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洋楽TOP > アーティストインデックス > アーティスト特集 > リトル・ウィリーズ
The Little Willies  リトル・ウィリーズ ノラ・ジョーンズが結成した超話題のニュー・バンド登場!  スモーキー・ボイスはそのままに“古き良きアメリカ”を再現!!  「ロール・オン」が大ヒット中!
Album  『The Little Willies』
01.Roly-Poly >> 試聴
ローリー・ポーリー
02.I'll Never Get Out Of This World Alive >> 試聴
生きてこの世は出られない
03.Love Me >> 試聴
ラヴ・ミー
04.It's Not You, It's Me >> 試聴
イッツ・ノット・ユー、イッツ・ミー
05.Best Of All Possible Worlds >> 試聴
ベスト・オブ・オール・ポッシブル・ワールド 06.No Place To Fall >> 試聴
ノー・プレイス・トゥ・フォール>
07.Roll On >> 試聴
ロール・オン
08.I Gotta Get Drunk >> 試聴
アイ・ガッタ・ゲット・ドランク
09.Streets Of Baltimore >> 試聴
ストリーツ・オブ・ボルティモア
10.Easy As The Rain >> 試聴
イージー・アズ・ザ・レイン
11.Tennessee Stud >> 試聴
テネシー・スタッド
12.Nightlife >> 試聴
ナイトライフ
13.Lou Reed >> 試聴
ルー・リード
◇スティヴィー・ワンダー  オマーの最新アルバムに「Feeling You」(配信不可)に参加したスティーヴィー・ワンダーの66年発売のアルバム「Up-Tight」から最新アルバム「A Time To Love」まで徹底解説!  http://www.ongen.net/international/artist/feature/stevie_wonder/index.php   ◇OMAR オフィシャルサイト http://www.bls-act.co.jp/artist/omar.php  ◇アーティスト詳細ページ http://www.ongen.net/search_detail_artist/artist_id/at0000009492/
2002年度のグラミー賞“最優秀アルバム”他4部門を獲得した『オー・ブラザー!』や『コールド・マウンテン』で、古きアメリカ南部音楽が注目されたのは、音楽監督を務めたT・ボーン・バーネットの功績でもある。『オー・ブラザー!』のサウンドトラック盤には、カントリーからブルーグラス、ブルース、ゴスペルなどアメリカンのルーツ・ミュージックがたっぷりと詰っていたが、このリトル・ウィリーズのアルバムも、都会的な洒脱感も残しつつ、古き良きアメリカ音楽への愛着や郷愁をさりげなく歌いこんでいる。

リトル・ウィリーズの始まりは、2003年にニューヨークのライブ・ハウス“リビング・ルーム”で一夜限りのライブを行ったことがきっかけだ。ニューヨークをベースに活動していたノラ・ジョーンズと、そのバンド仲間であるリー・アレキサンダー、ダン・ライザーに加えて、ノラのツアーでオープニング・アクトを務めたリチャード・ジュリアン、そしてカリフォルニア出身の凄腕ギタリスト、ジム・カンピロンゴの5人が一つのバンドになった。最初はウィリー・ネルソンのカバー・バンドのつもりでスタートしたので、“リトル・ウィリーズ”を名乗ったが、ハンク・ウィリアムズをはじめとするカントリー・ミュージックの巨匠たちのレパートリーや、オリジナル曲も加えてのレコーディングへと発展する。

このリトル・ウィリーズは、決してノラ・ジョーンズがメインのバンドではなく、あくまでメンバーの一員というスタンスを守っている。リード・ボーカルを、既にソロで活躍していたシンガー・ソングライターのリチャードと分け合っており、更に二人のハーモニーは、カントリー・ロックの未来を提示したグラム・パーソンズエミルー・ハリスの歌声を彷彿させる。志半ばで73年にこの世を去ってしまったグラム・パーソンズであるが、ジャズ・フィールを持った世界的な人気の女性シンガーが、ルーツ音楽のカントリーに接近して、自分のレパートリーだった曲を歌うとは思ってもみなかったろう。ここには、時代を超越して後世に歌い継がれるべき歌が、同好の士によって最良の形で収められている。ある意味、ナンシー・グリフィスのグラミー受賞アルバム『遠い声(Other Voices , Other Rooms)』と似たようなテイストを感じられるのも嬉しい。

