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> Vol.25 サーフ・ミュージック特集
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Vol.20 ジャム・バンド特集
Vol.19 ハード・ロック
最近では、サーフ・ミュージックというと、アコースティックを基調にした穏やかで温かみのある音楽、というイメージが定着してきているが、その代表的存在であるジャック・ジョンソンの作品がサーファー仲間だけでなく、幅広いファンを獲得していったことがサーフ・ミュージック・ブームのきっかけとなった。ブームの背景には、サーフィン愛好者であるミュージシャン達、G・ラヴやベン・ハーパー、ドノヴァン・フランケンレイターなどの活躍や、サーフィン自体が娯楽やスポーツという以上に、スローライフやロハスといったライフスタイルの一種として認知されてきたことも関連しているだろう。スローライフへの憧れや共感が、現在のサーフ・ミュージック人気を支えている部分も大きいはずだ。
たが、チョット待てよ。あの元祖サーフ・ミュージックともいえるビーチ・ボーイズや、“テケテケテケ”でお馴染みのベンチャーズなどと、現在のサーフ・ミュージックはどうつながっているのか?
1960年代初期に、アメリカ西海岸でサーフィン/ホットロッドが大流行したことで、海と太陽と車と女の子をテーマにした若者音楽が盛んに作られるようになる。50年代後半のエレキ・インストを土台にして、実際にサーファーでもあったディック・デイル(あの映画「パルプ・フィクション」で使われた「ミザルー」で有名)が波乗りのビート感を、早弾きやリヴァーヴを効かして表現したのがサーフ・インストの始まりで、シャンテイズやサーファリーズ、そしてベンチャーズなどが次々と人気グループになっていった。そして、ビーチ・ボーイズの「サーフィンUSA」「サーファー・ガール」「ファン・ファン・ファン」などのコーラスを生かした一連のヒット曲で、サーフ・ミュージックはアメリカン・ポップスの歴史に名を残すのである。
70年代には、ハワイ出身のカラパナやセシリオ&カポノ、西海岸出身のパブロ・クルーズなどがサーフ・ロックとして日本でも人気を呼んだ。90年代に入ると、スケートボーダーも加わり、パンク/オルタナ系のオフスプリングやランシド、レゲエの要素を取り入れたサブライムなどが注目を集めるが、ジャック・ジョンソンの登場と、世の中の自然回帰の生活志向に後押しされるような形で、よりメロウでフォーキーな音楽がサーフ系の中心を占めるようになってくるのである。めざせ、スローライフ!
(Text/遠藤哲夫)
世界最高峰の
WCTサーフィンを全戦オンエア!
ビーチ・ボーイズ
The Beach Boys
『The Warmth Of The Sun』
Surf's Up
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Wendy
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Surfer Girl
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God Only Knows
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Good Timin'
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62年に「サーフィン・サファリ」でメジャー・デビューした、サーフ・ミュージックの代名詞的存在がビーチ・ボーイズ。エレキ・インスト中心だったサーフ・ミュージックに洗練されたコーラスを持ち込み数々のヒット曲を放つ。ブライアン・ウィルソンは、ロック史上最高の傑作とされる『ペット・サウンズ』を生むが、徐々に精神に異常をきたす。入門用に2枚のベスト盤を。
Album
『he Sounds Of Summer』
2003年 Release
Album
『Pet Sounds』
1966年 Release
ジャック・ジョンソン
Jack Johnson
『On and On』
Times Like These
Traffic In The Sky
Sitting, Waiting, Wishing
Crying Shame
Upside Down
ハワイのオアフ島生まれ、プロ・サーファーからミュージシャンへ転身。サーファー独特の感性を生かし、自然を愛するオーガニックなサウンドで、新たなサーフ・ミュージック・ブームの火付け役となった。2作目『オン・アンド・オン』、3作目『イン・ビトゥーン・ドリームズ』が世界的なヒット作となり、映画『おさるのジョージ』のサントラは全米初登場No.1を記録した。
Album
『Sing-A-Longs & Lullabies For The Film Curious George』
2006年 Release
Album
『In Between Dreams』
2005年 Release
シム・レッドモンド・バンド
Sim Redmond Band
『Life Is Water』
Life is Water
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After Sense
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Back and Forth
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Holes in the Ground
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Pink Guitar
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サーフ・ミュージックとジャム・バンド・シーンを橋渡しする代表的バンドがシム・レッドモンド・バンド。“グラスルーツ・フェスティバル”が開かれる、NY郊外のイサカ出身で、ロック、レゲエ、アフロ・ビートなどをブレンドしたオーガニック・グルーヴは、きらめくようなギターと、男女の溶け合うようなコーラスをともなって、まるで桃源境にいるような気分にさせてくれる。
