかっていくような攻撃的な部分はなかった。それよりもやってることの気持ちよさみたいなのが重要で、それが素直に出たアルバムですね。これもまたいろんなところでかかるようになってね、面白かったですね。このアルバムは当時はDATマスターだったんですけど、今回はアナログマスターを使用してます。そっちの方が音が太かったんで。今回はリマスターでかなり音が変わりましたね、最高です。

『GIRL FRIEND ARMY』
 夏になれば必ず出す、というのが定番化してきた。この頃から緻密なプリプロをあまりやらなくなった気がする・・・、メンバーが作ってくるデモテープを中心にスタジオに入っちゃう。これもまた、非常にポップな構成を持ったアルバムで、よりアーシーになってますね。ヴィンテージ・ロックに対する愛情みたいなものが、この辺から少しずつまた露骨になってきている。それでいてカラフルでいい感じになってますね。都会じゃない近郊の感覚ですね、ちょっと離れて見ているような。キメキメにならないっていうか、ちょっとルーズで。渋谷系は当時、ガンガンにオシャレなイメージで売ってたけど、僕達はすごい臭いソウルが好きだったから(笑)。

『booby』
 この辺は時代だろうね、世の中が不況になってくる。周りの空気が変わってきて、それがすごい音楽にも反映されるんだよね。たぶんそれをピリピリ感じ始めた頃じゃないかな。あと、みんなが何も言わなくなる・・・。いろんなことを試してきて、ある程度結果も出ていると、悩んじゃうんだよね。シビアなアルバムですよ。好きなことやらせてよ、みたいなところもあるし。エンジニアに蜂谷さんというベテランの人を呼んだのね、サディスティック・ミカ・バンドの『黒船』とかを録った人で。堂々とアナログ録音を突き詰めようと・・・。非常に骨太のロックになってますね。名曲だらけですよ。今回は「ダイアモンド・ベイ」のホームデモが凄いんだな。僕が作ってきたデモの中でも一番じゃないかなと思っているものが入ってます。

『Parakeet&Ghost』
 ある意味、ビートルズの『ホワイトアルバム』的というか、好き勝手にやって曲を並べていくと凄いアルバムになっちゃったみたいな。実験というか、部分部分で偶然性を利用した遊びをいっぱい入れて作り上げたものですね。この頃になると、それぞれがいろんなことを考え出してるから、間にワンクッション入れたほうがいいなと思ってプロデューサーを入れたんですよ。あんまり僕が中心になってあーだこーだ言ってるよりも、その方がメンバーも楽しいんじゃないかっていうところがあって。結果的にはそれがよかった。非常に手ごたえのあるアルバム、奇蹟のようなアルバムです。

『LOVE SCULPTURE』
 これは変わったアルバムですね。曲もテンション高いし、自分たちも何が起こっているのかわからないプロダクションというか・・・、ある意味、バンドを解体していく面白さですかね。それに乗っかっていくバンドも勇気あるなと思いますし、操作する方も勇気あるなと思いますけどね。今回『LOVE SCULPTUREU』っていうもう一枚アナログ盤で出てるやつも含まれるんですが、演奏のテンション高いですよ、喧嘩じゃない、コレ(笑)。素材としてはすごく面白い。今回はその骨格がわかる、プロデュースされていないデモテープが入っておりますので、何重にも楽しめる(笑)。

『WACKY PACKAGES』
 『EDO RIVER』を出す前にやったライブ。とってもいい状態のライブで、リズムのキレが凄くよくて。大勢のメンツでライブをやるっていうことは大変なことで、こうしてちゃんと記録に残っていることはありがたいです。プラス今回は当時の、96年くらいまでの各地でのライブも入っていて、ベスト・ライブ盤という仕様になってます。

◆以上のコロムビア時代のリイシューに加えて、カーネーションの前身である耳鼻咽喉科も出ますが、あのバンドについて何か。

 あのバンドは、表現に遠慮がないというか節操がないというか、ドタバタでしたね。そこにスタイリッシュなこだわりとかは無いので、逆に今見ると面白いですよね。あのメチャクチャさが学生っぽくてよかったんじゃないかな。ただ、学生バンドとして済ませられない個性があると思うので、ようやくみんなに聴いてもらえるようになった。やっと時代が追いついたと(笑)。自分では後で聞くとデフ・スクールみたいだなとか思いましたけど、すごい人なつこい曲ばっかりが入ってますね。

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新作『Velvet Velvet』に感じた、風景がぱっと開けて突き抜けていくような感覚は、新生カーネーションだから作り上げることが出来た、音楽のマジックである。そのことが今回の取材をとおしてよくわかった。コロムビア時代のアルバムも最高の音質で甦っているし、新作ともどもカーネーション漬けが続きそうだ。新作のツアーやインストア・ライブなども目白押し(耳鼻咽喉科再結成ライブも!)なので、ナマのカーネーションで更なる盛り上がりを!会場で会いましょう!!
(取材&Text/遠藤哲夫)

