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総合TOP > 連載 > 懐かしのポップ・ヒッツ > Vol.28


懐かしのポップ・ヒッツ/心に残る思い出のメロディ。永遠の輝きを失わない名曲をもう一度!  全米ヒットチャートのベスト10にランクインしたポップス・ヒットを、  毎回“テーマ別”にご紹介。懐かしいあの時代がいま甦る!
第28回 アフター・ビートルズ特集
ビートルズが解散して、今年で37年。ジョン・レノンとジョージ・ハリスンが惜しくも亡くなり、残されたメンバーはポール・マッカートニー、リンゴ・スターの二人だけとなってしまった。20世紀のポピュラー音楽に革命を起こした“ザ・ビートルズ”。21世紀に入ってもその影響力は衰えることなく、1位になった曲ばかりを集めたベスト盤『1』は、「世界で最も早く売れたアルバム」としてギネスブックに認定されている。ビートルズ解散後のソロの歩みを、それぞれのヒット曲で振り返ってみたい。
マイ・スウィート・ロード
My Sweet Lord
ジョージ・ハリスン
1970/12/26   第1位
2001年11月29日に肺癌でこの世を去ったジョージ。フィル・スペクターをプロデューサーに迎えた『オール・シングス・マスト・パス』はウォール・オブ・サウンドとスワンプ・ロックが交差する奇跡の名盤。英米で1位となった「マイ・スウィート・ロード」の他、「美しき人生」「イズント・イット・ア・ピティ」などジョージならではのメロディが溢れる。ミレニアム・エディションで更に音がくっきり。
想い出のフォトグラフ
Photograph 
リンゴ・スター
1973/11/24  第1位
リンゴ・スターは70年代前半において、最もコンスタントにヒット曲を放っていた元ビートルズであった。ジョージのプロデュースによる「明日への願い」「バック・オブ・ブーガルー」がTOP10ヒットになったのに続き、「想い出のフォトグラフ」や「ユア・シックスティーン」が連続で全米No.1に(アルバム『リンゴ』も全米1位)。さらに「オーマイ・マイ」「スヌーカルー」もTOP5に送り込んだ。
マイ・ラヴ
My Love 
ポール・マッカートニー&ウイングス
1973/06/02  第1位
ビートルズ解散後は、とやかく言われたポールだが、「アナザー・デイ」「アンクル・アルバート」(1位)といったヒット曲は放っていた。だが、ポールが再びロック・スターとして凱旋するのはウイングス結成後、「ハイ・ハイ・ハイ」を皮切りに、「マイ・ラヴ」「007/死ぬのは奴等だ」「ジェット」「バンド・オン・ザ・ラン」といった怒涛のヒット攻勢によって。この時期のポールは激しかった。
マインド・ゲームス
Mind Games 
ジョン・レノン
1973/12/29/  第18位
1980年12月8日に狂信的なファンに殺害されたジョン・レノン。名曲「イマジン」はシングルとしては3位どまり(アルバム『イマジン』は1位)で、レノン初の全米No.1ソングとなったのは74年の「真夜中を突っ走れ」である。「夢の夢」(9位)「スタンド・バイ・ミー」(20位)の後、80年に『ダブル・ファンタジー』でカムバック。「スターティング・オーヴァー」が2枚目の全米1位シングルとなった。
エボニー・アンド・アイボリー
Ebony And Ivory 
ポール・マッカートニー&スティーヴィー・ワンダー
1982/05/15   第1位
70年代後半のポールはヒット曲の嵐で、ウイングスとして「あの娘におせっかい」「心のラヴソング」「しあわせの予感」が全米No.1、イギリスでは「夢の旅人」が9週間No.1に輝いている。そして、ソロに戻り、80年の「カミングアップ」(全米1位)の後に放った世界的な大ヒットが、スティーヴィー・ワンダーとの共演による「エボニー・アンド・アイボリー」だった。人種の壁を越えて伝わる名曲。
セイ・セイ・セイ
Say Say Say
ポール・マッカートニー&マイケル・ジャクソン
1983/10/29  第1位
1981年の11月、ポールとマイケル・ジャクソンは、「セイ・セイ・セイ」と「ザ・マン」の2曲を録音した。2曲ともアルバム『パイプス・オブ・ピース』に収録されたが、二人のデュエットが聴ける「セイ・セイ・セイ」はなんと6週間連続No.1の大ヒットに。時間は前後するが、ポールがお返しに参加した「ガール・イズ・マイン」は、マイケルのマンモス・ヒット『スリラー』(82年)に収録されている。
ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ
Lucy In The Sky With Diamonds 
エルトン・ジョン
1975/01/04 第1位
イギリスが生んだ天才シンガー・ソングライター、エルトン・ジョン。ジョンの『心の壁、愛の橋』からの全米No.1ヒット「真夜中を突っ走れ」で共演している。その後、エルトンが発表したビートルズのカバー曲「ルーシー・イン・ザ・スカイ〜」で、ジョンがバックボーカルで参加したりと、かなり親しい関係にあった。さらに、ジョンがエルトンのライブ(76年)に参加した模様は『Here And There』に収録。
セット・オン・ユー
Got My Mind Set On You
ジョージ・ハリスン
1988/01/16   第1位
一時音楽界から遠ざかっていたジョージが、ELOのジェフ・リンをパートナーに見事復活したのが『クラウド・ナイン』だった。全米No.1シングル「セット・オン・ユー」をはじめ、封印していたビートルズ・サウンドを甦らせたような「FAB」「ディス・イズ・ラヴ」他、軽快で若々しさすら感じられるバンド・サウンドとメロディ・センスが素晴らしい。リマスター盤では「上海サプライズ」など2曲を追加。
ハンドル・ウィズ・ケア
Handle With Care
トラヴェリング・ウィルベリーズ
1988/12/10
『クラウド・ナイン』からのシングル「ディス・イズ・ラヴ」のB面用に録音された「ハンドル・ウィズ・ケア」のセッションに集まったロイ・オービソン、ボブ・ディラン、トム・ペティ、ジェフ・リン、そしてジョージにより結成された伝説の覆面バンド。5人のベテランによるナチュラルで奥深いサウンドで『VOL.1』『VOL.3』の2枚のアルバムを残す。今年、DVDを追加したデラックス・エディションが出た。
ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)
Happy Xmas (War Is Over)
ジョン・レノン&ヨーコ・オノ
1972/11/24 第4位(UK)
クリスマスソングの定番。「みんなが望めば戦争は終わる」というメッセージは、現在においてもなお必要とされている。この曲のリリース当初(71年)は、ビルボード・チャートがクリスマスソングをランクインさせなかったため、チャート記録がない。イギリスでは1年後にシングル・カットされ4位まであがるヒットとなった。その後、2度にわたってリバイバル・ヒットしているので、計3回チャートインしている。
※ヒットチャート・データはビルボード誌のチャートを参照しています。
(Text/遠藤哲夫)




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