収録曲をじっくり聴いていくと、ノラが幼い頃に移り住み、その後を過ごしたテキサスのシンガー、ミュージシャン達へのトリビュート的な意味合いも濃いのに気付く。グループ名の由来であるウィリー・ネルソンの「アイ・ガッタ・ゲット・ドランク」と「ナイト・ライフ」をはじめ、テキサスを代表する二人のシンガー・ソングライター、クリス・クリストファーソンとタウンズ・ヴァン・ザンド(「ノー・プレイス・トゥ・フォール」は最高!)。さらには、テキサスが生んだウェスタン・スウィングの王者、ボブ・ウィルスの「ローリー・ポーリー」に、ウィリー・ネルソンと共に、アウトロー・カントリーの一翼を担ったトムポール・グレイザー作の「ストリーツ・オブ・ボルティモア」(グラム・パーソンズもカバーしていた)と、有機的に結びついたバンド・アンサンブルとリラックスした歌声で、オリジナルを知らなくても充分に楽しめる内容となっている。

それ以上に注目したいのが、今回書き下ろしたオリジナル曲。ノラの公私にわたるパートナーでもるリー・アレキサンダー作の「ロール・オン」で、ノラ節が炸裂。やっぱり、この声には逆らえない。リチャード作の「イッツ・ノット・ユー、イッツ・ミー」も心に染みわたる名曲。ノラ・ジョーンズ・ファンは勿論、全てのルーツ・ミュージック・ファンに捧ぐ。
(Text/遠藤哲夫)
Discography
Nora Hones『Come Away With Me』 2002 /search_detail_album/album_id/al0000015332/
どうしても「Don't Know Why」や「Come Away With Me」などの“スモーキー・ボイス”によるジャジーなイメージが先行してしまうが、1作目からハンク・ウィリアムスの曲「Cold Cold Heart」をカバーして、リトル・ウィリーズの伏線はしっかり張っていた。というか、カントリーや南部R&Bっぽさを隠し味にしている曲は「Lonestar」「Shoot The Moon」「One Flight Down」など、結構入ってたりする。文句なしの名盤。 デビュー・アルバムのジャジャーな雰囲気は残しながらも、ノラにとってのルーツ・ミュージックといえるカントリーなどの南部音楽のテイストを取り込み、よりしなやかなサウンドを聴かせる2作目。ドリー・パートンをゲスト・ボーカルに迎えた「Creepin' In」は、リトル・ウィリーズの前哨戦みたいな感じだ。日本では「 What Am I To You?」がTVドラマ『離婚弁護士』の挿入歌に使われていた。
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Richard Julian   『Slow New York』2006 Jesse Harris   『While The Music Lasts』 2004
ノラの2作目にすでに共作ナンバーを提供しており、ライブDVD『Live In 2004』にもゲスト参加していたリチャード・ジュリアン。リトル・ウィリーズではノラとボーカル・パートを分け合っての大活躍だが、ソロとしては97年にデビュー、本作が4枚目となる。ノラとリー・アレキサンダーが4曲をプロデュースしており、ハートフルな歌声が心に響く「Slow New York」「On Your Own」など必聴! レベッカ・マーティンという、これまたノラ・ジョーンズ級の女性ボーカリストとワンス・ブルーというバンドを結成していたジェシー・ハリス。ノラの「Don't Know Why」の作者として有名になりすぎたが、本来のペースに戻ったような形でソロ活動を続けている。独特のナイーブさを秘めた「Wish I Was A Bird」や「Don't Need That」といった曲がいい。更にギターのTony Scheer(元ラウンジ・リザース)もいい感じ!
