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ジャンル虎の穴
> Vol.27 ヒーリング・ボイス特集
ヒーリングというと「1/fゆらぎ」によるリラックス効果が注目されている。自然界の音やシンセサイザーによるミニマル音楽からクラシックまで、さまざまな音楽が定番化されているが、生身の人間の声が最高のヒーリング=癒しの音楽ではないだろうか?ここでは、最近ではフィギュアスケートのBGMとして人気を呼んだクラシカル・クロスオーバー系のシンガーから、神秘的なケルティック・ミュージック、ナチュラルな響きのアコースティック系のアーティストなど、その声の魅力で多くの人に安らぎや心地よさ、美しさを感じさせてくれる音楽を紹介します。
先頃、世界陸上大阪大会の開会式で
サラ・ブライトマン
が披露した曲
「Running」
は、ホルストの「惑星(ジュピター)」をモチーフにした曲であり、オペラやクラシックを題材に天空からの美声で歌い上げるサラの数々のナンバーは日本でも圧倒的な支持を受けている。同じように
「アメイジング・グレース」
で有名な
ヘイリー
、
「千の風になって」
のUKオリジナル・バージョンを歌った
キャサリン・ジェンキンス
、北欧の歌姫
シセル
など、クラシカル・クロスオーバー系のシンガーはヒーリング・ボイスの代表的存在といえる。ボーイズ・ソプラノの
リベラ
や日本のアカペラ・グループ、
アンサンブル・プラネタ
などもピュアで崇高な歌声を聴かせてくれる。
一方で、
エンヤ
に代表されるケルティック系では、何といっても
「ユー・レイズ・ミー・アップ」
の
ケルティック・ウーマン
が記録的なロングセラーを続けている。アイルランドのトラッド音楽を演奏する
アルタン
や、ニューエイジとの融合を図る
シークレット・ガーデン
、民族音楽的な要素も取り入れた
アディエマス
(「オーラの泉」のオープニング曲に使用されている)、その
アディエマス
のボーカリストである
ミリアム・ストックリー
などにも注目したい。
ヒーリングというジャンルではくくれないが、オーガニックな質感とどこか懐かしさを覚えるメロディで、聴き手を優しく包んでくれるのがアコースティック系の音楽だ。TV-CMで耳にした方も多いと思われる
「ウォーター・イズ・ワイド」
を歌う
リズ・カーライル
や、ここでは取り上げることができなかったがカントリー系のアリソン・クラウス、そのアリソンの牙城に迫るような
ステイシー・ジャガー
など、日本ではまだ馴染みが薄いが、心洗われる歌声のシンガーは数多くいる。自分だけの“心の処方箋”となるような音楽と出会えることを祈って・・・。
(Text/遠藤哲夫)
サラ・ブライトマン
『Diva: The Singles Collection』
Time To Say Goodbye
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Pie Jesu
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Nella Fantasia
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Ave Maria
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A Question Of Honour
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世界的なミュージカル作家、アンドリュー・ロイド・ウェバーの元で有名になったサラ。「オペラ座の怪人」や「キャッツ」は今も多くの人に愛される。その後、クラシカルな方向に進み、アンドレア・ボチェッリと共演した「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」で新たなファン層を掴む。“世界で一番美しい声”とも形容される永遠の美声は、人々に天空の輝きを垣間見せてくれる。
Album
『Classics』
2001年 Release
Album
『The Andrew Lloyd Webber Collection』
1997年 Release
ヘイリー
『アメイジング・グレイス〜ベスト・オブ・ヘイリー』
Amazing Grace
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私を泣かせてください(Laschia Ch'io Pianga)
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Prayer
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サマー・レイン
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涙そうそう(英語ver.)
