【Track List】
トラックリスト
2009/11/25 Release
ダウンロード価格
アルバム ¥2,400(税込)
トラック 各¥200(税込)
【Selected Discography】
配信ディスコグラフィー [コロムビア時代]
1994/08/21 Original Release
ダウンロード価格
アルバム ¥1,800(税込)
トラック 各¥200(税込)
1995/08/19 Original Release
ダウンロード価格
アルバム ¥1,800(税込)
トラック 各¥200(税込)
1996/08/21 Original Release
ダウンロード価格
アルバム ¥1,800(税込)
トラック 各¥200(税込)
1997/09/20 Original Release
ダウンロード価格
アルバム ¥1,800(税込)
トラック 各¥200(税込)
1999/02/10 Original Release
ダウンロード価格
アルバム ¥1,800(税込)
トラック 各¥200(税込)
2000/02/19 Original Release
ダウンロード価格
アルバム ¥1,800(税込)
トラック 各¥200(税込)
1994/11/21 Original Release
ダウンロード価格
アルバム ¥1,800(税込)
トラック 各¥200(税込)
【Selected Discography】
配信ディスコグラフィー [エイベックス時代]
2003/08/27 Release
ダウンロード価格
トラック 各¥150(税込)
2004/11/25 Release
ダウンロード価格
トラック 各¥150(税込)
2006/07/26 Release
ダウンロード価格
トラック 各¥200(税込)
【Profile】
プロフィール
直枝政広 ボーカル/ギター
大田 譲 ベース/ボーカル
1983年12月 「耳鼻咽喉科」を前身に「カーネーション」結成。当時からのオリジナルメンバーは、直枝ひとり。 1984年 シングル「夜の煙突」(ナゴム)でレコードデビュー。以降、数度のメンバーチェンジを経ながら、時流に消費されることなく、数多くの傑作アルバムをリリース。練りに練られた楽曲、人生の哀楽を鋭く綴った歌詞、演奏力抜群のアンサンブル、圧倒的な歌唱、レコードジャンキーとしての博覧強記ぶりなど、その存在意義はあまりに大きい。2008年に結成25周年を迎え、2009年1月、ドラマー矢部浩志が脱退。現メンバー、直枝政広(Vo.G)と大田譲(B)の2人にサポートドラマー中原由貴(タマコウォルズ)を迎え、約2年半ぶりの新録作品となるシングル「ジェイソン」をリリースする。
(※カーネーション オフィシャルサイトより)
【Information】
インフォメーション
【CARNATION tour 2009 “Velvet Velvet”】
◆2009年12月11日(金)大阪 Shangri-La
◆2009年12月12日(土)京都 拾得
◆2009年12月23日(水・祝)東京 渋谷O-WEST
【インストアイベント】
◆12月13日(日)TOWER RECORDS 難波店4F
◆12月19日(土)TOWER RECORDS 渋谷店B1
前作『WILD FANTASY』から3年ぶり、14枚目のオリジナル・アルバムとなる『Velvet Velvet』がリリースされた。2人組みとなった新生カーネーション初のアルバムであり、マジカルともいえる地平へと踏み出し、新たなる金字塔を打ち立てた記念すべきアルバムとなった。バンド結成から25年を越え、コロムビア在籍時のオリジナル・アルバム7タイトル(1枚はライブ盤)がリマスタリングされ、貴重なデモ音源などを大量に追加収録した2枚組としてリイシュー、さらにカーネーションの前身である“耳鼻咽喉科”時代の音源が『偉大(はずかしく)なる2年
Anthology 1981-1983』としてCD化されるなど、まさに“カーネーション祭り”と化した2009年の後半。2人組みとなって、さらに自由度を増したアンサンブルで突き抜けていくカーネーション。今回、カーネーションのお二人(質問に関しては直枝氏、影響を受けた10曲に関しては直枝氏と大田氏)にお話を伺うことができた。
--------------------------------------------------
◆『Velvet Velvet』に先立って、新生カーネーションとして始めてのシングル「ジェイソン」が4月にリリースされましたが、あの曲を出すきっかけは?
