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Vol.10 フレンチ・ポップス特集 春のささやき! ウィスパー・ボイスでコケティシュな魅力をふりまく フレンチ・アイドル達。 そのキュートでセクシーな世界をご堪能あれ! 正統派フレンチ・ポップスから、女優や異端の才人まで、フランスの代表的な女性アーティストをご紹介。あわせて、お洒落なジャパニーズ・フレンチ(!)やイタリアン・ポップスもどうぞ!
ミッシェル・ポルナレフの「シェリーに口づけ」が、何度もCMソングに使われてお茶の間に浸透していったように、フレンチ・ポップスは意外と身近なところで耳に馴染んでいることが多い。シルヴィ・バルタンの「あなたのとりこ」がCMや映画『ウォーターボーイズ』に使われてリバイバル・ヒットしたのが2002年頃。もともとは1968年のヒット曲だったので、シルヴィ・バルタンを全く知らない世代の人にも、広く受け入れられたということだ。60年代から70年代始めくらいまでは、ヨーロッパのポップスや映画音楽やロックもソウルも、すべて同じレベルで聞かれていた時代だったように思う。

ラジオから流れるヒット曲であれば、ポール・モーリアでもジミ・ヘンドリックスでもオーティス・レディングでも同じように受け入れ、メロディを一所懸命覚えようとした。そんな時、どこかムズムズするような思いを抱きながら聴いていたのがフレンチ・ポップスだった。あえぎ声が耳にまとわりつく「ジュ・テーム」を聴いて、こんな曲をラジオで流していいのかと思ったが、後になって、その曲を作った(デュエットもしてました)のがセルジュ・ゲンズブールだとわかり、フランス・ギャルやフランソワーズ・アルディの有名曲も作っていたことが判明。フレンチ・ポップスの魅力の2大潮流といえるエロスとロリータの双方に深く関わっていたのがゲンズブールだった。

フレンチ・ポップスの魅力は、何と言っても砂糖菓子のように甘く響くウィスパー・ボイスである。ジェーン・バーキンは露骨すぎるとしても、シャルロット・ゲンズブールやバネッサ・パラディ、アリゼケレン・アンコラリー・クレモン、カーラ・ブルーニとその系譜は今も根強い。一方、シャンソンの発展型としてフレンチ・ポップス〜ヴァリエテ・フランセーズを捉えると、人生の裏表を歌いこんだ、ある種アンニュイでモノローグ的な世界を作り上げたのがフランソワーズ・アルディや、その再来とも騒がれたケレン・アンである。演劇チックな世界はミレーヌ・ファルメールが受け継いでいる。

フランス映画が好きな方には、カトリーヌ・ドヌーヴやマリー・ラフォレ、イザベル・アジャーニ、アンナ・カリーナといった女優もアルバムを出しているので探してみると面白い。映画『男と女』での、ダバダバダ〜というフレーズは一世を風靡し、アラン・ドロンとダリダのデュエット「パロ−レ・パローレ」も耳に焼くつくヒット曲だ。

