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総合TOP > 連載 > ジャンル虎の穴 > Vol.24 レゲエ特集


ジャンル虎の穴/さまざまなジャンルがはびこる洋楽の世界。このジャンルってどんな音楽?「ジャンル虎の穴」は、毎回ひとつのジャンルをセレクトして、そのジャンルの成り立や、代表アーティストからマニアックな裏名盤までを紹介するコーナー。これであなたも音楽通に!
Vol.24 レゲエ特集
>>代表アーティスト>>ルーツ・レゲエおすすめ>>ダンスホールおすすめ>>レゲエ/ダンスホール・コンピ
日本でもジャパニーズ・レゲエ・シーンが大盛り上がりの昨今、『横浜レゲエ祭』も爆裂ヒートアップの状況だ。そんな中、ちょっと歴史的にレゲエをおさらいしてみるのもいいのでは!?

レゲエとは、ジャマイカで発展した音楽のジャンルであるが、元はアメリカのリズム&ブルースと、アフロカリビアン系の伝統音楽が結びついて出来たもの。その原型は1960年代のスカやロックステディに見ることができる。カリプソなどの要素を含んだ、裏打ちリズムのスカからロックステディが生まれ、60年代末には、よりリズムが強調されたレゲエへと変化していく。レゲエには当時の欧米のポピュラー音楽なども入り混じり、ジャマイカの宗教思想であるラスタファリズムの影響を大きく受けている。

レゲエの語源は、トゥーツ&ザ・メイタルズの「Do The Reggey」であると言われているが、レゲエを世界的に有名にしたのはボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズであり、ジミー・クリフであった。サウンド的に見ればウェイラーズのリズム・セクションであるカールトン&アストン・バレット兄弟の存在は大きい。70年代レゲエ、特にラスタファリズムの影響下にあるものはルーツ・ロック・レゲエと呼ばれ、80年代以降のダンスホール・レゲエとは区別される。ただし、スライ&ロビーや大物シンガーであるグレゴリー・アイザックスのように、両方にまたがって活躍しているアーティストもいる。

レゲエがデジタル化したものがダンスホール・レゲエと言えるが、思想的にもラスタファリズムとはかけ離れていく。ニンジャマンやシャバ・ランクスといったDJが速いフロウを駆使して人気を集め、90年代以降はバウンティ・キラー、シャギービーニー・マンショーン・ポール等が活躍している。

一方、ジャマイカからの移民が多いイギリスに目を向けると、UB40スティール・パルスなどルーツ・ロック・レゲエから影響を受けたUKレゲエと、主にフィリー・ソウル系の甘いテイストを持った歌もののラヴァーズ・ロックが生まれた。現在のレゲエ・シーンは、ダンスホールを中心に、ヒップホップとのクロスオーバーや、テクノ/エレクトロニカ系の接近など、さまざまな形で発展し続けている。

