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洋楽TOP > アーティストインデックス > アーティスト特集 > ワンダ・サー&ロベルト・メネスカル
永遠のボサノヴァ・アイドル、ワンダ・サー!
レジェンドたちの再会により、またひとつ歴史的名盤が誕生した!!
セルジオ・メンデスの初代ボーカリストだったワンダ・サーと、
  ブラジル音楽界の重鎮、ロベルト・メネスカルによる最新作!!
Wanda Sa & Roberto Menescal  ワンダ・サー&ロベルト・メネスカル
New Album
『Swingueira』
スウィンゲイラ
2006/02/22 Release
ダウンロード価格
トラック  各\150(税込)
New Album
『Swingueira』
スウィンゲイラ
01. Errinho Atoa  >>試聴
エヒーニョ・ア・トア
02. Bye Bye Brasil  >>試聴
  バイ・バイ・ブラジル
03. Copacabana De Sempre  >>試聴
  コパカバーナ・ヂ・センプリ
04. Telefone  >>試聴
  テレフォー二
05. Amanhecendo  >>試聴
  アマニェッセンド
06. Adriana  >>試聴
  アドリアーナ
07. Um Abraco No Menescal E No Boscoli  >>試聴
ウン・アブラッソ・ノ・メネスカル・イ・ノ・ボスコリ
08. A Banca Do Distinto  >>試聴
  ア・バンカ・ド・ヂスチント
09. Mar Amar  >>試聴
  マール・アマール
10. A Morte De Um Deus De Sal  >>試聴
  ア・モルチ・ヂ・ウン・デウス・ヂ・サワ
11. Vai De Vez  >>試聴
  ヴァイ・ヂ・ヴェス
12. Tem Do  >>試聴
  テン・ドー
13. Ninguem  >>試聴
ニンゲン

ワンダ・サーの名前を聞くと、夏の海辺を思い出す。潮風になびく髪と波の音。そのままの光景がジャケットに写し出されていたのが、ワンダ・サーのデビュー・アルバム『ヴァガメンチ』だった。1964年にリリースされたこのアルバムは、ロベルト・メネスカルのプロデュースによる、ワンダの清楚な魅力が詰った1枚で、これがきっかけで彼女はセルジオ・メンデスのバンド“ブラジル'65”に参加することになる。当時、アストラッド・ジルベルトと人気を二分した女性シンガーであり、“ボサノヴァの妖精”ともいわれたワンダが、再びロベルト・メネスカルとのコンビで、この歴史的な作品『スウィンゲイラ』を発表してくれた。

『ヴァガメンチ』『ソフトリー!』

ワンダ・サーはリオデジャネイロのイパネマの生まれ。文字通り“イパネマの娘”なわけだが、60年前後のボサノヴァ隆盛期にギターを始め、64年にデビュー。その頃、セルジオ・メンデスがブラジルの文化使節(ボサノヴァ大使)としてアメリカを回った時のメンバーに加わり、ツアー終了後に結成したセルジオ・メンデス&ブラジル'65のボーカリストとなる。この時の録音は、『Wanda De Sah Featuring The Sergio Mendes Trio / Brasil'65』(再発盤は『So Nice』のタイトル)として米キャピトルに残されている。更に、ワンダは渡米中にソロ・アルバム『Softly!』(65年)をリリース。ちょっと擦れ気味のキュートなウィスパー・ボイスが最高に気持ちいい。セルジオ・メンデス&ブラジル'65名義のアルバム『In Person At El Matador!』(66年)にも参加するが、このアルバムにも曲を提供していたエドゥ・ロボと結婚し、しばらく歌手生活から遠ざかってしまう。

一方のロベルト・メネスカルは、ボサノヴァ創世記である1956年、ジョアン・ジルベルトアントニオ・カルロス・ジョビンなどとと同時期に活動を始めたブラジル音楽界の大御所。“ボサノヴァの夜明け”の時代に作詞家のホナルド・ボスコリと組んで、ボサノヴァ・ヒット曲「小舟」、「二人と海」、「リオ」などを発表した。ナラ・レオンを世に出したことでも有名である。長年、ブラジル・ポリグラムのディレクターとして数々の名作に関わっているが、最近ではイタリアのSCHEMAレーベルから登場した、ヨーロピアン・ジャズとボサノヴァの新星として大注目のロザリア・デ・ソーザをプロデュースしている。