今回は、本場フランスだけでなく、フレンチ・テイストを感じさせる日本の歌手達もご紹介。あわせて、ヨーロッパ・ポップスの中で“シャンソン”と共に日本で幅広い人気のイタリアン・ポップス(カンツォーネ)も、ジリオラ・チンクェッティをはじめ数曲セレクトしたので、こちらもどうぞ。 (Text/遠藤哲夫)
フレンチ・ポップス代表アーティスト
フランス・ギャル France Gall 『Best Of』
2005 Release
フランソワーズ・アルディ Francoise Hardy 『Messages Personnels』
2003 Release
ちょっと舌たらずなキュートなボーカル(けっして美声ではない)と、フレンチ・ロリータの原点のようルックス。まさにシャンソン人形のコスプレのようなフランス・ギャルの代表曲「夢見るシャンソン人形」(65年)は、18歳の時のヒット曲。当時日本でも中尾ミエがカバーしていた。ゲンズブールによって作られたアイドルではあったが、その後、ミシェル・ベルジュと結婚してからの、大人の味わいも捨てがたい。
フレンチ・ポップスのアンニュイな部分を代表するのが、フランソワーズ・アルディ。62年に「男の子女の子」でデビュー。イエイエ・ブームの喧騒の時から、アルディの持つ知的でどこか孤独なイメージはアイドルというより吟遊詩人的だった。日本でもTVドラマ主題歌にもなった「もう森へなんか行かない」や「さよならを教えて」で根強い人気を誇る。モデルとして活躍していただけあり、今もその美貌は衰えない。
おすすめトラック
夢見るシャンソン人形
天使のためいき
涙のシャンソン日記
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ケレン・アン Keren Ann 『La Disparition』
2002 Release
ミレーヌ・ファルメール Mylene Farmer 『Avant Que L’Ombre...』
2005 Release
イスラエル生まれだが、11歳からパリに移住。人気プロデューサー/歌手のバンジャマン・ビオレーとの出会いが2000年のソロ・デビューにつながる。よくフランソワーズ・アルディと比較されるように、シンガー・ソングライター系な知的さとウィスパー・ボイスのくすぐったい感覚の絶妙なバランスが魅力。アンリ・サルヴァドールに曲を提供してブレイクした。フォーキーで無垢なメランコリアが堪らないこの2作目。
84年にデビュー。年齢不詳な感じでエロス全開のヴィジュアルは、マドンナやカイリー・ミノーグなども凌ぐ。フランスでは絶大な人気を誇るが日本ではそれ程知名度が高くないのが不思議だ。この人の魅力を堪能するにはPV(DVD)を見ていただくのが一番だが、2005年に3年ぶりとなるアルバム『影が迫り来る前に』が日本でもリリースされた。「Fuck Them All」が話題に。濡れるようなウィスパー・ボイスが切ない。
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ジェーン・バーキン Jane Birkin 『Fictions』
2006 Release
ブリジット・バルドー Brigitte Bardot 『Bubble Gum』
2005 Release
セルジュ・ゲンズブールの妻にして女優、そして偉大なるフレンチ・ロリータの頂点に位置するのがジェーン・バーキン。女性にはエルメスのバッグ、バーキンの由来としても有名か?あえぎ声と紙一重のヘタウマ・ウィスパー・ボイスが何と言っても魅力であったが、時代を経て芸術性も高め、2003年の『アラベスク』では中近東風のアレンジが刺激的だった。新作ではトム・ウェイツやニール・ヤングのカバーも披露。
ご存知フランスの大女優“BB(べべ)”ことブリジット・バルドー。ロジェ・ヴァディム監督の『素直な悪女』で一躍セックス・シンボルとなり、当時不倫関係にあったゲンズブールと「ジュ・テーム〜」を吹き込むが、あまりの過激さに当時は発売禁止に。「ボニーとクライド」もゲンズブールとのデュエットが聴ける。魔性の女というイメージも強いが、初期のアルバムでは可憐な歌声がエロ悩ましい。
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フレンチ・ポップスおすすめ
シルヴィ・バルタン 「Barrio Chino」
オリジナル・サウンドトラック 「男と女」
ダリダ&アラン・ドロン 「Paroles Paroless(甘い囁き)」
ヴェロニク・サンソン 「L’Etoile Rouge 」
マリアンヌ・フェイスフル 「Plaisir D'Amour」
1992 Release
フランスの美空ひばり!?昔のヒット曲でないのが残念…。
1966 Release
鬼才ピエール・バルーが歌うフレンチ・ボサノバの定番!
1973 Release
日本では中村晃子&細川俊之がナイス・カバーしていました!
1974 Release
CSN&Yのスティルスと結婚して話題になった超美人シンガー!
1965 Release
元ミック・ジャガーの恋人でイギリス人。曲は「愛の喜び」
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コラリー・クレモン 「あなたがときどき微笑む」
アリゼ 「恋するアリゼ」
カミーユ 「天国の近くのモナムール」
ジャンヌ・マス 「Toute Premiere Fois」
クレモンティーヌ 「サン・トワ・マミー」
2002 Release
ウィスパー・ボイス期待の新星にしてB.ビオレーの妹。
2003 Release
ミレーヌ・ファルメールによって送り出されたロリータの妖精!
2004 Release
カヒミ・カリィもご推薦のキュートで個性的なシンガー!
1984 Release
退廃的でセクシー?中森明菜がカバーした曲もありました。
2005 Release
日本で大人気の彼女。カバー・アルバムからアダモの名曲!
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ブリジット・フォンテーヌ 「ラジオのように」
レ・リタ・ミツコ 「Marcia Baila」
アクセル・レッド 「Parce Que C’Est Toi」
エミリー・シモン 「Ice Girl」
ヤン・ティエルセン 「J’Y Suis Jamais Alle」
1971 Release
アート・アンサンブル・オブ・シカゴと共演の前衛シャンソン!
1984 Release
フランス人夫婦のニュー・ウェイヴ・デュオ。ダンサブル!
1999 Release
ハスキーなボーカルでしっとり歌う結婚式にぴったりのバラード!
2005 Release
映画『皇帝ペンギン』の音楽。エレクトロ・ロリータ・ポップ!
2001 Release
ご存知、映画『アメリ』のテーマ。陽気なパリジャンが目に浮かぶ!
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ジャパニーズ・フレンチおすすめ"
カヒミ・カリィ 「Je Dormais Sous La Neige」
パフュモテーク 「シェリーに口づけ」
小林麻美 「夢見るシャンソン人形」
辺見マリ 「アイドルを探せ」
飯田圭織 「IRRESISTIBLEMENT〜あなたのとりこ〜」
渋谷系の代表的女性シンガー。メロメロになる魔性のウィスパーボイス!
元ナデージュ。ポルナレフ・カバーを含むアルバムはとことんフレンチ!
元歌謡アイドル。「雨音はショパンの調べ」はクレモンティーヌもカバー!
辺見えみりのお母さん。シルヴィ・バルタンの名曲をセクシーにカバー!
現役アイドルによるおフレンチ・カバー!発音うんぬんはもう関係ないッス。
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イタリアン・ポップスおすすめ
ジリオラ・チンクェッティ 「La Pioggia(雨)」
オルネラ・ヴァノーニ 「恋に終わりなく」
ミア・マルティーニ 「Buonanotte dolce notte」
アリーチェ 「夢見る18才」
ジャンナ・ナンニーニ 「Un Giorno Disumano」
1969 Release
「夢見る想い(Non Ho L'eta')」もいいけど、これも名曲!
1962 Release
ヴィスコンティの映画に出てきそなう気品のある妖艶さ。素晴らしい!
1978 Release
どこか地中海の土着的な明るさも感じさせる。スローは沁みます。
1975 Release
ユーロ・プログレ・ファンに圧倒的人気!初期の2枚からのベスト!
1998 Release
葛城ユキみたいなワイルドな歌いっぷり!ドラマティック!
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代表アーティスト フレンチ・ポップスおすすめ ジャパニーズ・フレンチおすすめ イタリアン・ポップスおすすめ
JASRAC
JASRAC許諾番号
9005801003Y
30005900580
1003Y30007
JASRAC
JRC許諾番号:X000140A02L
JRC許諾番号:X000140A03L
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