Album
『Each New Day』
2006年 Release
Album
『Shining Through』
2004年 Release
ベンチャーズ
Ventures
『ゴーゴー・ベンチャーズ』
ダイアモンド・ヘッド
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パイプライン
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ウォーク・ドント・ラン’64
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ワイプ・アウト
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10番街の殺人
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今や夏の風物詩のようなべンチャーズ。今年も日本縦断のコンサートが待っている。65年の来日で一大エレキ・ブームを巻き起こし、「パイプライン」や「ワイプ・アウト」などのサーフ・インストを日本に普及させ、「ダイアモンド・ヘッド」や「10番街の殺人」では、後のロックへの道筋も作った偉大なグループである。ノーキー・エドワーズがまだ現役なのも嬉しい。
Album
『Live In Japan ’65』
1965年 Release
Album
『ロッキー!ザ・ベンチャーズ』
2007年 Release
Donavon Frankenreiter
『Move By Yourself』
2006年 Release
ジャック・ジョンソンが設立したブラッシュファイアー・レコーズから2003年にメジャー・デビュー。2作目『ムーヴ・バイ・ユアセルフ』は、よりファンキーなバンド・サウンドに進化し、グルーヴィーな開放感をもったアルバム。
By Your Side
Beautiful Day
Ted Lennon
『The Taste Of Time』
2007年 Release
ジャック・ジョンソンとは大学時代からの友達で、デビュー作『ウォーター&ボーンズ』はオーガニックで囁くような温もりのある歌が特徴的だった。この2作目ではドラム、ベースを加え、スケール感を増したメロウな世界を展開。
So In Love
No More Wastin' Time
Matt Costa
『Songs We Sing』
2006年 Release
ジャック・ジョンソンの『キュリアス・ジョージ』収録の「ララバイ」でフィーチャーされ、ブラッシュファイアー・レコーズからデビューを飾ったテッド・レノン。珠玉のメロディと独自の優しさを持った、光と風の吟遊詩人。
Astair
These Arms
John Butler Trio
『Grand National』
2007年 Release
地元オーストラリアで絶大な人気を誇る、ジョン・バトラー率いる3人組オーガニック系ジャム・バンド。前作『サンライズ・オーヴァー・シー』に続き、アーシーでスピリチュアルな“スロー・ライフ・ミュージック”を展開。
Better Than
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Groovin' Slowly
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ALO
『Roses & Clover』
2007年 Release
2006年のジャック・ジョンソン来日公演でオープニングを務め、『Fly Between Falls』に続く、ブッシュファイアー・レコードからの2作目が本作。スモーキーなボーカルが印象的なオーガニックでファンキーなジャム・バンド。
Maria
Plastic Bubble
Farryl Purkiss
『BETTER DAYS』
2007年 Release
南アフリカ出身のシンガー・ソングライター、ファリル・パーキンスのデビュー作。ジャック・ジョンソンとの共作曲「デジャ・ヴ」も収録しており、アコースティック・ギターを中心にした作品はセンシティヴな魅力に溢れている。
Ducking And Diving
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Escalator
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Tristan Prettyman
『twenty three』
2005年 Release
2005年の夏、日本でも大ブレイクしたカリフォルニア・ガール、トリスタン・プリティマン。タイトルどおり23歳でのメジャー・デビューとなった本作は、オーガニックで瑞々しい感性が全編に行きわたった清涼飲料水のような1枚。
Love Love Love
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Breathe
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Daize Shayne
『Live Your Dreams』
2006年 Release
ロングボード・サーフィンの世界チャンピオンであり、女優・モデルとしても活躍していたデイジー・シェインの歌手デビュー作。LAメタル界の名プレイヤーだったケン・タンプリンのプロデュースの元、ロック色の強いアルバムに。
Where Love Is
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Movin’ On
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The Beautiful Girls
『Ziggurats』
2007年 Release
“ビューティフル・ガールズ”というグループ名だが、オーストラリア出身の男性3人組。サーフィン仲間だった彼等の、ロック、ヒップホップ、レゲエなどの要素を取り入れた新感覚のサーフ・ミュージックは熱い注目を浴びる。
