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> Vol.21 ニュー・ウェイヴ特集
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Vol.26 ファンク特集
Vol.25 サーフ・ミュージック特集
Vol.24 レゲエ特集
Vol.23 ブラジル/ラテン音楽特集
Vol.22 フリー・ジャズ特集
Vol.21 ニュー・ウェイヴ特集
Vol.20 ジャム・バンド特集
Vol.19 ハード・ロック
70年代後半のパンク・ムーブメント以降、英国から沸き起こった新しい音楽の波。簡単に言えば、それが“ニュー・ウェイヴ”である。
セックス・ピストルズ
の登場により、ロックの価値観を変えてしまったパンク・ロックであるが、イギリスの社会情勢を反映させながらも、パンクの破壊衝動から脱却し、実験的なサウンド・スタイルを打ち出すグループが現れ始める。元セックス・ピストルズのジョン・ライドン(ジョニー・ロットンから改名)が結成した
PIL
が、その変化を象徴しているだろう。
77年当時から、英メロディ・メイカー誌が、
XTC
や
スクイーズ
の登場を“ニュー・ウェイヴ”として紹介していたようだが、パンクの登場で従来のロックが一旦チャラになったところで、自分の好き勝手に新たな音楽をやり始めたのがニュー・ウェイヴである。それは従来の音楽業界の形態も突き崩し、インディ・レーベルが続々と誕生するに至り、ファクトリーやベガーズ・バンケット(4AD)、ラフ・トレード、ミュート、2トーン、クリエイションなどが注目を集めるようになる。大手メディアが“パンクは死んだ”と喧伝し、耳障りのいい“ニュー・ウェイヴ”に置き換えようとしていた側面もあるが、インディ・レーベルの勃興は、見事にパンク的な精神の受け皿としてロックの革新を支えた。
ニュー・ウェイヴは音のスタイルとして見れば、テクノからスカ、ネオ・サイケ、ネオ・アコ、インダストリアル/ノイズ、ファンカラティーナなど、ばらばらで雑種的といえるものだ。そんな中から、レゲエの影響を強く受けた
ポリス
や、ギター・バンドという図式の中から
U2
がビッグ・グループとなっていく。ニュー・ウェイヴが持つ暗さや閉塞感のようなものを代表するバンドとして、
PIL
や
ジョイ・ディヴィジョン
、
キュア
、
エコー&ザ・バニーメン
などが挙げられるだろうし、テクノロジーの発展でテクノ・ポップ(エレ・ポップ)も生まれ、
デペッシュ・モード
や
ヒューマン・リーグ
、
ウルトラヴォックス
といったバンドを生み出す。エレ・ポップ周辺から、ニュー・ロマンティックと称される一群、
カルチャー・クラブ
、
デュラン・デュラン
などが現れ、“ブリティッシュ・インヴェイジョン”としてアメリカのチャートを制覇するのもこの頃である。
パンクそのものがあまり盛り上がらなかったアメリカでは、ニューヨーク・パンクの時代から活躍する
トーキング・ヘッズ
が徐々にハイブリッドなリズムをまとい、NYニュー・ウェイヴの最重要バンドになる他、テクノ・ポップでは
ディーヴォ
が与えた影響も大きい。イーノがプロデュースした『ノー・ニューヨーク』も、突出した動きとして衝撃を与えた。
(Text/遠藤哲夫)
パブリック・イメージ・リミテッド
PIL
『METAL BOX』
Memories
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Swan Lake
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Graveyard
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試聴
セックス・ピストルズのボーカリストとしてパンク・ロックを代表する存在だったジョン・ライドンが、ダブの手法を用い、重くとぐろを巻くビートで混沌とした音楽を創出した。ロックのビートを解体して更にフリーキーにした強烈なサウンド。本作は当初、缶入り45回転12インチ3枚組みとしてリリースされた(だからメタルボックス)。この音圧とアヴァンギャルドな世界は、聴いていくうちに快感に変る。
Album
『FLOWERS OF ROMANCE』
1981年 Release
ジョイ・ディヴィジョン
Joy Division
『Substance』
Love Will Tear Us Apart
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Transmission
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Atmosphere
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試聴
76年、マンチェスターにやってきたセックス・ピストルズのライブを見ていた客が、自分たちで始めたバンドがジョイ・ディヴィジョン(ワルソウから改名)だった。パンクと同時にクラフトワーク、ジャーマン・ロックなどからも影響を受けた律動するビートに乗った、イアン・カーティス(80年に自殺)の死の淵を彷徨うようなボーカル。一躍ポスト・パンクの最重要バンドとなった。本作はシングルを集めたもので究極のマスト!