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TVドラマ『白い巨塔』の主題歌や、度重なるTV-CM使用などでお茶の間に広まっていった感のある「アメイジング・グレース」。ニュージーランド出身のヘイリーのピュア・ボイスによる癒し効果は相当のものだ。いつまでも清純さを失わないイノセントさがヘイリーの魅力。現在、任天堂WiiゲームソフトのCMで流れているのは「Prayer」。ケルティック・ウーマンでも活躍する。
Album
『Odyssey』
2005年 Release
Album
『Treasure〜私の宝物』
2007年 Release
エンヤ
『A Day Without Rain』
Only Time
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Wild Child
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Amarantine
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Book Of Days
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Orinoco Flow
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癒しの音楽の代名詞ともいえるエンヤであるが、その孤高の世界はまさに時空を超えて魂と共鳴するスピリチュアルなものでもある。天上の世界から降りそそぐ音のシャワーでもある。「Only Time」や「Wild Child」、そして「Amarantine」が日本のTVやラジオから流れない日はなかったような気さえしてくる。アイルランドの深き森の精霊がみちびく、音による魂の浄化がここにある。
Album
『Amarantine〜プレミアム・ウィンター・エディション』
2006年 Release
Album
『Paint The Sky With Stars-The Best Of Enya』
1997年 Release
ケルティック・ウーマン
『Celtic Woman』
You Raise Me Up
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Danny Boy
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Ave Maria
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Beyond The Sea
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Down by the Sally Gardens
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ここまで世界中で大ブレイクするとは誰が予想しただろうか?『リバーダンス』のミュージカル・ディレクターであったデヴィッド・ダウンズが企画したプロジェクトが、“ケルティック”をキーワードに世界中に慈愛と郷愁を運んでいった。神秘と壮大さに満ちたショーも大好評である。アイルランド民謡へのネオ・クラシカルなアプローチも、伝統音楽の枠を広げた新鮮なものだ。
Album
『A New Journey』
2007年 Release
Album
『Songs From Solo Works-Celtic Woman』
2006年 Release
キャサリン・ジェンキンス
『フロム・ザ・ハート〜キャサリン・ジェンキンス・ベスト』
2007年 Release
UKクラシック界に彗星のごとく現れたシンデレラ・メッゾ・ソプラノ!サラ・ブライトマンでも有名な「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」や「ネッラ・ファンタジア」を独特のシルキー・ボイスで。「千の風になって」は必聴です!
千の風になって(UKオリジナル・バージョン)
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L'Amore Sei Tu (I Will Always Love You)
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メラニー・ロス
『HOPE』
2006年 Release
「カナダの大自然が生み出したミネラルボイス」。デビュー・アルバム『Voice From The Heart』よりも自然なアレンジでナチュラル感がぐっと増した。どこまでも透き通るソプラノ・ボイスはヘイリーともまた違った味わい。
Ave Maria
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Panis Angelicus
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ジョルジア・フマンティ
『From My Heart』
2007年 Release
イタリアが生んだ情熱のディーバ。「ネッラ・ファンタジア」としても知られる「とげの中のバラ」での情熱的な中にのぞく優しさがジョルジアの特徴。クラシカルな曲でも自然な表現力はポップス的な身近さを感じる。
A Rose Among Thorns
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Cinema Paradiso
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サーシャ&ショーナ
『Siren』
2007年 Release
『オーラ〜美しい感動〜』に、「Time (G線上のアリア)」が収録されていた美人ソプラノ・デュオ。 『妖精の歌』と題されたデビュー・アルバムは、何と巨匠ピーター・アッシャーのプロデュース。カンサスのカバー曲が見事!
Time (G線上のアリア)
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Dust In The Wind
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ナターシャ・マーシュ
『Amour』
2007年 Release
キャサリン・ジェンキンスに続くクラシカル・クロスオーバー界のディーバ。デビュー作『アムール』が全英クラシック・チャート1位に輝き、オペラから映画音楽、サティの曲までを艶のあるクリスタル・ボイスで歌い上げる。
Ai Giochi Addio(ロミオとジュリエット)
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Autumn Leaves(枯葉)
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イジー
『New Dawn』
2002年 Release
本来クラシック出身であるだけに、その基礎歌唱力はサラ・ブライトマンやヘイリーを軽く凌ぐ。それでいてクラシックさをあまり感じさせないアイリッシュ民謡やポップスを歌う。天使の羽根に包まれているような心地よさ。
The Last Rose Of Summer
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The Water Is Wide
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シセル
『My Heart』
2004年 Release
無理のない歌い方で深い表現力を持つ歌手としては、イジーと並んで特に好きなのが、北欧のクリスタル・ボイスことシセル。クラシックを歌っても素晴らしいが、ケルティック・ウーマンよりも良い「You Raise Me Up」を是非。
Lascia Ch'io Pianga(私を泣かせて下さい)
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You Raise Me Up
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リベラ
『Angel Voices』
2007年 Release
NHK土曜ドラマ『氷壁』主題歌となった「彼方の光(Far Away)」以降、日本での人気も急上昇のリベラ。話題曲「いつもあなたのそばにいるから(千の風になって)」は『Free』に収録。この人たちにも変声期は来るのか?
Far Away
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Sanctus
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アンサンブル・プラネタ
『麗しのアリア』
2005年 Release
耳なじみのあるクラシックの名曲からアイリッシュやスコットランド民謡までを、4人のア・カペラで聴かせる“天上の歌声”アンサンブル。クラシックの合唱とは違う独自の響きに、感動の波状攻撃に襲われること間違いなし。