Bring Me Your Cup
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Generals
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Caravan
『Wander Around』
2006年 Release
2004年に『RAW LIFE MUSIC』 でソロ・デビューした、日本のニュー・フォーキー/サーフ・ミュージックの代表格シンガー・ソングライター。リラックスした叙情的なアコースティック・サウンドが至福の時間をもたらしてくれる。
Changes
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Daydream
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Keison
『漂流』
2006年 Release
波と音楽をこよなく愛するアーティスト、Keison。スワンプ色もある渋くて男らしいボーカルはサーフ/ロック系シンガー・ソングライターの中でも、圧倒的な存在感がある。セルフ・カバー集の『Acoustic Circus』も必聴。
太陽
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Life is Trippy
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Keito Blow
『Fives』
2005年 Release
サーフ系というより孤高の女性シンガー・ソングライター。ラブサイケデリコとかぶる部分もあるが、60年代風のグルーヴ感や大胆にしてしっとりした不思議感には、独自な味わいが。「Beauty In A Beast」はゴー・ゴーズ風。
Beauty In A Beast
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I’m in Love
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Bruce Johnston
『Surfers Pajama Party』
1962年 Release
後にビーチ・ボーイズの重要なメンバーとなるブルース・ジョンストンであるが、本作はサーフィン・ミュージック誕生直前のロックンロール/R&Bのアルバム。デュアン・エディやチャンプスなどのエレキ・インスト・カバーが中心。
Ramrod
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Surfer Stomp
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The Lively Ones
『Surfin' South Of The Border』
1963年 Release
映画「パルプ・フィクション」のエンド・ロールで、ライヴリー・ワンズの「Surf Rider」が使用され、一部で再評価された(?)。フェンダー社のジャガーによる独自なギター・トーンとワイルドなサックスの音が印象的。
Exodus
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Tequila
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The Marketts
『Out Of Limits!』
1964年 Release
「バットマンのテーマ」や「アウト・オブ・リミッツ」の大ヒットで知られるマーケッツも、その実態はスタジオ・ミュージシャンの集まりで、トミー・テデスコやレオン・ラッセルなどもいたらしい。よって演奏は最高級である。
Out Of Limits
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Borealis
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マッキー・フェアリー・バンド
『マッキー・フェアリー・バンド』
1978年 Release
初期カラパナの中心メンバーとして活躍し、グループ脱退後の78年にリリースしたハワイアン・コンテンポラリー・ロック、というかAORの名盤として名高い1枚。ジャズ・ファンク〜ブルー・アイド・ソウルのメロウ感が堪らない。
イット・テイクス・トゥー
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ララバイ
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マカナ
『キー・ホーアル〜ジャーニー・オブ・ハワイアン・スラック・キー』
2006年 Release
ハワイ独特のギターチューニング奏法(弦を緩める)、スラック・キー・ギターの若き名手、マカナ。ハワイアンをベースにしながらも幅広い音楽性を取り入れ、「オンリー・ユー」などの歌ものにも独自のバイブレーションがある。
ソング・フォー・サニー
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オンリー・ユー
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ハーブ・オオタJr.
『ウクレレ〜アイランド・ハート』
2005年 Release
最近ではジェイク・シマブクロなどが人気のウクレレ界。だが、何と言っても世界一のウクレレ奏者オータ・サンの息子、ハーブ・オオタJr. である。ウクレレはハワイアン音楽だけを弾くものではない。その見事な証明がこの作品。
テキーラ・サンライズ
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渚のボードウォーク
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