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Wish I Was A Bird >> 試聴
Don't Need That >> 試聴
While The Music Lasts >> 試聴
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アルバム『リトル・ウィリーズ』のルーツを探る
Willie Nelson & Friends  『Live And Kickin’』2003 Willie Nelson & Friends  『Stars & Guitars』2002
アメリカン・ミュージック界の大御所、ウィリー・ネルソンはナッシュビル・カントリーに反旗を翻した、アウトロー・カントリーの代表的存在でもあった。その生き方と楽曲は厚い信頼を生み、このライブ・アルバムのようにジャンルを越えて豪華ミュージシャンが賛同して集まってくる。「Wurlitzer Prize」はノラと、「Crazy」はコステロ夫妻が、「A Song For You」はレオン・ラッセルとレイ・チャールズが一緒に歌う。 2002年のアルバム『The Great Divide』で曲を提供したロブ・トーマス(マッチボックス20)をはじめ、若手からベテランまで、豪華ゲストを迎えてのライブ盤。ノラ・ジョーンズとは「Lonestar」(ノラの1stアルバムに入っていた曲)をデュエット。リトル・ウィリーズでカバーした「Night Life」はレイ・プライスとの巨匠コンビで。代表曲「Always On My Mind」は、何とボン・ジョヴィと歌っている。凄い!
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Wurlitzer Prize (I Don't Want To Get Over You) >> 試聴
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Hank Williams   『40 Greatest Hits』 1978 Gram Parsons  『Sleepless Nights』1976
ノラが1stアルバムで「Cold, Cold Heart」を、リトル・ウィリーズでは「I'll Never Get Out〜」をカバーしている。カントリー・ミュージックの伝説のスターであり、天才的なシンガー&ソングライターでもあったハンク・ウィリアムス。29歳で亡くなるまで、6年間のレコーディング期間に残した名曲は数知れず。「Lovesick Blues」や「Hey,Good Lookin」「Your Cheatin' Heart」など全部収録のベスト盤。 カントリー・ロックの創始者であり、“コズミック・アメリカン・ミュージック”を探し求めたグラム・パーソンズを、ノラがリスペクトしていたことは、「Sleepless Nights」や「She」(ライブDVDに収録)をカバーしていたことからも窺い知れるが、リトル・ウィリーズ自体がグラム&エミルー・ハリスの現代版とも言える。ここに挙げた『グリーヴァス・エンジェル』のアウトテイク3曲にはエミルーが参加。
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Bill Monroe   『An Introduction to Bill Monroe&the Bluegrass Boys』2003 Asleep At The Wheel   『20 Greatest Hits』2003
ブルーグラスの父であるビル・モンローは、その革新的な音楽スタイルで、カントリーのみならず、ロックやジャズにも大きな影響を与えてきた。プレスリーが「ブルームーン・オブ・ケンタッキー」をカバーしたのは有名だ。フラット&スクラッグスに代表されるブルーグラス・ブレイク・ダウンからゴスペルまで幅広い音楽性を持つが、今をときめくアリソン・クラウスも元をたどればビル・モンローに行き着く。 リトル・ウィリーズが、アルバムの1曲目でカバーしていたのが、ウェスタン・スウィングの帝王と呼ばれたボブ・ウィルス&テキサス・プレイボーイズ。その直系といえるのが、このアスリープ・アット・ザ・ホイールだ。ボブへのトリビュート盤もあるが、このベスト盤で彼らの代表的なレパートリーをまず聴いて欲しい。古いジャンプやケイジャンなども取り入れた底抜けに楽しいナンバーがずらり。
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カントリー・ロックおすすめ
The Flying Burrito Brothers   『The Guilded Palace Of Sin & Burrito Deluxe』1969 Dillard & Clark   『The Fantastic Expedition Of Dillard & Clark〜』1968
元バーズだった二人、グラム・パーソンズとクリス・ヒルマンを中心に結成された、歴史的カントリー・ロック・バンドがフライング・ブリトー・ブラザース。近年の再評価には著しいものがあるが、エルヴィス・コステロなどは、かなり昔からグラムに注目していた。カントリー・ロックで1枚選べと言われたら、迷わず推薦するデビュー作『The Guilded Palace Of Sin』と2作目『Burrito Deluxe』のカップリング盤! フォーク・ロックにカントリーやブルー・グラスの手法を取り込んだ最初のグループでもあり、元バーズのジーン・クラークと元ディラーズのダグ・ディラードで結成された。1作目の『The Fantastic Expedition〜』は、ジーンのメランコリックな歌声がカントリー・フィールと絶妙に絡み合う「Why Not Your Baby」や「Something's Wrong」が琴線に触れる。 カップリングの2作目ではブルーグラス炸裂!
