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総合TOP > 連載 > 懐かしのポップ・ヒッツ > Vol.21


懐かしのポップ・ヒッツ/心に残る思い出のメロディ。永遠の輝きを失わない名曲をもう一度!  全米ヒットチャートのベスト10にランクインしたポップス・ヒットを、  毎回“テーマ別”にご紹介。懐かしいあの時代がいま甦る!
第21回 爽やかドライブはこの曲で!
桜の花も咲き始める時期。爽やかな春風に吹かれて、サイクリングやドライブを楽しむにはピッタリの季節になってきました。第4回で取り上げた「行楽シーズンのドライブ・ミュージック」との違いは、やはり春と秋の季節感の違いをイメージできるかどうか、です。80年代に青春だったリスナーにとっては、クリストファー・クロスやエア・サプライの爽やかAORはドライブの定番曲といえるもの。古めのR&Bやシック系のレア・グルーヴ感もたまりません。こんな曲で風に吹かれてみませんか!
風立ちぬ
Ride Like The Wind
クリストファー・クロス
1980/04/26  第2位
80年代AORを代表するアーティストであり、デビュー作『南から来た男』からは、「風立ちぬ」をはじめ、「セイ・ユール・ビー・マイン」「セイリング」などが連続ヒットし、映画『ミスター・アーサー』の主題歌「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」はアカデミー賞主題歌賞に輝いた。いかついルックスからは想像できない、繊細なハイトーン・ボイスが魅力。2ndアルバムからは「オール・ライト」がヒット。
ロスト・イン・ラヴ
Lost In Love
エア・サプライ 
1980/05/03  第3位
透き通ったハイトーンの声が爽やかな風を運んでくるオーストラリア出身のグループ。当時は“ペパーミント・サウンド”とも呼ばれ、青い空と青い海のイメージが印象に残っている。夏の海辺が抜群に似合うグループであるが、ドライブ・ミュージックにもピッタリ。「オール・アウト・オブ・ラヴ」「シーサイド・ラブ」「ときめきの愛を」 「渚の誓い」と、似たような曲が多いのだが、トップ5ヒットを連発した。
溢れる愛
Lotta Love
ニコレット・ラーソン
1979/02/17 第8位
ニール・ヤングドゥービー・ブラザーズ等との共演を経て、ウエスト・コーストのマスコット・ガール的な存在として人気を博したニコレット。78年のデビュー作『愛しのニコレット』は、その天真爛漫な明るさとハチ切れるような若さが眩しい名作であり、ニール・ヤング作の「溢れる愛」の他、「ルンバ・ガール」「ギヴ・ア・リトル」などもヒット。1997年12月、脳腫瘍のため45歳でこの世を去ったのが悔やまれる。
ルール・ザ・ワールド
Everybody Wants To Rule The World 
ティアーズ・フォー・フィアーズ 
1985/06/08 第1位
80年にデビューしたUKのニュー・ウェイヴ/シンセ・ポップの2人組。2ndアルバムからのシングル「ルール・ザ・ワールド」「シャウト」の2曲が全米No.1に輝き、世界的な成功を収める。日本でも自動車のCMで使われ話題となった。3rdアルバム『シーズ・オブ・ラヴ』では、よりポップなテイストを強め、ビートルズを彷彿とさせるキャッチーさとサイケっぽさが刺激的だった。一時、2人は分裂したもののコンビ復活!
グリーン・オニオン
Green Onions 
ブッカー・T&ザ・MGズ
1962/09/29 第3位
サザン・ソウルの総本山、スタックス・レーベルのハウス・バンドからスタートし、オーティス・レディングウィルソン・ピケット等のバックを務めた。自らのデビュー・シングル「グリーン・オニオン」が大ヒットし、「Hip Hug-Her」「Time Is Tight」などのグルーヴ感溢れるインスト・ナンバーを次々と発表していく。スティーヴ・クロッパーやダック・ダンは後にブルース・ブラザーズのバックでも活躍。
ウィ・アー・ファミリー
We Are Family
シスター・スレッジ
1979/06/16 第2位
ジャクソン5の女性版ともいえる美人4姉妹のグループで、71年にデビュー。「初恋大作戦(Love Don't Go Through〜)」の初期ヒットを経て、世界的にブレイクするのはシックのナイル・ロジャース&バーナード・エドワーズをプロデューサーに迎えた79年の『ウィ・アー・ファミリー』から。「グレイテスト・ダンサー」「アメリカン・ガールズ」等のディスコ/ファンク系のナイス・グルーヴで一世を風靡した。
マネー・フォー・ナッシング
Money For Nothing 
ダイアー・ストレイツ
1985/09/21 第1位
マーク・ノップラーをリーダーに、70年代後期から80年代のUKロックで独特の存在感を放っていたダイアー・ストレイツ。デビュー曲「悲しきサルタン」は、激シブながら全米2位を記録。そのオリジナリティは、ボブ・ディランなどからも高い評価を受ける。UKの歴代4位の売上げを誇る『ブラザー・イン・アームズ』からのメガ・ヒットが「マネー・フォー・ナッシング」であるが、聴きこむほどに味が出る名曲多し。
ジャック・アンド・ダイアン
Jack & Diane 
ジョン・クーガー・メレンキャンプ
1982/10/02 第1位
76年にジョン・クーガーの名でデビュー。しばらくは下積み時代が続くが、82年の『アメリカン・フール』で大ブレイク。シングル「ジャック・アンド・ダイアン」「ハーツ・ソー・グッド」も根強いヒットとなり、MTV世代の代表アーティストとなる。その後ジョン・クーガー・メレンキャンプに名を変え、「ピンク・ハウス」「スモール・タウン」「ペイパー・イン・ファイア」 等の男臭いヒットを連発した。
バス・ストップ
Bus Stop 
ホリーズ
1966/09/17 第5位
63年デビューのマンチェスター出身の5人組。ブリティッシュ・ビート系グループの中でも、抜群のボーカル・ハーモニーに定評があった。ハモリの天才グラハム・ナッシュがCSNを結成するために脱退した後も、アラン・クラークがバンドを引っ張った。日本でも「バス・ストップ」をはじめ、「キャント・レット・ゴー」「キャリー・アン」「兄弟の誓い」などがお馴染みとなっているが、もっと評価されていい。
ドミノ
Domino
ヴァン・モリソン
1971/01/02 第9位
アイルランドの至宝、ヴァン・モリソン。「グロリア」のヒットで有名なゼムを経てソロに。『アストラル・ウィークス』『ムーンダンス』「キャラヴァン」はロックの歴史的名盤として語り継がれている。アメリカに渡って録音した「キャラヴァン」「テュペロ・ハニー」「クレイジー・ラヴ」等は忘れ難い名曲。いろいろな映画で使われた曲を集めた最新作『ムービー・ヒッツ』は事実上のオールタイム・ベストで必聴である。
※ヒットチャート・データはビルボード誌のチャートを参照しています。
(Text/遠藤哲夫)




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