Track List

2007/04/18 Release ダウンロード価格 アルバム ¥1,500(税込) トラック 各¥150(税込)
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Track List

2007/04/18 Release ダウンロード価格 アルバム ¥2,500(税込) トラック 各¥150(税込)
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ドアーズ・デビュー40周年記念
レイ・マンザレク・スペシャル・インタビュー





フランシス・フォード・コッポラ監督による『地獄の黙示録』(79年公開)のテーマ・ソングでもあったドアーズの「ジ・エンド」。ベトナム戦争を題材にしながら、人間の闘争本能や闇の部分を悪夢のように描いた作品であるが、その映画のオープニングとクライマックス・シーンで象徴的に使われていたのが、「ジ・エンド」だった。
「ジ・エンド」は、ドラッグによる幻視(トリップ体験)を歌った曲といわれている。エディプス神話をモチーフに、蝸牛や蛇や青いバスが出てくる、抽象的で難解な歌詞も、幻覚の中の世界だと思うと妙にスッキリする。そもそも、ドアーズというグループ名が、オルダス・ハクスレーの『知覚の扉(The Doors Of Perception)』という、60年代のサイケデリック・カルチャーに大きな影響を与えた本から採られたものである。元々は、ウィリアム・ブレイクの詩の一節‘知覚の扉が清められれば、あらゆるものが無限に見えるようになる’からの引用であるが、ここにジム・モリソンの文学的なルーツであったり、シャーマン性を読み取ることができる。
ドアーズのデビュー・アルバム『ハートに火をつけて(The Doors)』が発表されたのは、67年1月。フロリダ生まれのジム・モリソンが、64年にUCLAの映画科に入学し(コッポラも同じ頃に、ここで学んでいたのは有名)、キャンパス内でレイ・マンザレク(key)と知り合い、一緒にグループを組むことになる。ジョン・デンズモア(ds)、ロビー・クリーガー(g)とメンバーが揃い、ベーシスト不在ながら、ウィスキー・ア・ゴー・ゴー等のクラブで演奏を始め、そのユニークな音楽性が注目されて、66年にエレクトラと契約を結ぶ。即興演奏的なパートも生かし、短い制作期間で完成したのがデビュー・アルバムだった。このデビュー・アルバムからの2枚目のシングルである「ハートに火をつけて(Light My Fire)」が、全米ヒット・チャート1位の大ヒットとなったことで、ドアーズは一躍有名グループとなり、ジム・モリソンは、その破天荒なステージも手伝い、セックス・シンボルとしてカリスマ化されていく。
アルバムとしての完成度はファーストを凌ぐとさえ言われている『まぼろしの世界』、彼等にとって2枚目のNo.1ヒット「ハロー・アイ・ラヴ・ユー」を含む『太陽を待ちながら』、「タッチ・ミー」の大ヒットなど、ポップ路線の印象を強めた『ソフト・パレード』、ブルージーに、再び原点に帰ったかのような『モリソン・ホテル』、そして、最後のオリジナル・アルバムとなった『L.A. ウーマン』。このアルバム発表後の1971年7月3日、パリのセーヌ河近くのアパートでジム・モリソンは心臓麻痺(ヘロインの多量摂取という説も)で亡くなる。
デビューから、モリソンが亡くなるまでのわずか4年間をドアーズは鮮烈に駆け抜けた。文学的なイメージをともない、絶望的なまでの人間の深淵を垣間見せていたドアーズの世界。ロック・シャーマンとしてのパフォーマンスとポップ・スターの狭間の中でドラッグや酒に耽溺していくしかなかったジム・モリソン。69年3月、マイアミでのコンサートで、ステージ上で自慰行為を見せたとして猥褻罪で逮捕されたモリソン。今となっては、すべてが伝説であるが、その危うい幻想の中で、歴史的なアルバムを残してきたドアーズ。モリソンの死後、残ったメンバーは2枚のアルバムをリリ−スするが、72年の『フル・サークル』を最後に解散する。
さて今年2007年は、ドアーズ・デビュー40周年にあたる、記念すべき年でもある。オリジナル・メンバーの3人と当時のプロデューサーであるブルース・ボトニックが、オリジナルのマスターテープ(さらにはその元となったリダクション前のテイク)の、ひとつひとつの音を注意深く拾い、当時ミックス・ダウンしたトラックをすべて分離させることに成功。今回新たにリリースとなる『ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ザ・ドアーズ』は、ミックス・ダウン時に消されてしまったジム・モリソンのバック・コーラスや、ロビー・クリーガーのギター・ソロ、レイ・マンザレクのオルガンなどの音を加えた40周年MIXとなる“リミックス&デジタル・リマスター・ベスト・アルバム”である。PC配信では、CDリリースの7月に先駆け、大幅先行となる4月25日に配信開始! 待ちきれないファンや、ドアーズ初体験のあなたにも必携のアルバムとなっている。そして、ジム・モリソン在籍時に残された6枚のオリジナル・アルバム(40th Anniversary Mixes)も、ボーナス・トラックを加え一挙に配信開始! ここに、新たなドアーズ伝説が始まる。
(Text/遠藤哲夫)