[画像]

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【Music Lounge Artist Special Playlist Vol.37】
アーティスト・スペシャル・プレイリスト Vol.37

◆直枝政広が選ぶ影響を受けた10曲

1

[ジャケ画像]

「The Man In Me」
ボブ・ディラン

※現在、OnGenでは配信しておりません

 

3

[ジャケ画像]

「世界的意識」
トッド・ラングレン

ダウンロード価格 ¥150(税込)

 

4

[ジャケ画像]

「Walk On」
ニール・ヤング

ダウンロード価格 ¥150(税込)

 

5

[ジャケ画像]

「Jolly Coppers On Parade」
ランディ・ニューマン

ダウンロード価格 ¥150(税込)

 

6

[ジャケ画像]

「Welcome to the Working Week」
エルヴィス・コステロ

※現在、OnGenでは配信しておりません

 

7

[ジャケ画像]

「Respectable Street」
XTC

ダウンロード価格 ¥150(税込)

 

8

[ジャケ画像]

「Baby Britain」
エリオット・スミス

※現在、OnGenでは配信しておりません

 

9

[ジャケ画像]

「Can't Stand It」
ウィルコ

ダウンロード価格 ¥150(税込)

 

10

[ジャケ画像]

「Watertown」
フランク・シナトラ

※現在、OnGenでは配信しておりません

 
 
 
 

中学1年の時のボブ・ディランから、トッドやXTCを経てフランク・シナトラへ
Selected by 直枝政広

 

中学1年の頃から、バンド結成して現在に至るまでの影響を受けた曲を順に並べてあります。でも、1000曲くらいじゃないと納得いかないんだよね(笑)。10曲は難しいです・・・。
ジョージ・ハリソンの『バングラ・デシュ』の映画を見にいって、そこでボブ・ディランを知って聴くようになるんです。当時出た『新しい夜明け』というアルバムを買って、その中でも「ザ・マン・イン・ミー」がとても好きになって。「ライク・ア・ローリング・ストーン」も大好きだけど、自分のスタート地点を考えるとあえてこの曲を選びたい。
ポール・マッカートニーに関しては、ファーストも好きですけど、このセカンドの『ラム』が最も好きですね。「アンクル・アルバート」のメロウさ、マイナー7の気持ちいい感じは、ここで刷り込まれました。
トッド・ラングレンは73年かな、『魔法使いは真実のスター』の1曲目が「世界的意識」なんですが、最初の“ボ〜ン”っていうシンセサイザーの音を聴いた瞬間に俺の人生変わったね。これに狂わされた。
ニール・ヤングは『時は消え去りて』から聴いてるんですが、この『渚にて』も大好きだし、「ウォーク・オン」は理屈ぬきで最高の1曲ですね。俺にとってのアメリカの音ですね、この乾いた感じがね。
『リトル・クリミナルズ』は、高校のときに買ったランディ・ニューマンの初めてのレコードで、「ジョリー・コッパーズ・オン・パレード」の歌詞がすごくいい。その影響は現在にまで及んでいて、今回の「遠い空 響く声」はこの曲の視点を借りてますね。
そして僕は高校を出て浪人するんですが・・・、エルヴィス・プレスリーが好きな奴から「変な名前の奴がいるぞ」ってんで借りて聞いたのがエルヴィス・コステロのファーストだった(笑)。これが新しいロックの夜明けでしたね。ニュー・ウェイヴとはいいながらすごい凄い親しみやすい曲で、俺にはラヴィン・スプーンフルみたいに聴こえた。でも鳴りが全然違うから、コレは今だなと。
大学生になってXTCを聴いて、今、ビートルズ的なものってありなんだな、って思った。照れずにビートルズが好きって言えるのは、XTCのアルバムがあったからっていう感じがします。この曲のリフは今だにリハの時に弾いたりしてますね。
エリオット・スミスは、ちょうど『Parakeet & Ghost』のマスタリングを終えて、一人でロンドンに行ったんですけど、まず何を見たかというとこの人のライブで、この当時一番影響を受けましたね、今どきこんなフォークをやってもいいんだと勇気を得た(笑)。
当時、フィッシュとかウィルコとか僕たちと同年代のバンドが活躍しだして、中でもウィルコの『サマー・ティース』は、いつまでも好き。最近、また盛り返してとてもいいんだけど、この頃がピークだと思う。
フランク・シナトラに関しては、僕がFMで『ロック・シナトラ』という番組をやっていて、その延長でシナトラの曲をライブのオープニングBGMに使ってたんですが、最近は本気で好きになってきて(笑)。あの歌声がヤバい感じで、なんか裏があるなコレは。暗黒の淵が広がっているというか・・・。最近は見つけたら買うようにしてます。 (直枝政広・談)