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Poco   『Crazy Loving: The Best Of Poco 1975-1982』1989 The Nitty Gritty Dirt Band   『Uncle Charlie And His Dog Teddy』1970
日本でも根強い人気を誇るポコ。元バッファロー・スプリングフィールドの…と言うより、イーグルスのランディ・マイズナー、ティモシー・シュミットを輩出したグループと言った方がわかりやすい?ハイトーンのハーモニーを生かしたリズミックなカントリーから、メンバーを一新しての大ヒット「Crazy Love」や「Heart Of The Night」でのメロウさが今でも新鮮だ。現在も、オリジナルにかなり近いメンバーで活躍中! 1965年に結成されて、現在も活躍中のニッティ・グリッティ・ダート・バンド。初期のジャグ・バンド風なサウンドから、カントリー・ロックの大名盤『アンクル・チャーリーと愛犬テディ』(本作)を経て、集大成の『永遠の絆』やポップス・チャートでもブレイクした『アメリカン・ドーリーム』など、その歴史はそのままカントリー・ロックの歴史でもある。「プー横丁の家」や「ミスター・ボージャングルス」は永遠の名曲。
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Erykah Badu「Mama’s Gun」 Emmylou Harris   『Luxury Liner』 1977
70年代後半のはちきれんばかりのセクシーなお姿は、まさしく“ミス・アメリカ”!音楽性もノリノリのモータウン・カバーから、涙のカーラ・ボノフ・ナンバーまで、ウェスト・コースト・ロックの王道を飾った。本作は、デビュー前のイーグルスをバックにしたカントリー・ロック寄りの名作。ジャクソン・ブラウンのカバー「Rock Me On The Water」が素晴らしい。パッツィ・クラインの「I Fall To Pieces」も情感たっぷり。 ノラ・ジョーンズとは声質はかなり違うが、カントリー・ミュージックから逸脱しようとする遠心力でもって、目指す方向は結構近いのかもしれない。『レッド・ダート・ガール』を聴いてそう思う。本作は、かなり初期のアルバムになるが、カントリー娘として一番輝いていた頃。グラム・パーソンズの「She」や、タウンズ・ヴァン・ザントの「Pancho & Lefty」などは、見事にリトル・ウィリーズのセンスと重なる!
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ディスコグラフィ アルバム『リトル・ウィリーズ』のルーツを探る カントリー・ロックおすすめ ノラ・ジョーンズ特集ページ  http://www.ongen.net/international/artist/feature/norah_jones/index.php アーティスト詳細ページ  http://www.ongen.net/search_detail_artist/artist_id/at0000011227/ EMIミュージック・ジャパン リトル・ウィリーズ・スペシャルサイト  http://www.toshiba-emi.co.jp/st/artists/littlewillies/index_j.htm EMIミュージック・ジャパン ノラ・ジョーンズ・オフィシャルサイト  http://www.toshiba-emi.co.jp/norahjones/