去年の11月、12月と2ヶ月連続でライブをやったんですが、カーネーションが2人になって、サポート・ドラマーを中原(由貴)さんでやりますよという告知をしながら、とにかくライブをやろうということではじめたんです。その時に景気づけに、ファンも心配してるだろうから、そんな不安を吹き飛ばすような曲をやらないとな、と思ったんです。それで、一度も音源化されてなくて、5人時代の最後の曲として認知されていた「ジェイソン」とかがいいんじゃないかなと。ただ、インスト・バージョンだったので、これをそのまま3人でやるのもどうかなと思ったので、その時の気持ちを歌詞にして乗せて、新らしい構成にして作り直したんですね。現代版の「ジェイソン」という形で、ライブでやってしまおうと。とにかく、すべて忘れて走っていく感じというか、そんな勢いに溢れた曲になりました。
◆メンバーが5人から3人、そして2人となっていく中で、今度の新作に込めた思いとはどういうものだったのでしょうか?
何も終わることはないんだということですね。去年のライブをやった時点で開き直っていましたし、「ジェイソン」を出したということもあって完璧に吹っ切れてますね。2人でバンドをやって何が悪いという感じですね。音楽的にも、前はトリオという枠があったけど、今回は枠がないんですよ。カーネーションの音楽である以外に何のしばりもない。そこは、大田くんも全然こだわっていないし、僕等がOKを出す事がイコール、カーネションの音楽という、そんなシンプルな状態です。より音楽的だと思いますね、へんな様式になにもこだわることがなくて。
◆『Velvet Velvet』というアルバムタイトルは、何か由来があるのですか?
いや、特にそれはないですね。ただ、制作段階の途中から、この曲が一番強いなと思っていたので。その時はまだ歌詞がなくて、曲ができた日にちでタイトルを付けていたんですけど、「5.7」というタイトルで。これを一押しでいきたいねとか話しをしていたんですが、歌詞を乗せるのにすごい苦労して、いろいろ旅をしたり喫茶店をはしごしたりして、もがきながら詞を書いたんです。たぶん、これは無意識が呼んだキーワードだと思うんですけど、パーっと開けた瞬間というのが、これ以上ないきれいな星空のイメージというか、夜空へ飛び立っていく感じというか・・・。“ヴェルヴェット・ヴェルヴェット”というちょっと神秘的な色合いというのは、そういう“はじまりの夜”みたいな感じかもしれないですね。
◆『Velvet Velvet』の曲の流れというかアルバム全体の構成は、かなり考えて作られたのですか?
曲を録音してる時点では何も考えてないですね。最後の最後に歌詞が全部出来上がってから、二日くらいかけて、ほとんど悩まずにできた流れですね。ビートルズのアルバム的ないい曲順なんじゃないかなと思ってます。A面、B面に分かれたレコード的な楽しみ方ができるというか・・・。「ジェイソン」はすでに発表されている曲なので、それを真ん中にはさみながら、前後で新しい世界を楽しんでもらえるような作りにはしています。
このアルバムは、僕のなかでは「Dream is Over」で一応終わるんですね。「遠い空 響く声」っていうのはエンディングロール、非常に映画的なイメージで流れを作ってます。「砂丘にて」っていうのはフックが効いていて、ちょっとノベルティソング的な。こういうのってカーネーションお得意なんですよ、必ずアルバムに一曲くらいは変わった曲を入れてる。今回、あえてアーシーな部分は避けてたので、この曲ぐらいかな。じゃないと渋くなっちゃうんでね(笑)。
◆ドラマーに宮田(繁男)さんを起用している曲が2曲ありますが、このへんの使い分けの理由は?