 

◆大田 譲が選ぶ影響を受けた10曲

1

[ジャケ画像]

「霧のかなたに」
黛ジュン

ダウンロード価格 ¥150(税込)

 

2

[ジャケ画像]

「風が泣いている」
スパイダーズ

※現在、OnGenでは配信しておりません

 

3

[ジャケ画像]

「高円寺」
吉田拓郎

※現在、OnGenでは配信しておりません

 

4

[ジャケ画像]

「寒い国から来た手紙」
泉谷しげる

※現在、OnGenでは配信しておりません

 

5

[ジャケ画像]

「香り」
外道

※現在、OnGenでは配信しておりません

 

6

[ジャケ画像]

「悪たれ小僧」
頭脳警察

ダウンロード価格 ¥200(税込)

 

7

[ジャケ画像]

「崩壊の前日」
カルメン・マキ&OZ

※現在、OnGenでは配信しておりません

 

8

[ジャケ画像]

「七転八倒」
ウェスト・ロード・ブルース・バンド

※現在、OnGenでは配信しておりません

 

9

[ジャケ画像]

「シカゴバウンド」
憂歌団

ダウンロード価格 ¥210(税込)

 

10

[ジャケ画像]

「時の過ぎ行くままに」
沢田研二

※現在、OnGenでは配信しておりません

 
 
 
 

歌謡曲やGSに始まり、日本のロックやブルースをコピーしていた日々
Selected by 大田 譲

 

日本の曲で、子供の頃から影響を受けた曲ですね。小学校2年の時が黛ジュンとスパイダース。ほんとは「霧のかなたに」っていう曲を、西田佐知子の曲だとばっかり思ってて(似たような題名の曲があったため)、でも昨日調べてみたら、黛ジュンだってわかって(笑)。小学校2年生の頃、しょっちゅう歌ってましたね。この辺が音楽好きというか、歌うのが好きになった原点ですね。高い声が出たんで、歌えたんですね。GSはね、従姉妹のおネエちゃんがすごい好きで聴いてたんです。部屋中に「明星」とかの付録のポスターを貼ってたんですよ。その中でもスパイダースが一番好きで、マチャアキになりたくて憧れてましたね。
次に吉田拓郎あたりがくるのかな・・・。「高円寺」っていう曲は、中学校1年のときに初めて質流れのフォーク・ギターを買ってもらって、6000円くらいだったかな。で、この曲は2コードしかなかったので、俺にも弾けるじゃんって(笑)。そういう楽器が弾けたっていうのもあるし、ちょっと東京を匂わしてくれた曲ですね。
泉谷しげるは、とにかくベースを弾こうと東京に出てきて、目標だったんですね、この人のバックでベースを弾くことが・・・。この年になって、どうなのかっていうのもあるけど(笑)。大好きです。
外道は中学でバンドを始めた頃、エレキでバンドを始めたきっかけが外道だったかな。74年だから、14歳くらいなので。ものすごく不良ぽくて、最初は「ゲーゲーゲー」ってワケわかんなかったけど、カッコよかったんですね。一番聴いたのは『拾得LIVE』なんだけど、曲としては一番インパクトがあったのが「香り」ですね。たまんないですね、このムチャクチャ感は。
頭脳警察は大学の時ですね、聴いたのはちょっと遅いんです。これは、コピーしたときに、歌詞が凄いなと思いましたね。お天道さまに唾をはいた・・・みたいな。こんな歌があるんだと思って・・・。
カルメン・マキ&OZはね、僕が高校の時にドラムで参加してたバンドがあって、その時にコピーしてたので。ベースの人が好きでしたね。長いソロを弾いてましたね、ファズが効いてブ〜ンブ〜ンいってるような(笑)。NHKのヤング・ミュージック・ショーで見て、なんてカッコいいんだ、このベースって。
ウェスト・ロード・ブルース・バンドは、基本中の基本なんです(笑)。これは一番コピーしました。この人たちの『ライブ・イン・京都』ていう2枚組のアルバムがあって、最初から最後まで全部コピーしてた。「七転八倒」って日本語のオリジナルなんですが、放送禁止用語が出てきたりして(笑)。日本語のブルースへの乗せかたって、こんなのもありなんだって・・・、憂歌団とは、また全然違うんだよね。憂歌団も上手く日本語を乗せるけど、より本格派な感じじゃないですか?この「シカゴ・バウンド」は『生聞59分』に入ってたやつかな。
沢田研二は、僕にとってはかなりヒーローで(笑)。これは、『悪魔のようなあいつ』っていう3億円犯人のTVドラマの主題歌で、ドラマにすごく合ってるんですよ!曲はすごくポピュラーですけど、ドラマのイメージが強いですね。(大田 譲・談)

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30005900580
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