さて、ワンダは82年にエドゥ・ロボと離婚し、育児からも解放された1989年に音楽活動を再開。ジョイスマルコス・ヴァーリとの共演を経て、ロベルト・メネスカルとの共演アルバム『私と音楽』を発表。2000年の『ワンダ・サー・ウィズ・ボッサ・トレス』やセリア・ヴァスとの女性デュオ『ブラジレイラス』、2005年にはソロ作『Bossa do Leblon』、そしてこの『スウィンゲイラ』をリリースと波に乗っているワンダ。

若い頃に比べれば、さすがにウィスパー・ボイスというわけにはいかないが、ちょっと低めのクール&ソフトな歌い方は変わらず、さらに円熟した歌声で聴く人の心を和ませる。1曲目の「エヒーニョ・ア・トア」から「バイ・バイ・ブラジル」「コパカバーナ・ヂ・センプリ」と続く流れは最高で、ホントにコパカバーナでリラックスしている気分。ワンダのデビュー作に収録されていた「アドリアーナ」や、2作目で取り上げていた「テン・ドー」の新録も嬉しい。「テレフォー二」ではメネスカルとのデュエットが聴ける。「マール・アマール」でのクールな質感も今のワンダだから出せるものだろう。40年あまりの時間がもたらした奇跡のボイス!ワンダの声はやっぱり夏の海辺へと誘ってくれる。
(Text/遠藤哲夫)
ボサノヴァ女性ボーカルおすすめ
Rosalia De Souza
ロザリア・デ・ソーザ
『Brasil Precisa Balancar』
2005/12/21 release
ダウンロード価格
トラック  各\150(税込)
おすすめトラック
オンヂ・アンダ・オ・メウ・アモール   >>試聴
ヴォス・ダ・ラッパ   >>試聴
キ・バンデイラ(feat. Marcos Valle)   >>試聴
アオ・アミーゴ・トム   >>試聴
ジョーゴ・ヂ・ホーダ   >>試聴
ネン・キ・セージャ・アナード(feat.Toco)   >>試聴
ヴィヴォ・ソニャンド   >>試聴
アドリアーナ(ファイヴ・コーナーズ・クインテット Remix)   >>試聴
現在、注目を浴びるイアリアのスケーマ(SCHEMA)レーベルより登場した歌姫、ロザリア・デ・ソーザ。リオ・デ・ジャネイロ生まれで、1989年にイタリアに渡りSCHEMAのプロデューサー、ニコラ・コンテに認められた。2003年のデビュー作『Garota Moderna』に続く本作が日本でも大きな話題となっている。ロベルト・メネスカルのプロデュースで、ジョビンの「Vivo Sonhando」(ワンダのデビュー作にも収録)や、1stシングルとなったマルコス・ヴァーリの「Que Bandeira」をはじめ、エドゥ・ロボの「Jogo De Roda」まで、ボサノヴァの伝統を踏まえた、新感覚のヨーロピアン・ボッサ・ジャズに魅了されること間違いなし。北欧ジャズの人気グループ、ファイヴ・コーナーズ・クインテットがリミックスした「Adriana」も聴き物。
Ana Caram
アナ・カラン
『Sunflower Time』1996
アントニオ・カルロス・ジョビンが惚れ込んだ才能、アナ・カラン。そのセクシーなボーカルに、最新のクラブビートを織り交ぜたクールなブラジリアン・ミュージック。モダンなアレンジで聴かせる「マシュ・ケ・ナダ」、アストラッド・ジルベルトでお馴染みの「おいしい水(Agua De Beber)」、スティーヴィー・ワンダーの名曲をボサ・ノヴァ・アレンジした「オーヴァージョイド」などを収録したヴァーヴ移籍第1弾。
おすすめトラック
Mas Que Nada   >>試聴
Agua De Beber   >>試聴
Overjoyed / Ancora   >>試聴
小野リサ
『Bossa Carioca』1998
アントニオ・カルロス・ジョビンの曲を中心に、プロデュースもジョビン・ファミリーが手掛けた小野リサのボサ・ノヴァ・アルバム最高作。「ソ・ダンソ・サンバ」は、ワンダ・サーが2作目『ソフトリー』で取り上げていた曲。マルコス・ヴァーリ作の「サマー・サンバ」(アストラッドの名唱もあり)など、夏を涼しげに演出するには最高。「コルコヴァード」や「サウダージ」のしっとり感もどこか涼しげ。
ソ・ダンソ・サンバ   >>試聴
サマー・サンバ   >>試聴
コルコヴァード  >>試聴
Astrud Gilberto
アストラッド・ジルベルト
『Look To The Rainbow』1965