宮田くんはオリジナル・ラヴとかで叩いてた人なんですけど、その前は一緒に松尾清憲さんのバック・バンドにいたことがあるんです。家も近かったので、お互い行き来して音楽聴いたりしていて、僕は彼からソウル・ミュージックを教わったんです。おいしい選曲の『ソウルド・アウト』というオムニバス盤を彼から借りて、今だに借りっぱなしなんですけど(笑)、それにかなり影響を受けてきました。90年くらいから、ソウル・ミュージックばっかり聴くようになって、あのレコードは重要な出会いだったというイメージがあって、今回、ノーザン・ソウルっぽいスタイリッシュなソウルの曲ができたので、ここは宮田くんに振りたいなと。あとは、何も説明しなくても彼はそのスタイルに持っていってくれるってわかっていたので・・・「ちょっと、アイズレーな感じで」って言うだけで(笑)。
◆今回、レコーディングで苦労された曲とかはありますか?
あんまりないですね。悩まず、止まらず進めていくのが最高なので。デモテープは作って用意するんですけど、その枠をなるたけ飛び越えてくれるように説明してるので、現場でアレンジを全く変えるということはありましたけどね。それさえも楽しんでやってましたね、短い間にすごいスピーディな作業で。
エンジニアは僕等のファースト・アルバムを録った原口(宏)くんなんですけど、お互いにそれぞれのキャリアを伸ばしながら、ここでまた幸福な出会いをするわけなんですが(笑)。とてもこだわりの強い男なんで、音響にはうるさかったですね、アレンジにまで口を出してきてちょこちょこ喧嘩になりましたから(笑)。ある意味、とてもハイファイな男だから、それと僕等みたいな荒っぽいバンドが結びつくと絶対面白いものができるかなと。ネットでファイルのやり取りをしていたんですが、マスタリングが始まる直前まで最終ミックスのやりとりをしてましたからね。
◆今回、コロムビア時代の作品7タイトルがリマスタリングされて“デラックス・エディション”として再発されますが、それぞれのアルバムについてコメントをいただけますか?
『EDO RIVER』
『天国と地獄』を作り終えて、大所帯のバンドでしょっちゅうライブをやってた。ちょうど僕等のバンドのピークが、気持ちのいいグルーヴ、明るい方向に自然に向いてったんですね。ソウル・ブームも自分たちのなかでかなり盛り上がっていたし、その結果ここに辿り着いたってことですかね、いつの間にかスコーンと突き抜けていた状態で。今までどこにも放送に引っかからないバンドだったんですが、いきなりFMのチャートにのぼっちゃうようになって全国でヘヴィローテーション、びっくりしましたよ。なんでこんなに聴いてくれる人がいるの、みたいな。何の先入観もなく入ってきたひとの方が多いと思うんだけど、時代の波長と合うところがあったんですかね。個人的にはヒップホップが一番面白い時期だったんで、いろんなリミックスもやったし。ディスク2には、カーネーションがこんなミックス作ってたんだみたいなのがいっぱい入ってます。
『a Beautiful Day』
これも、活動が知らないうちに転がっていくっていうか、順調に次々と決まっていく感じで、一年後にポンと出たみたいな。僕も聴いてくれる人がいるってわかってるから、すごい気持ちが楽で、『天国と地獄』みたいな、つっかかっていくような攻撃的な部分はなかった。それよりもやってることの気持ちよさみたいなのが重要で、それが素直に出たアルバムですね。これもまたいろんなところでかかるようになってね、面白かったですね。このアルバムは当時はDATマスターだったんですけど、今回はアナログマスターを使用してます。そっちの方が音が太かったんで。今回はリマスターでかなり音が変わりましたね、最高です。
『GIRL FRIEND ARMY』
夏になれば必ず出す、というのが定番化してきた。この頃から緻密なプリプロをあまりやらなくなった気がする・・・、メンバーが作ってくるデモテープを中心にスタジオに入っちゃう。これもまた、非常にポップな構成を持ったアルバムで、よりアーシーになってますね。ヴィンテージ・ロックに対する愛情みたいなものが、この辺から少しずつまた露骨になってきている。それでいてカラフルでいい感じになってますね。都会じゃない近郊の感覚ですね、ちょっと離れて見ているような。キメキメにならないっていうか、ちょっとルーズで。渋谷系は当時、ガンガンにオシャレなイメージで売ってたけど、僕達はすごい臭いソウルが好きだったから(笑)。
