ザ・ストロークスとともにガレージ・ロック・リバイバルを引き起こしたザ・ホワイト・ストライプス。ジャックとメグの“姉弟”(元夫婦という説もあるが・・・)による、ギターとドラムスの2人組みである。ジャック・ホワイトは1978年生まれで、10人兄弟の末っ子として育ったらしい。ザ・ホワイト・ストライプス結成以前は、デトロイトのカウパンク・バンド、Goober&The Peas(後のブランシュ)のダン・ミラーと、Two Star Tabernacleというカントリー・ガレージ・ユニットを組んでいたこともある。ジャック・ホワイトが受けた音楽の影響は、MC5やストゥージズなどの地元デトロイトのロックは勿論だが、デルタ・ブルースのサン・ハウスやブラインド・ウィリー・マクテル、キャプテン・ビーフハートやキンクス、ジャズのコール・ポーターまで多岐にわたる。特にサン・ハウスには、自分の音楽観がすべて変えられるくらいの衝撃を受けたと語っている。
ジャック・ホワイトは、1997年に“姉”メグ・ホワイトとザ・ホワイト・ストライプスを結成、バンド名は赤と白のペパーミント・キャンディからインスピレーションを得て名づけられた。1999年に『ザ・ホワイト・ストライプス』でアルバム・デビューし、2001年リリースの3rdアルバム『ホワイト・ブラッド・セルズ』が全世界で大ブレイクを果たし、世界で一番有名なイギリスのロックDJであるジョン・ピールが「セックス・ピストルズ、ジミ・ヘンドリックス以来最高のバンド」と大絶賛したことは有名だ。日本でも2002年、2004年、2006年(ラカンターズとして出演)のFuji Rock Festivalで来日、2003年と2006年には単独来日公演を成功させている。
2005年夏、ジャック・ホワイトとブレンダン・ベンソンが「Steady As She Goes」を共作したことをきっかけに結成されたのがザ・ラカンターズ。ホワイト・ストライプスとは違ったどこかレトロ感覚のあるサイケっぽさの中に、ブレンダンの「ポップ」とジャックの「ヘヴィ」が絶妙なバランスを保っている。2人のハーモニーも魅力だ。