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> Vol.15 USインディーズ
“USインディーズ”とは、音楽のジャンルではありません。メジャーに対して、大手資本に属さない独立した会社がいわゆるインディーズですが、特に日本では、日本レコード協会に加盟していないレコード会社及びアーティストを指しています(時には音楽ジャンルとしても使われることもある)。欧米ではメジャー4社(Universal、ソニーBMG、Warner、EMI)の傘下に属していないレコード会社ということになりますが、ここでとりあげる“USインディーズ”は主に、アメリカのインディーズ(自主制作作品)を取り扱うオンラインショップ“CD Baby”のカタログを指しています。
インディペンデントの音楽CDを扱う“CD Baby”は、現在、日本からも通販ショップとして大勢のマニアックなファンが利用している代表的なオンラインショップです。アーティストの側から見れば、自主制作したアルバムでも、“CD Baby”を通して全世界の流通に乗せられることになります。“CD Baby”から火が付いたアーティストの成功例として、ジャック・ジョンソンがいます。彼のデビュー作である『Brushfire Fairytales』 は、元々エンジョイ・レコードというインディーズから発売されたものですが、“CD Baby”の流通で大ヒットした結果、ワールドワイドの契約に至ったのです。
その“CD Baby”は、CDのパッケージ販売と共にデジタル配信(PCダウンロード)も行っています。OnGenでも約60万曲に及ぶ“CD Baby”の楽曲をダウンロードできるようになりました。通常の楽曲ダウンロードと同じ手順で、簡単に海外のインディーズを聴くことができるのです。“CD Baby”のカタログは、全ての音楽ジャンルを網羅するほど多岐に渡っていますが、日本では輸入CDショップに行っても手に入らない商品がほとんどです。特に、自主制作によるフォーキーな作品などは、マニアの注目度も高く、隠れたベストセラーになっているものも多いのです。そんな中から、今回は“CD Baby”への入り口となるように、ほんの一部ですが、おすすめアルバムを紹介します。
(Text/遠藤哲夫)
オーストラリア出身で、リリス・フェアやミッシェル・ショックトのアルバム等にも参加。本作がデビュー作で、あのラリー・クライン(元ジョニ・ミッチェルの旦那)のプロデュース。イノセント・ミッションとか好きな人は是非!
Angel Inside
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Always
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Desert in the Rain
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テキサス出身で、今やルーツ音楽のメッカであるオースティンのシーンとも関わりが深い。ウィリー・ネルソンのアルバムに曲提供もしており、可憐な声がどこかパティ・グリフィンを思わせる。タウンズ・ヴァン・ザンドのカバーも収録。
Take Me Down
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I'm Not An Angel
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Heart of a Believer
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92年頃にフォーク・シーンに登場し、ケリーヴィル・フォーク・フェスティバル等の常連となる。アコギ中心の弾き語りながら、ケイティ・カーティスやダー・ウィリアムスに近い個性も感じさせる。ストーリー性のある歌詞もじっくり味わいたい。
The Pomegranate Seed
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The Little Train
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A Flower From Inside Eden
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ニューヨークを中心に活動しており、今年の初めに日本公演も行った。アストラッド・ジルベルトなどの影響も伺えるウィスパー系のボイスが印象的で、エイミー・マンなどにも通じる都会派ソフト・ポップとしても魅力的だ。
Down So Low
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The Invitation
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Look Down
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クリスティン・レヴィンなどと共に、THE FOUR BITCHIN' BABESとして活動していることでも名が知られる。シカゴ出身でスティ−ヴ・グッドマンやジョン・プラインの影響を受けている本格派。本作にはジャニス・イアンもゲスト参加。
My Friend Elaine
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Home
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Boy on Wheels
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カナダ、ヴァンクーヴァー出身。地元のコーヒーハウスなどで演奏を始め、78年にはアルバム・デビュー。その男子のようなルックスが強烈な印象を残すが、歌声は憂いを含んで美しく、カナダの冷たい空気を運んでくるようだ。
More Than That
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In The Mean Time
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Already Gone
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70年代末のサンフランシスコのパンク・シーンで、The Avengersのリード・ボーカルを担当していた美女。後にオルタナ・カントリー・シーンへと移ってきて、悩殺の歌声で野郎どもを骨抜きに。本作ではルシンダ並にザ・バンドのカバーも!