『booby』
この辺は時代だろうね、世の中が不況になってくる。周りの空気が変わってきて、それがすごい音楽にも反映されるんだよね。たぶんそれをピリピリ感じ始めた頃じゃないかな。あと、みんなが何も言わなくなる・・・。いろんなことを試してきて、ある程度結果も出ていると、悩んじゃうんだよね。シビアなアルバムですよ。好きなことやらせてよ、みたいなところもあるし。エンジニアに蜂谷さんというベテランの人を呼んだのね、サディスティック・ミカ・バンドの『黒船』とかを録った人で。堂々とアナログ録音を突き詰めようと・・・。非常に骨太のロックになってますね。名曲だらけですよ。今回は「ダイアモンド・ベイ」のホームデモが凄いんだな。僕が作ってきたデモの中でも一番じゃないかなと思っているものが入ってます。
『Parakeet&Ghost』
ある意味、ビートルズの『ホワイトアルバム』的というか、好き勝手にやって曲を並べていくと凄いアルバムになっちゃったみたいな。実験というか、部分部分で偶然性を利用した遊びをいっぱい入れて作り上げたものですね。この頃になると、それぞれがいろんなことを考え出してるから、間にワンクッション入れたほうがいいなと思ってプロデューサーを入れたんですよ。あんまり僕が中心になってあーだこーだ言ってるよりも、その方がメンバーも楽しいんじゃないかっていうところがあって。結果的にはそれがよかった。非常に手ごたえのあるアルバム、奇蹟のようなアルバムです。
『LOVE SCULPTURE』
これは変わったアルバムですね。曲もテンション高いし、自分たちも何が起こっているのかわからないプロダクションというか・・・、ある意味、バンドを解体していく面白さですかね。それに乗っかっていくバンドも勇気あるなと思いますし、操作する方も勇気あるなと思いますけどね。今回『LOVE SCULPTUREU』っていうもう一枚アナログ盤で出てるやつも含まれるんですが、演奏のテンション高いですよ、喧嘩じゃない、コレ(笑)。素材としてはすごく面白い。今回はその骨格がわかる、プロデュースされていないデモテープが入っておりますので、何重にも楽しめる(笑)。
『WACKY PACKAGES』
『EDO RIVER』を出す前にやったライブ。とってもいい状態のライブで、リズムのキレが凄くよくて。大勢のメンツでライブをやるっていうことは大変なことで、こうしてちゃんと記録に残っていることはありがたいです。プラス今回は当時の、96年くらいまでの各地でのライブも入っていて、ベスト・ライブ盤という仕様になってます。
◆以上のコロムビア時代のリイシューに加えて、カーネーションの前身である耳鼻咽喉科も出ますが、あのバンドについて何か。
あのバンドは、表現に遠慮がないというか節操がないというか、ドタバタでしたね。そこにスタイリッシュなこだわりとかは無いので、逆に今見ると面白いですよね。あのメチャクチャさが学生っぽくてよかったんじゃないかな。ただ、学生バンドとして済ませられない個性があると思うので、ようやくみんなに聴いてもらえるようになった。やっと時代が追いついたと(笑)。自分では後で聞くとデフ・スクールみたいだなとか思いましたけど、すごい人なつこい曲ばっかりが入ってますね。
--------------------------------------------------
新作『Velvet Velvet』に感じた、風景がぱっと開けて突き抜けていくような感覚は、新生カーネーションだから作り上げることが出来た、音楽のマジックである。そのことが今回の取材をとおしてよくわかった。コロムビア時代のアルバムも最高の音質で甦っているし、新作ともどもカーネーション漬けが続きそうだ。新作のツアーやインストア・ライブなども目白押し(耳鼻咽喉科再結成ライブも!)なので、ナマのカーネーションで更なる盛り上がりを!会場で会いましょう!!
(取材&Text/遠藤哲夫)
![[画像]](img/picSnap.jpg)