ボサノヴァといえば、まず「イパネマの娘」を思い出す人は多い。アストラッドのバージョンは、やはり最高であるが、他にも彼女のウィスパー系の耳にこそばゆいボーカルを堪能できる曲として、『シェルブールの雨傘』で有名な「I Will Wait For You」は外せない。本作はギル・エヴァンスがオーケストラ・アレンジ、クイード・テイラーがプロデュースを手掛けた、洗練されたボッサ・ジャズに浸れる1枚。
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Berimbau   >>試聴
Frevo   >>試聴
I Will Wait For You   >>試聴
Ana France
アナ・フランセ
『A Girl From Ipanema』1996
ブラジル出身で、ラウンジ・テイストが濃いボサノヴァに仕上がっている。これは、リリース元のハイビライト・レーベルの特徴でもあり、他にポール・スミスやジョニー・ソマーズのアルバムもあり。本作での「イパネマの娘」や「コルコバード」で聴けるアナのボーカルは、アンニュイな感じというより割とメリハリの効いたもので、まったりしながら弾みがある不思議な世界。
A Girl From Ipanema   >>試聴
Corcovado   >>試聴
Bewitched   >>試聴
Maria Rita
マリア・ヒタ
『Maria Rita』2005
ブラジル音楽ファンなら注目せざるをえない、“エリス・レジーナの愛娘”であるマリア・ヒタ。2004年のデビュー・アルバムが、全世界でセンセーションな話題となった。ピアノ・トリオのシンプルなバックに緩急自在なボーカル。この2作目はMPBの最前線を担うレニーニのプロデュースで、ますますアコースティックな深みを帯びている。シングル「Caminho Das Aguas」をはじめ身震いするような曲が並ぶ。
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Minha Alma ( A Paz Que Eu Nao Quero )   >>試聴
Casa Pre- Fabricada   >>試聴
Elis Regina
エリス・レジーナ
『Vento De Maio (May Wind) 』1998
ブラジル史上最高の女性歌手と呼ばれる、エリス・レジーナ。1982年に36歳の若さで亡くなるまで、強烈な個性でブラジル音楽の黄金期を台風のように駆け抜けた。ジルベルト・ジルやミルトン・ナシメント、カエターノ・ヴェローゾなどの曲をいち早く取り上げ、ボサノヴァと次世代のMPBを結ぶ存在となった。本作はアメリカではブルーノートからリリースされた編集盤。まさに円熟の味わい。
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Se Eu Quiser Falar Com Deus   >>試聴
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Joyce
ジョイス
『Meus Momentos』1995
エリス・レジーナが歌って大ヒットとなった「或る女」を作ったのがジョイスで、“ポスト・ボサノヴァ世代のミューズ”として活躍。'94年に音楽生活25周年を迎え、記念作品『友と再び』には、ガル・コスタ、ジルベルト・ジル、ワンダ・サーらが参加。毎年のように来日(ブルーノート東京)しており、日本での人気の高さが伺える。本作はベスト盤で、代表曲「Feminina」の他、ジョビンの「Waves」なども収録。
おすすめトラック
Waves   >>試聴
Triste   >>試聴
Feminina   >>試聴
Gal Costa
ガル・コスタ
『Minha Historia』1994
ブラジルのバイーア生まれ。60年代半ばからカエターノ・ヴェローゾやマリア・ベターニア達と共にトロピカリズモ運動を担う。67年にカエターノとデュエットによるデビュー・アルバム『Domingo』をリリース。70年代の後半には『Gal Tropical』の大ヒットもあり、ブラジルを代表するスターとしての地位を確立した。歌の上手さでは、美空ひばり級とでも言おうか…。本作はそのシルキー・ボイスが満喫できるベスト盤。
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Coracao Vagabundo   >>試聴
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