It Makes No Difference
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Though You Are Far Away
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Love Machine
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95年頃よりグリニッチ・ヴィレッジのフォーク・シーンで活動をはじめ、デビュー・アルバムとなる本作は、グレッグ・ブラウン、ギリアン・ウェルチなどの曲に混じり、ロバート・バーンズのトラッド曲を取り上げ、どことなく英国フォークの香りが。
Come Around
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The Snows They Melt the Soonest
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Driftless
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カナダ出身のポップ・カントリー・シンガーであるが、オーガニックなアメリカーナに近い資質。同じカナダ出身のキャスリーン・エドワーズなどが好きなら聴いて損はない。また、アリソン・クラウスのお株を奪うような美声ともいえる。
Once in a Lifetime
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When It Rains
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Only You
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デンバー生まれで、各地を放浪の後、96年にアラバマ州オーバーンに腰を落ち着ける。現在まで6枚のアルバムを発表しており本作は3作目。歌声はジェイムス・テイラーに近い部分も。デヴィッド・ウィルコックスやエリス・ポールのファンは是非。
We Share This Time
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Heart Strings
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Believe
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フィラデルフィアをベースに活動する新世代シンガー・ソングライター。その渋くて深みのあるボーカルは、カウンティング・クロウズのアダム・ダリッツやダミアン・ライス、ライアン・アダムスなども引き合いに出される。ギター弾き語りの名作。
Take Me Home
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What You Want
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She Knows
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テキサスのブルース・レーベルTOP CATから発売されているCDはどれもイナタイが、このジム・スーラーのアルバムは、カントリー風味のある渋いスワンプ・ロック・アルバムとしても最高。ジョージ・サラグッドとの共演も経験している。
Country Girl
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Walking On The Water
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Dallas
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カナダのトロント出身で、ポップな中にも切々とした味わいがあり、ロン・セクススミス級のイイ曲を書く。昔のジュールス・シアーを思わせる節回しも胸キュンものだ。フォーク・ポップの隠れた名品なので、もっと売れて欲しい!
When She Appeared
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Where Is That Son
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Somewhere In Between
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この人は英国シンガーなのだが、スウェーデンで録音され、LAのインディー・レーベルからリリースされたのが本作。UKのネオ・アコースティックにも近いバンドっぽい音であり、どこか翳りがある。ザ・チャーチとか好きな人にはピッタリ!
Miles Away
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(Sometime's Life's A) Drag
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Tragic
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幼少時代をレバノンのベイルートで過ごし、ミュージシャンの夢をあきらめアメリカの会社に就職したら、脳腫瘍であとわずかの命と宣告され、再びギターを手にしたという稀有な経歴の持ち主。ジム・クロウチのような繊細さが胸にしみる。
Anymore
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Tucson
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Good to Have a Friend
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カナダの最も有名なルーツ・ロック・バンド。87年にでデビューして、現在まで11枚のアルバムを発表。当初はワーナー系のSireからワールドワイドに配給されておリ、日本でも熱心なファンを掴んでいる。「Already Gone」が泣ける!
Already Gone
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Rain Down On Me
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Is It You
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アメリカのトラディショナル・フォーク・ソングを題材に、破壊的なサウンドとボーカルで聴き手を打ちのめすような面があるかと思うと、一方ではオーソドックスに実に渋い喉を聴かせる。ティム・エリクセンの真髄に触れよ!
Will the Circle be Unbroken?
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Johnny Has Gone for a Soldier
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Lowlands of Holland
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アイリッシュ/アメリカンによるロック・グループ。彼等の音楽はケルティック・ファンク・ロック+レゲエみたいな、ある意味、人種の坩堝であるニューヨークにふさわしいもの。ポーグスをもっとグローバルにした感じだ。
San Patricio Brigade
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Livin' In America
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Blood Wedding
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Dreaming
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The Sun, Moon, and Stars
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Almost September
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