(Text/遠藤哲夫)
■代表アーティスト
Bob Marley & The Wailers
レゲエの神様ボブ・マーリー、ピーター・トッシュ、バニー・ウェイラーで結成したザ・ウェイラーズは、72年にアイランドと契約し『Catch A Fire』で世界的な注目を浴びる。75年発表の『Live!』は、たとえレゲエ・ファンでなくても必聴の1枚で、「No Woman, No Cry」は多くの人の心をとらえた。81年に脳腫瘍のためにこの世を去るが、マーリーの魂は不滅である。
Album
1973年 Release
Album
1978年 Release
元祖レゲエ・ムービーの『ハーダー・ゼ・カム』(73年)で主人公を演じ、ボブ・マーリーよりも先にレゲエ・ブームの火付け役となったジミー・クリフ。スカの時代からヒットを放ち、「Sitting in Limbo」「Wonderful World〜」「Many Rivers To Cross」などの多くの歌手にカバーされている名曲を残している。しなやかで張りのある天性の歌声はクリフならではの魅力だ。
Album
1975年 Release
Album
1976年 Release
Maxi Priest
85年にデビューしたUK出身のレゲエ・シンガーであり、「Close To You」の大ヒットで、広くポピュラー・シーンにも存在をアピールしてきたマキシ・プリースト。UKならではのラヴァーズ・ロックやグラウンド・ビートなども上手く取り入れ、R&B的な側面も見逃せない。耳に優しい洗練されたサウンドはレゲエというジャンルを超えてオールタイムなグッド・ミュージックでもある。
Album
1997年 Release
Album
1999年 Release
■ルーツ・レゲエおすすめ
Toots & The Maytals
1996年 Release
レゲエの語源ともなった「Do The Reggay」を含むトゥーツ&ザ・メイタルズのベスト盤。パンク/2トーン勢にも大きな影響を与えたスカ/レゲエのクラシックがぎっしり詰まっている。トゥーツ・ヒバートのR&B色濃いボーカルはたまらなくタフでエモーショナル。
おすすめトラック
Do The Reggay  >>試聴
  Pressure Drop  >>試聴  
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Rico
1995年 Release
スカにジャズの要素を取り込み、60年代から活躍するレゲエ・インストの伝説的トロンボーン奏者、リコ・ロドリゲス。スカ・ブームで再脚光を浴び、スペシャルズとの共演も有名だ。本作は名盤中の名盤『Man From Wareika』にボーナストラック9曲を追加した内容。
おすすめトラック
Children Of Sanchez  >>試聴
  Lumumba  >>試聴  
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Burning Spear
1996年 Release
ラスタの申し子のようなルーツ・レゲエ界の重鎮。75年リリースの『マーカス・ガーヴェイ』が名盤として知られるが、本作はそのアイランド時代のベスト盤。まさにアフリカ回帰的なボーカルが大きなうねりとなって、扇情的かつ官能的に迫ってくる。
おすすめトラック
Marcus Garvey  >>試聴
  Slavery Days  >>試聴  
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Peter Tosh
2002年 Release
62年にボブ・マーリー達とウェイリング・ウェイラーズを結成し、73年の『バーニン』までウェイラーズに在籍した。ラスタファリ運動の先駆者ピ−ター・トッシュは、ソロ独立後も『解禁せよ』『平等の権利』といった問題作をリリース。87年、暴漢に射殺される。
おすすめトラック
Equal Rights/Downpressor Man  >>試聴
  Johnny B. Goode  >>試聴  
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Third World
1985年 Release
ボブ・マーリーに続いて、アイランドが世界に送り出したのがサード・ワールド。『サード・ワールド』『華氏96度』といった初期のアルバムは、レゲエの枠を広げる斬新なサウンドで注目を浴びた。徐々にアメリカのマーケット寄りのポップ〜ディスコ路線へ。
おすすめトラック
Jah Glory  >>試聴
  1865 (96o In The Shade)  >>試聴  
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Black Uhuru
1980年 Release
メンバー交代が激しいコーラス・グループのブラック・ウフルだが、ダッキー・シンプソン、マイケル・ローズ、紅一点のピューマ・ジョーンズの時代が最も過激でパワフル。スライ&ロビーをバックに制作された『Sinsemilla』は圧倒的なテンションで迫る。
おすすめトラック
Sinsemilla  >>試聴
  Push Push  >>試聴  
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Gregory Isaacs
1979年 Release
“クール・ルーラー”の異名を持つ超大物シンガー、グレゴリー・アイザックス。代表曲「ナイト・ナース」のようにエッチな歌でも定評があるが、その甘くヌメっとしたボーカルは独自のスタイルを持つ。本作は彼の全盛期ともいえる80年前後の時期の名作。
おすすめトラック
Slave Market  >>試聴
  Black Liberation Struggle  >>試聴  
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Lee Scratch Perry
1976年 Release
奇才リー・ペリーは自身のバンド、アップセッターズで独自のダブ・サウンドを作り上げていったことで有名だが、そのバンドのリズム隊がウェイラーズのバックを務めるバレット兄弟であった。クレイジーな最高傑作『Super Ape』は、元祖ドラムン・ベースともいえる。
おすすめトラック
Zion's Blood  >>試聴
  Curly Dub  >>試聴  
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Max Romeo & The Upsetters
1976年 Release
リー・ペリーのプロデュースによるマックス・ロメオの最高傑作。政治的な歌詞ゆえ、ジャマイカでは放送禁止にもなったらしいが、マックス・ロメオの揺れるボーカルはどこか心地よく響く。アップセッターズによる強力なバックも聴きどころだ。
おすすめトラック
One Step Forward  >>試聴
  War Ina Babylon  >>試聴  
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UB40
2000年 Release
英バーミンガムの労働者階級出身のメンバーによって78年に結成された。“UB40”とは失業手当の書式番号を意味し、ポスト・パンク世代にも支持されたバンドだった。プレスリーのカバー「Can't Help Falling In Love」が全世界的なヒットになり、サウンドもポップ路線に。
おすすめトラック
Can't Help Falling In Love  >>試聴
  Cherry Oh Baby  >>試聴  
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Big Mountain
1999年 Release
UB40と並んでポップス・ファンにもお馴染みのレゲエ・グループ。元々はカリフォルニア出身だが、ジャマイカのメンバーも加入し国際的に。94年に放