Album
『Closer』
1980年 Release
ジャパン
Japan
『Tin Drum』
The Art Of Parties
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Visions Of China
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Ghosts
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試聴
デヴィッド・シルヴィアンやミック・カーンなど、ビジュアル先行(日本では)で注目されたバンドであるが、パンク全盛期からテクノ寄りのファンキーな音で独自の個性を放っていた。80年の『孤独の影』あたりから芸術的な高みに達し、本作『錻力の太鼓』では、東洋風のメロディも散りばめて、退廃感漂う孤高の最高傑作を作り上げたが、スタジオ作では最後となった。後にシルヴィアンはロバート・フリップなどとも共演。
Album
『Gentlemen Take Polaroids』
1980年 Release
XTC
『Black Sea』
Generals And Majors
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Living Through Another Cuba
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Love At First Sight
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78年に『ホワイト・ミュージック』でデビューした、ひねくれたポップ・センス溢れる、いかにも英国的なバンド。スティーヴ・リリーホワイトがプロデュースした『ドラムス&ワイアーズ』『ブラック・シー』が初期の代表作か?テクニカルではあるが、シンプルなギター・バンド的なダイナミズムも味わえる本作からは、「Generals And Majors」「Towers Of London」がヒット。ユニークなポップ・バンドとしてビートルズの牙城に迫る。
Album
『Skylarking』
1986年 Release
エコー&ザ・バニーメン
Echo & The Bunnymen
『Heaven Up Here』
Show Of Strength
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Over The Wall
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All My Colours
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試聴
イアン・マッカロクを中心に78年にリヴァプールで結成されたネオ・サイケ・グループ。ジム・モリソンへのオマージュと、リヴァプールの伝統(マージー・ビート)が結びついた清冽なサイケが独特の気品を生んでいる。この2作目は、ジャケットが示すような空間的な広がりと緊迫感が絶妙のバランスで成り立つ奇跡の1枚。『オーシャン・レイン』では成熟した姿を見せるが、87年にイアンが脱退。だが、再結成して今なお現役。
Album
『Ocean Rain』
1984年 Release
U2
『War』
1983年 Release
UKチャートで初登場1位を獲得し最高傑作と評されたと同時に、彼らが進んでいく道のターニングポイントとも言われた作品。紛争、男女間の亀裂、いろいろな闘いがテーマとされているが、そこに負けないほどのアイリッシュ魂、深いメッセージが秘められている。
Sunday Bloody Sunday
New Year's Day
The Police
『Regatta De Blanc』
1979年 Release
デビュー30周年を迎え、ワールド・ツアーも決定しているポリス。レゲエ・サウンドとロック・ビートの融合を完璧にこなし、ハイレベルなサウンド、アンサンブルを堪能できる。2作目にして英国での人気を不動のものとし、すでに世界最高の3ピースが完成した。
Message In A Bottle
Walking On The Moon
The Cure
『Pornography』
1982年 Release
過去の作品とは比較にならないほどねじれ上がり、キュアーの凄みに触れることができる4作目。負のオーラが充満した不気味なジャケット、闇の中へ引きずり込まれるようなサイケデリックな音色は、後のサイモンの脱退、バンドの活動休止も必然的に思える。
One Hundred Years
A Strange Day
The Teardrop Explodes
『Kilimanjaro』
1980年 Release
元祖ブリット・ポップ、ジュリアン・コープがフロントマンを務めた前身バンド。ネオサイケの不思議なテイストを魅せつつも、現代に近いギターポップのさわやかで新鮮なノリが気持ち良く伝わってくる。20数年が経った今でもこの新鮮さが無くなる事はない。
Poppies
Treason
Magazine
『Secondhand Daylight』
1979年 Release
メロディック・パンクの最高峰バズコックスのハワード・ディヴォートが、バンド脱退後に結成。この2ndは社会的で痛烈なメッセージに、全体的にドロドロした曲調が評価を二手に分かれさせたが、存在感のあるキーボードとサックスはいつ聴いても斬新である。
Back To Nature
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Cut Out Shapes
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Jesus & Mary Chain
『Psycho Candy』
1985年 Release
80年代の英ロック・シーンにおいて、後に登場するノイズ・ギター・バンド達に多大な影響を与えたバイブル的アルバム。凄まじいノイズの上にキャッチーなメロディを乗せた、あまりにも斬新で刺激的なサウンドは、その当時に衝撃と絶賛を与えたとされている。
Just Like Honey
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Taste Of Cindy
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Ultravox!
