彼の魅力については書ききれないほどたくさんあるので、ここでは割愛させていただく。あとは自分の耳で確認していただきたいのだが、最後に紹介したいのが、ザ・フーの最新オリジナル・アルバム。なんと24年ぶりのスタジオ・アルバムのリリースである。一足先に聴かせてもらったのだが、これが非常に素晴らしい仕上がりになっている。過去の栄光にすがって再結成するバンドや、全盛期と同じことを繰り返す老いぼれたアーティストと比べては失礼。これぞザ・フーという攻撃的な曲、マンドリンで演奏されるトラディショナルな曲など、多種多様な音が詰まっていて、まさにロックのパラレル・ワールド。そしてピートがホーム・ページ上で執筆していた「The Boy Who Heard Music」という物語を基にしたミニ・ロック・オペラが展開されている。一度聴いただけではなかなか理解し難い内容であるが、最初から最後まで何度も噛み締めるように聴けば徐々に魅力が出てくるので、是非この最新アルバムを購入していただき、何度も聴いて楽しんでもらいたい。
The Who史上、名作の呼び声が高い1971年発表のアルバム。Mr. BIGがライブでの定番曲にしていた「Baba O'Riley」のスリリングな展開で幕を開ける本作は、ハード・ロック・ナンバーやLimp Bizkitがカバーしたことで有名な「Behind Blue Eyes」など飽きない完ぺきな構成になっている名盤。