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総合TOP > 連載 > 懐かしのポップ・ヒッツ > Vol.27


懐かしのポップ・ヒッツ/心に残る思い出のメロディ。永遠の輝きを失わない名曲をもう一度!  全米ヒットチャートのベスト10にランクインしたポップス・ヒットを、  毎回“テーマ別”にご紹介。懐かしいあの時代がいま甦る!
第27回 夜のしじまの中で聴きたい曲
秋の風が吹いて、夏のほてりもさめてきた今日この頃。秋の夜のしじまの中、こんな曲で心落ち着くひとときを過ごしてみてはいかかでしょう?一人でしんみりするもよし、二人でムードを盛り上げるのもよし、いろんなシチュエーションに対応できる曲を選んでみました。大御所フランク・シナトラの「夜のストレンジャー」や、ジェイムス・テイラーの「寂しい夜」などは、世代を超えて愛されている名曲中の名曲。R&Bバラードも外せません。ジャズのピアノ・トリオなどもお好みで加えてみては?
夜のストレンジャー
Strangers In The Night
フランク・シナトラ
1966/07/02  第1位
ビング・クロスビーに憧れて歌手を目指したというフランク・シナトラ。ビッグ・バンドの専属歌手を経て、50年代のキャピトル時代、60年代以降のリプリーズ時代にわたり、ジャズ/ポピュラー音楽界最高のシンガーとして君臨する。日本では「マイ・ウェイ」(最高位27位)がお馴染みだが、全米1位を記録した曲に「夜のストレンジャー」と「ラーニング・ザ・ブルース」がある。1998年に82歳でこの世を去った。
夜どこかで
Somewhere In The Night 
ヘレン・レディ
1976/02/14  第19位
もう、ヘレン・レディといってもわかる人が少なくなってしまった。アン・マレーと並んで70年代の女性ポップスを語る時には欠かせない人気シンガーでした。ウーマン・リブとのからみも取り沙汰された「私は女」や、「デルタの夜明け」「リーヴ・ミー・アローン」「アンジー・ベイビー」などヒット曲多し。アルバム『Long Hard Climb』はロック・ファンも楽しめますよ!この曲はバリー・マニロウのカバー。
静かな村(クワイエット・ヴィレッジ)
Quiet Village 
マーティン・デニー
1959/06/01 第4位
エキゾチック・サウンズの先駆者としてアーサー・ライマンと並ぶ巨匠。YMOが、デビュー・アルバムで「ファイアー・クラッカー」をカバーしたことで、日本でも人気が高い。中身はかなりフェイクなエキゾチックであり、ハワイや南太平洋の島々、南米、アフリカ、オリエンタルと、さまざまなリズムを取り入ながらも、どこか架空の島にいるような、官能的でクールなサウンド。「コロネイション」も名曲。
夢織り人
Dream Weaver 
ゲイリー・ライト
1976/03/27 第2位
スプーキー・トゥースのボーカリスト/キーボード奏者で、ジョージ・ハリソンとも交流が深い。スプーキー・トゥース時代は泥臭いヘヴィ・ロックを聴かせたが、ソロ3作目となる本作では、シンセサイザー中心のポップで洗練されたメロディが印象的。特に大ヒットとなった「夢織り人」は宇宙的な広がりが素晴らしいい。「ラヴ・イズ・アライヴ」も同じく全米2位のヒットとなった。
寂しい夜
Don't Let Me Be Lonely Tonight 
ジェイムス・テイラー
1973/01/13  第14位
70年代シンガー・ソングライター・ブームの代表格であり、デビューから40年を迎えようよとする今も、その作風と歌声は変わらない、ワン・アンド・オンリーの存在。田舎っぽい素朴さと都会的センスが絶妙にブレンドされ、「寂しい夜」もジャズ/ソウルっぽい隠し味が絶妙である。2001年のマイケル・ブレッカーのアルバムでこの曲を自ら歌いグラミー受賞。『In The Pocket』『Gorilla』あたりも是非!
アイ・キープ・フォゲッティン
I Keep Forgettin’ 
マイケル・マクドナルド
1982/10/23 第4位
ドゥービー・ブラザーズを変えた男、マイケル・マクドナルドの初ソロ・アルバム『思慕(ワン・ウェイ・ハート)』からのシングル・ヒット。ドゥービーの『ミニット・バイ・ミニット』(78年)からの流れを組むAORの傑作である。そのソウルフルで甘い歌声は、同業の女性シンガーをも魅了し、パティ・オースティンとのデュエット「オン・マイ・オウン」を生んだ。2000年代のモータウン・カヴァー集もいい。
ギヴィング・ユー・ザ・ベスト
Giving You The Best That I Got 
アニタ・ベイカー
1988/12/17 第3位
80年代のクワイエット・ストームを代表する女性シンガー、アニタ・ベイカー。チャプター8のボーカルとしてキャリアをスタート、ソロ転向後の2作目『ラプチャー』でブレイク、500万枚ものヒットを記録した。3作目となる『ギヴィング・ユー・ザ・ベスト』からはタイトル曲が大ヒット。艶のあるボーカルとバックのジャジーなサウンドが織りなすメローでアダルトな世界。「ジャスト・ビコーズ」もヒットした。
ビーイング・ウィズ・ユー
Being With You 
スモーキー・ロビンソン 
1981/05/23 第2位
スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズとして「リアリー・ゴット・ア・ホールド・オン・ミー」「涙のクラウン」などの数多くのヒットを放ち、同じモータウンのテンプテーションズマーヴィン・ゲイ等にも曲を提供。ソロとなって、ブラコン時代の代表曲が「ビーイング・ウィズ・ユー」である。とろけるようなファルセット・ボイスは今も健在で、2006年の新作『タイムレス・ラヴ』は夜にぴったり。
今夜きめよう
Tonight's The Night (Gonna Be Alright)
ロッド・スチュワート
1976/11/13  第1位
ディスコ全盛期に放った「アイム・セクシー」の大ヒット(79年にNo.1)のせいで、昔からのファンの顰蹙を買ったロッドであるが、76年のアルバム『ナイト・オン・ザ・タウン』からのシングル・カット、「今夜きめよう」「さびしき丘」「キリング・オブ・ジョージー」の3連発は実に渋く、バラード・シンガーとして最高の時期でもある。次の『明日へのキック・オフ』もギリギリ許せるいいアルバム。
今夜は眠れない
I Had Too Much To Dream
エレクトリック・プルーンズ 
1967/02/11  第11位
カリフォルニア州出身のサイケ・ガレージ・バンドで、テープ逆回転やエフェクトを駆使した「今夜は眠れない」の大ヒットで歴史に名を残す。プリティ・シングスや初期ピンク・フロイドローリング・ストーンズ(「今夜は眠れない」はストーンズの「黒くぬれ」みたいだし・・・)などの影響を受けつつ、アメリカ的なポップさも失わない。ストロークスやリバティーンズのファンにもおすすめ。
※ヒットチャート・データはビルボード誌のチャートを参照しています。
(Text/遠藤哲夫)




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