AppleのCMでガッッツーンな印象を与えたロック・チューン「
Vertigo」から始まる最新アルバム。サウンドは前作を更に進化させた印象だが、U2の凄いところはベテランにありがちな保守的なイメージを全く感じさせないこと(このバンドでよく言われている常套句だが…)。本作では'90年代で試みた音の進化とは全く別ベクトルの新しさと重厚感を感じさせていて、聴き込むごとに良さがわかる飽きのこない作品だ。亡き父の事を唄う秀逸なバラード「Sometimes You Can't Make It On Your Own」。アダムのベースラインが若い頃を彷彿とさせる「City Of Blinding Lights」。更にアッパーな「All Because Of You」は、文句無くシマっている。’06年2月に発表されるグラミー賞では、アルバム・オブ・イヤーをはじめとした5部門にノミネートされており、さらに本作を引っさげてのVertigo Tourでの来日ももうすぐ。心して待つのだ!