『Systems Of Romance』
1978年 Release
ジョン・フォックス在籍時のウルトラヴォックスの最高傑作であり、テクノ・ポップの代表作ともなった『システムズ・オブ・ロマンス』。コニー・プランクのプロデュースにより、ジャーマン・テクノの影響を受けながら独自の美意識をエレクトロニクスに定着。
Slow Motion
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Quiet Men
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Depeche Mode
『Construction Time …』
1983年 Release
80年に結成されたエレ・ポップ・バンド。初期の中心メンバーだったヴィンス・クラークが脱退(ヤズー〜イレイジャー結成)し、インダストリアル色を強めるが、ダンス・ビートを融合させた官能的かつポップな持ち味で、今もスタジアム級のバンドとして活躍。
Everything Counts
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Love In Itself
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Gary Numan
『THE SKIN MECHANIC』
1989年 Release
元チューブウェイ・アーミー。テクノ/エレクトロ・ポップの元祖であり、ソロ作『ザ・プレジャー・プリンシプル』(79年)収録の「Cars」が大ヒット。アナログ・シンセのパターン音と冷ややかなボーカルが独特のメランコリアを作り上げている。本作はライブ盤。
Cars
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I Die, You Die
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Soft Cell
『Non-Stop Erotic …』
1981年 Release
80年にマーク・アーモンドとデイヴ・ボールで結成されたソフト・セル。『エレクトリック・キャバレー』に収録された「Tainted Love(汚れなき愛)」は、妖しい雰囲気ながらキャッチーなメロディで大ヒット。最近では、リアーナが「S.O.S.」でサンプリング!
Tainted Love
Where Did Our Love Go?
Scritti Politti
『Cupid And Psyche '85』
1985年 Release
まだブルー・アイド・ソウル色が強かった82年のデビュー作と比べると、この『キューピッド&サイケ'85』は時代の最先端であるヒップ・ホップを取り入れ、最高のダンス・ポップに仕上がった。ビートの再構築である。「Wood Beez」はその意味で歴史的なシングル。
Wood Beez
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Absolutes
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Orchestral Manoeuvres In The Dark
『Orchestral …』
1980年 Release
後に「エノラ・ゲイの悲劇」や「愛のスーベニア」で、哀愁のヨーロピアン・テイストを奏でたオーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダーク。このデビュー作からは、「Electricity」がヒットしているが、このチープなチャカポコ感はまさにテクノ!
Electricityy
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Almost
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Talking Heads
『Fear Of Music』
1979年 Release
NYパンク草創期から、他とは違ったインテリな雰囲気とR&Bへの接近を見せていたトーキング・ヘッズ。イーノとの共同プロデュースによるこの3作目では、更にファンク&ポリリズムを掘り下げたハイブリッド感が新鮮。次作『リメイン・イン・ライト』への布石となる。
I Zimbra
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Cities
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Devo
『Hot Potatoes: Best …』
1993年 Release
78年に『退廃的美学論』でデビューし、世界のメディアに衝撃を与えたディーヴォ。日本でも彼等に影響されたグループが続出し、ポップ・カルチャーそのものを変えたといっても過言ではない。ストーンズの「Satisfaction」をテクノ流に再構築。見事なコンセプトを貫いた!
Satisfactions
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Peek-A-Boo
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The B-52's
『Cosmic Thing』
1989年 Release
レトロなようで未来的、50年代のファッションに身を包んだ(女性のヘア・スタイルが凄かった)B-52'sの登場はバカ受けだった。79年に「ロック・ロブスター」がヒットしたが、アメリカで爆発的に売れたのは89年のアッパー・ダンス・チューン「Love Shack」だった。
Topaz
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Bushfiree
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