オハイオ出身のファンク・バンド、ザップを率いて活躍したロジャー・トラウトマン。「Dance Floor」や「More Bounce To The Ounce」などのヒットを放ち、ソロ独立。ザップ時代からトークボックスを使ったボーカルで独自の美学を持ったファンク、R&Bを展開してきた彼のスイートなバラードがこの曲。プリンスのライバルとしても才能が認められていたが、兄ラリーに射殺される悲劇の人でもある。
一発屋的なイメージが強いカッティング・クルー。86年にイギリスから登場した彼らは、世界的な大ヒットとなった、物悲しくも情感溢れるこのバラード以上の作品を生み出すことは無かったものの、もう1曲「I've Been In Love Before(夢のうつろひ)」が全米9位のヒットとなっていることは、あまり知られていない。当時のニュー・ロマンテック・ブームにも乗り遅れたのが彼等らしいか?
ストーンズはロックンロールも最高だが、ミック・ジャガーが喉を振り絞るように歌うバラードにも必聴のナンバーが多い。「Angie」はデビッド・ボウイの前妻アンジェラを歌った曲として知られるが、粘着性のあるミックのボーカルが最高。男泣きするような「Fool To Cry(愚か者の涙)」や「Memory Motel」も是非!
リチャード・ギア主演の映画『愛と青春の旅だち』の主題歌としてあまりに有名。イギリスのスワンプ・ロッカーとして十分なキャリア(マッドドッグス&イングリッシュメン等)を持つジョー・コッカーは、しゃがれた独特のハスキー・ボイスが魅力。「You're So Beautiful(美しすぎて)」のバラードもいい味だが、このアメリカの女性、ジェニファー・ウォーンズとのデュオは至高のバラード!
アメリカの国民的な歌手といってもいいケニー・ロジャース。古くはファースト・エディションを率いてカントリーのポップス化に貢献。70年代以降は「Lucille」「The Gambler」「She Believes In Me」「Lady」とヒットを連発。日本でいう演歌のレベルまで達している。 ハスキー・ボイスで迫るキム・カーンズとのデュオ、クサいと言えばあまりに演歌調ではあるが、いいものはいい!
ジャズ畑出身で、クインシー・ジョーンズのプロデュースで発表した81年の『デイライトの香り』は、彼女の絶頂期(というかクインシーの絶頂期)を捉えた名盤として人気がある。洗練されたフュージョンとファンクをうまくミックスしたサウンドは、「Do You Love Me?」や「Shoot The Moon」といったフロアライクな定番も生む。 そのパティがブラコン王者と組んだ名バラードがこの曲。